野良猫の逃げ場所に、中古空き家の購入を助けて下さいませんか?

ご支援者の皆様

 

いつもお見守りいただき、ありがとうございます。

報告が遅くなりがちで、申し訳ないです。

3月に天に召された玉くんについて、申し述べます。

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玉くんは、2019年に場所②に突然現れました。

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玉くんだけではなく、計5匹の猫がともに現れました。

クロシブとクロニコ。

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おらおら系のシャムくん。

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かわいいサビ。

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全員が、生後半年～くらいの、まだ小柄で幼さの残る年頃に見えました。

当時はゴージャス・グレーモップと息子の黒丸が存命でした。

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母親に似て心優しい黒丸は、クロシブクロニコにたいへん慕われていました。

 

最初は、新入りの黒猫が2匹とは気がつかず、2匹同時に現れたのを見て、やっともう一匹いたのかぁ～Σ(￣□￣|||)と気がついた次第です。

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5匹がどこから来たのかはわかりません。

場所②の先の場所⑤とか、月子の実家とかジブリ邸とかやまだ電器とか西川のりお邸をみつけるのは、まだ先のことです。

(わかる人にしかわからない、なんのことやらですね)

優しかった黒丸は、体調を崩して弱っていき、ふっつりと姿を消しました。

 

玉くんの顔立ちは独特で、一目見て「かわいい(*´ω｀*)💛」ってタイプではなく、猫なのに見た目一般受けしないのですが、人懐こくて優しい性格だったので、場所②のエサやりさんに「玉、玉」とかわいがられました。

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その後、元気いっぱいだったシャムくんが9月に牽かれて亡くなり、かわいいサビも姿を消しました。

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今年まで残った3匹で暮らし、今はクロシブ一匹となりました。

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抜歯手術を受けて退院直後の玉くん。

個性的な顔立ちが際立つ一枚です(*^_^*)

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場所②のエサやりさんは、どの猫に関しても、みずから手術や病気の治療はしませんでした。

ただ私からお願いすれば、病院への送迎はしぶしぶながらしてくれました。

 

今回も、玉くんが弱っていると訴えても

「エサも食べているから元気だ」

と当初は否定し、強引に診察を促して、腎不全末期であることが発覚しました。

玉くんがエサやりさんと過ごした時間は私よりもずっと長く、一番懐いていて安心できるのもエサやりさんのはずです。

ですから、本当なら場所②にてエサやりさんにお世話してもらうことが、玉くんにとっては一番よかったのです。

でも、エサやりさんにその意思がない以上それは無理、だからと言って治療もしないよりかは、次善の策として私がお世話を始めました。

幸いにも、ぎりぎりでちょうどシェルターもできましたので。

 

でも玉くんにとってシェルターは初めて来る知らない場所、病院は痛いことをされる怖い場所。

そんな生活の中で、エサやりさんにまた撫でてもらえれば、どんなに嬉しいでしょうか。

なので、送迎のたびにエサやりさんに、キャリーの中にいる

「玉くんに話しかけてあげて。玉くんはわかってるよ、喜ぶよ」

と、お願いしました。

しかしエサやりさんは、当初は一言も声もかけませんでした。

 

「声をかけたら里心がついて、また帰りたくなるから、

帰るのはあきらめさせた方がいいから」

というのが、その理由でした。

 

そういう意見を聞かないことはないです。

お外猫をおうち猫に迎える時などは、以前の生活環境を完全に切り離す方がよいパターンです。

でも今回の玉くんの状況に関しては、私は違う考えを持っていました。

 

玉くんの余命が短いことははっきりしています、その間ずっと怖いだけの時間を過ごすよりは、短くても「ああ今日は嬉しかった、楽しかった」という時間が一瞬でもあった方がいいに決まってる。

帰りたくなるなら、帰してあげればいい、また明日も帰れると思わせてもいい、だって場所②は徒歩2分、目と鼻の先なんですから。

エサやりさんはいつものようにそこにいて、ただ声をかけてなでてくれればいいじゃないですか、

連れてくるのは私がやるんですから。

なんなら毎日でも連れてくることができるんですから。

そのために、猫たちの生息地のこの場所をシェルターにしたんですから。

 

なにもそれを一年間続けろってわけじゃない、

玉くんの寿命が尽きるまで、短い日にちですよ。

がんばってできないわけがないじゃないですか。

 

エサやりさんが納得してくれたかはわかりませんが、それ以降、場所②の終業後に、私が玉くんを抱きかかえてくると、声をかけて撫でてくれたりするようになりました。

エサやりさんも悲しくないわけではなく、エサやりさんなりの悲しみ方なのかなという気もします。

玉くんが喜んでくれたかどうか、表情で推測するしかありませんが、無駄ではなかったと思っています。

 

玉くんをご心配いただいた皆さんに、あらためて御礼申し上げます。

 

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少し話を広げまして・・・

 

体調の悪い動物にどう対応するのが良いか、については、多様な意見があります。

私もだいぶ迷った時期がありました。

 

何もしない方が良い、そっとしておいた方が良い、

 

という人もたくさんいました。

たしかに、側にいてむやみに泣いたり騒いだり、無意味にゆすったりするしかできないのであれば、いっそ放っておいてくれた方が親切だと思います。

ただ、その子にとって何をするのがよいかをわかっていて、それができるのであれば、出し惜しみせずにどんどんやってあげればよいと思っています。

そっとしておく、って結局、放置するの言い換えですので。

 

自分の中でそうした答えをはっきりと出せるようになったのは、

だいぶ昔に見た、古い古いテレビドラマがきっかけになっています。

うろ覚えなのですが・・・

 

ショーケンこと故萩原健一さんが主演で、当時とんがっていたショーケンが、普通のサラリーマンの役をやるというのが話題になった、そうなドラマです。

ショーケンは仕事一筋で子供のこともまったく顧みない父親でした。

ある日、子供が末期のがんであることが判明します。

医者から余命の説明を受けて、それでも全く生活を変えようとせず、子供との時間も取らないショーケン。

見かねた上司が、なぜ向き合おうとしないのかと尋ねます。

ショーケンも、悲しくないわけではないのですが、

 

「自分が突然生活を変えて、子供の相手をするようになれば、子供は何かおかしいと、自分の病気の真実に気がついてしまう、

だから、今までと変わらない方がいいんだ」

 

と(いう趣旨のことを)答えます。

すると上司が、こう一言。

 

「かわいそうなのは君なのかね?  それとも子供かね?」

 

そしてその後の言葉がまたうろ覚えではっきりしないのですが、

「このまま子供が亡くなってしまえば、その子の短い人生は父親からかわいがってもらった記憶のないままで終わってしまうじゃないか?」

的なことを話して、諭した流れだと思います。

(違ってたらスイマセン（o_ _)ｏ））)

 

その言葉でショーケンは、仕事人間の顔をかなぐり捨ててただの父親となり、一分一秒の奇跡を願いながら、子供と接するようになりました。

最終的には、その子が血尿を出す(＝がんの再発)ところで二人の描写は終わるのですが(たぶん)、テーマ曲だったショパンのピアノソナタと、上司の言葉は覚えています。

 

どこでこのドラマを見たのかなあ・・・

そんでタイトルなんだったっけ・・・

 

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最後はグダグダ話になってしまいました、

話が転がりがちで、すみません<(_ _)>

 

ご拝読ありがとうございました。