２月１５日、キャリーで監禁された約８０頭の多頭飼育崩壊現場から１０頭の成猫を保護しました。

栃木県某所

平屋の賃貸物件の老夫婦

 

 

約８０頭の多頭飼育崩壊現場

 

 

 

 

猫たちはほぼ１頭ずつ

キャリーにいれられている。

 

 

ずっとキャリーの中。

 

 

 

 

もちろんトイレはない。

水も入れている形跡がない。

 

 

広くない家の中には

段々にキャリーが積まれていて

家の中はほぼキャリーで埋め尽くされている。

 

 

人が生活するスペースは

ほとんど残されていない。

 

 

家の中は蒸せるような糞尿臭。。。

 

 

 

 

それでも飼い主である老夫婦は

猫の引き渡しを拒絶している。

 

 

懇意にしている

おーあみ避難所の大網さんから、

 

 

また現地に行って説得してくる。

もし引き出せたら、

猫たちを何頭かお願いできないかしら？

 

 

そんな連絡がありました。

 

 

１５日の日、

説得に成功した！

と電話がありました。

 

 

なんとかしたい。

でも、場所がない。。。

 

 

それでもなんとか。。。

 

 

シェルターのケージを移動して。。。

場所を確保して。。。

預かりさんは。。。

頭の中がグルグルと周りました。

 

 

なんとか１０頭を受け入れることにしました。

 

 

１０頭の猫を受け取るため、

高速の降り口で待ち合わせ。

 

 

ねこかつの車に積み替えた猫たちです。

 

 

一番大きなキャリーは

おーあみさんのキャリーですが

他のキャリーは

猫たちが今まで暮らしていた

キャリーのままでした。

 

 

キャリーの中で

座ったまま用を足す。

 

 

体に長年の糞尿が染みついています。

 

 

いままで出会った猫たちの中でも

最悪の異臭を放っていました。

 

 

 

 

そうして保護した１０頭の猫たち。

 

 

各々個別にキャリーでいたせいで、

同じ現場からの保護なのに

一緒にするとケンカがはじまります。

 

 

 

 

そして、

その場で用を足す習慣がついているので

トイレができません。。。

 

 

１０頭の猫たちを受け入れた途端、

シェルターがずっとたいへんな異臭に包まれています。

 

 

なかなか手のかかる子たちですが、

この子たちをこんなにしてしまったのは人間。

 

 

これから私たちの手で

ちゃんとした生活ができるように

してあげたいと思います。

 

 

この現場、

あと５０頭の猫たちが

現場に残されています。

 

 

おーあみ避難所さまと協力して

数日後にレスキューに入ります。