この作品に対する一般的な期待を推し量ることは出来ないが、自分としては「どんな映像なのか見てみたい」という素朴な興味が行き場もなく燻っている。

 

そして鑑賞時におそらく出会うのは、自分が想像する世界の小ささと頼りなさであり、同時に現実の豊かさなのだろう。

 

想像し得ないことと出会うということが鑑賞の真の喜びであり、その意味で映画「ナイトクルージング」に対する期待は膨らむばかりである。

 

 

会田大也(ミュージアムエデュケーター)

山口情報芸術センター[YCAM]にて、開館当初より教育普及担当としてオリジナルワークショップの開発や、教育普及プログラムのプロデュースを行う(2003〜2013年)。担当ワークショップは第6回キッズデザイン賞大賞を受賞。担当企画展示「コロガルパビリオン」は第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品受賞。2014年より東京大学大学院ソーシャルICTグローバル・クリエイティブ・リーダー[GCL]育成プログラム特任助教。