30歳からリスタート・大学院で油絵を学びたい

あっという間に2月です！
明日、2/3の23:00で本プロジェクトは終了となります。

この2月で、私が絵を描き始めて5年が経ちました。
写真は、5年前に初めて描いたデッサンです。

おなじみのミロのヴィーナスのデッサンですが、
とてもじゃないけど上手とはいえません。


でも、
そもそも　良い絵＝上手い絵　なのでしょうか？


私は教育機関で仕事をする中で、
美大を目指す高校生たちの進路に関する心配事や相談を聞いてきました。

相談時に高校生たちが決まって口にするのは、

「絵が上手くないから、美大にはいけないと思う」

「普通科から美大に進学するのは難しいですよね？」

「美大や芸大を目指す人って、やっぱり高校1年生のときから画塾とかに通ってデッサンの勉強しないと受からないですよね？」

ということです。


子供の頃はみんな、クレヨンを片手に
紙から床や壁へも、どんどん線をぐるぐる引いていて、
でも、どこかでそれじゃダメだ、となってしまう。

それに私はとても違和感を覚えます。


デッサンや絵の勉強をしなくてもいいと言いたいわけではありません。

でも、美術の分野に限らず、

・上手い、下手に縛られず、
・それまでに経験がなくても、
・何歳からでも、

挑戦ができる多様な生き方が、
世の中にもっと普遍的であればいいなと思っています。


私は、
「絵が上手い」ということと、「絵として良い」ことは全く違うと考えています。

これはムサビ通信で何度も何度も教わったことです。

私はその教え通りに、
上手・下手の土俵にあがらなかったからこそ、
社会人として働きながら、
今まで5年間、絵を続けてこれました。

これからもずっと描き続けていくんだろうなと思っています。


今年、ムサビ通信から大学院油画に合格したのは2人でした。
大学院油画の定員枠24人に、
通信から2人も合格が出るのは初めてのことだそうです。

私は自分が特別だとは思いません。

でも、与えられたものを自分ができる力いっぱいで取り組むということは意識して続けていて、
それをこれからもずっと続けていきます。


・・・


これを見てくださっている方、
もしよければ力を貸してください。

一人では成し得ないことを
みんなに助けてもらって、挑戦しています。

本当にわがままばかりで申し訳ありません。


本プロジェクトを通して、私は、

「困った時は人を頼ってもいいみたいだよ」

と、ちょっとだけ思えるようになりました。


もし、私と同じ境遇の方がいれば、このことを伝えたいし、
私もその人のことを応援したいです。


今までこんな風に思えたことはなかったので、
とてつもなくすごいことをやっているんだなと感じています。


今日まで応援いただいた方、本当にありがとうございます！

ネクストゴールまで残り10万円です。

お騒がせして申し訳ありませんが、
あと1日と少し…
どうかよろしくお願いします！


七篠