新潟県長岡市でジュニアジャズビッグバンドをリスタートするために

 

長岡ジャズキッズのページをご覧いただきありがとうございます。代表の今成と申します。

 

休止から8年ぶりの活動リスタートにあたり、皆様方のご支援を心からお願いいたします。

 

 

長岡ジャズキッズのストーリー…楽器は米百俵の？…

 

当会は新潟県長岡市において、2003年、小・中学校の枠を超え、ジャズビッグバンドを楽しむ社会教育バンド「新潟ジャズアンサンブルキッズ」として発足しました。

 

母体は、ジャズビングバンドの良さを管楽器教育に取りれようと研修に集まった新潟県の教員等のサークルです。そのサークルメンバーが、子どもたちを集めて立ち上げた社会教育団体でした。

 

楽器の一部は、当時、市が「米百俵の精神」で行なっていた「長岡の人材教育」が終了し、その備品を引き継ぎました。

 

 

最初は長岡市内の複数の小学校から児童が集いました。そしてボランティア指導者の協力で練習を重ね、その輪を広げながら地域のお祭り、小学校管楽器教育研究会の合同演奏会、社会人バンド野外演奏会のゲスト出演、長岡市のイベントのゲストとして出演していました。

 

最も印象深いイベントは、アメリカのジュリアード音楽院の学生ビッグバンドが長岡に訪れた際の、当会との交流イベントでした。ノリノリでスィングする小学生と一緒になって演奏してくれた音大生の笑顔が忘れられません。（写真は残念がらございません）

 

 

 

活動で大切にしていること  〜音楽でつなぐもの〜

 

音楽練習だけでなく、保護者のご協力で、海辺や山の宿泊施設で合宿を行い、強化練習に合わせてメンバー同士の親睦を図っていました。2014年、主催者の職務の関係で活動を休止するまで、参加児童は延べ約50名です。中には、小・中・高校と進学してもずっと参加したり、手伝いをしたりしてくれるメンバーもいました。その後、大学でトランペットを専攻し、高校の音楽教員となっているメンバーもいます。

 

また、参加する子どもの姿を見て「自分もやってみたい」と参加するお父さんお母さんもいました。お兄ちゃんやお姉ちゃんの姿を見て参加する幼いメンバーもいました。学校や年齢を超えて、音楽を楽しみながらコミュニケーションを図ったり、小さな子の面倒を見たり、また大人がそれを見守ったり、それが自然に行われる活動を大切にしていました。

 

 

学校の音楽系部活動は、時に、コンクールに向けての練習に偏る場合もありますが、私たちの活動はビッグバンドのスタイルで、ポピュラー音楽を中心に楽しむこと。時には、地域のミュージシャンもトレーナーとして、音楽を楽しむための知識や、技術をサポートしてくださいました。それが逆に、ボランティア指導者である教員の学びにもつながりました。

 

 

 

 

今回のリスタートの目的は、学校から地域に移行が進む課外クラブや部活動の、少しでもその受け皿となるためです。音楽課外活動の縮小は、小学校で顕著です。

 

少子化が進み、特に地方では一校あたりの児童数が減少しています。また、教員の働き方改革で、課外活動の時間そのものがどんどん減ったり、無くなっていることもあります。

 

でも、その一方で、音楽(管楽器)を楽しみたい子供達のニーズは減少したわけではありません。

 

音楽を楽しみ、活動を通して身に付けた技能で、子どもたちが自分自身に自信をもつことができます。何よりも音楽を愛する友だち同士の、人としての触れ合いやつながりは一生の宝物になるでしょう。

 

そして、同時に大人のサポートスタッフが関わることで、社会性が育まれます。学校の課外活動の縮小は、子どもたちのこのような成長の機会が失われることにつながります。

 

 

リスタートに当たっての課題

 

一方で、活動の持続には、無償のボランティア指導者や、保護者の運営支援に頼らざるを得ず、どうしても無理が生じました。リスタートに当たって、組織的に子どもたちの活動を支えるための資金の必要性がどうしても生じています。

 

当会が管理している楽器は、すでに20年以上が経過し、老朽化に伴う入れ替えや、メンテナンスには相当な費用が必要です。

 

また、サポートトレーナーの確保も課題です。長岡市では、社会人のビッグバンド は２団体あり、吹奏楽団も複数あります。お子さんを持つプレーヤーからも、サポートメンバーとして協力していただければ幸いですが、費用も必要です。

 

 

リスタートの反響

 

すでに、今春のリスタートを予定し、公立学校施設や音楽施設の練習場確保を始めています。正式のメンバー募集は新年度に入ってからを予定しています。

 

そんな中、かつてボランティア指導者を務めた現役の教員が、子どもたちに情報を発信したところ、すでに「とても楽しみにしています。参加します。」と何名かのオファーがあるようです。練習会場となる公立学校の校長からも「とても素晴らしい次世代の企画。学校としてもありがたい。」という声をいただいております。音楽施設の職員からも再始動を歓迎するメッセージをいただいています。

 

コロナ禍を経て、さらなる少子化や教員の働き方改革が進むこの時代であるからこそ、子どもファーストに、家族や地域の愛好者も参画できる、社会教育としての音楽団体をリスタートしたいのです。

 

 

 

 

 

プロジェクト実現のメリット

 

今回のプロジェクトが実現するメリットは次のことです。

 

●管楽器等を使う課外活動で、音楽を楽しむことができなくなった子ども達に、練習の場や発表の場、交流の場を提供できます。

 

●これまで公的な資金や、個人に頼っていた楽器の貸し出しや、そのメンテナンスにかかる費用の負担を軽減できます。

 

●指導者やサポートトレーナーに対する一定の費用を確保することで、プロミュージシャンによるレッスンや、教員OBの参画が期待されます。

 

 

 

 

 

●リスタートに際して、長岡ジャズキッズの広報フライヤーを作成・配布します。

 

●個人購入が難しい大型の楽器購入や、老朽化した楽器のメンテナンス費用の一部に充てます。

 

●継続的な活動を可能にするための、施設使用料金や専門家による指導、サポートトレーナーへの報償費、交通費の一部に充てます。

 

●長岡花火当日の昼行事「長岡まつりサマーミュージックフェスティバル」等の市内のイベント、小学校合同コンサート等、参加のための諸費用に充てます。

 

これらのプロジェクトの実現には、公的支援資金もなく、当会自己資金（現在約10万円）と、参加者からの会費では賄えないため、クラウドファンディングを利用し、協賛してくださる方のご支援を考えました。

 

 

 

 

 

今回のプロジェクト達成が図られた場合、単独演奏会の開催を目指し、プロジェクトの継続を希望しています。

 

このプロジェクトには、音楽が好きな子どもたちの夢と、それを支援したい大人たちの夢が詰まっています。実現した場合は、プロジェクトの継続により、活動の長期の持続が可能となり、学校の課外音楽活動の地域社会移行の一つのモデルケースになることが期待されます。

 

米百俵の街、フェニックス花火の街の、子どもたちとそれを支える人たちが奏でるジャズビッグバンドの響きを叶えるため、どうそご支援よろしくお願いいたします。