プロジェクト概要

 

「生まれつき目が見えない人が映画をつくるなんて無理に決まってる」

 

そんな思い込みを覆す映画。

 

『ナイトクルージング』

 

見えないことで見えてくる世界とは?

見えるから見えない世界とは?

 

つくることを通して、見える/見えないを超える瞬間を届けます。

 

 

映画『ナイトクルージング』 ダイジェスト動画

 

 

見えない主人公、加藤秀幸。

全盲の私が、新たに挑戦するのは、映画制作。

 

映画ってなんだろう?

そもそもの始まりは、子供の頃…。

友人宅に数名が集まった。

その日は映画鑑賞「少年ケニア」だったかな。

 

集まった友人の一人が

「映画、見えないからいてもつまんないでしょ?帰っていいよ」

 

どう答えを返して良いのかわからなかった。

 

だまりこんでいると、その子の母親が「音で楽しむこともできるよ。 あなた、とてもひどいこと言ったんだからあやまりなさい。」と。

 

僕は、ひどいことを言われたとは思っていなかったけど、「音で楽しむ」そう答えればよかったんだ。

 

まだまだ見える世界と見えない世界が存在し、自分と晴眼者の間に壁が存在することを認識していなかった。

 

母親に映画館に連れて行ってもらうと、僕は、「ねえ、いまどうなってんの?」そして母は一生懸命説明する。

 

ついに隣に座っていたおっさんが

「うっせえよ、映画館では静かにしろよ…!」

 

だよねぇ。

 

UDキャストや、音声解説をしながらみんなで映画を楽しむ団体ができたりと最近は映画を心から楽しむことが増えてきた。 しかし、それらも全て後づけ…。

 

じゃあ、見えない私が映画を作って、映画の神髄を確かめてみよう。 そして、どういう映画ならみんなが楽しめるのか。 それを探してみよう。

 

今まで私が見てきた映画、ほんとに映像として理解できているのか? 正解はないかもしれないけど、実際に眼で映像をとらえている人と私のとらえ方の違いを知って、その間にある壁を少しでも低くしてみたい。

 

そうするにはまず、自分で映画をつくってみれば何か見つかるかもしれない

そうして制作に取り組んでいるのが、本作『ナイトクルージング』です。

 

ー主演・加藤秀幸ー

 

 

 

全盲者が映画をつくる?!

 

ページをご覧いただきありがとうございます。一般社団法人being there、インビジブル実行委員会です。私たちは現在、生まれながら全盲の加藤秀幸が短編映画を制作する過程を描いたドキュメンタリー映画『ナイトクルージング』を制作しています。

 

生まれながらの全盲者がつくる「映画」。それは一体どんな映画になるのか。映画をつくる意味とは何か。そこから何が生まれるのか。皆さまの頭にさまざまな疑問が浮かぶと思います。

 

左から実行委員会の佐々木誠(監督)、加藤秀幸(主演)、田中みゆき(プロデューサー)です。

 

 

本作には、2012年に制作された前作『インナーヴィジョン』があります。視覚の概念がまったくない加藤が、「映像とは何か?」という根本的な問いをめぐって、第一線で活躍する映画・映像分野のクリエイターたちのを現場を訪れ、対話を重ねます。そして自ら脚本を書き、冒頭のナレーションを録るところまでで『インナーヴィジョン』は終わります。

 

前作映画『インナーヴィジョン』予告編動画

『3Dというよりも、まず2Dがわからない!』
『美人ってなに?誰がその顔が美しいって決めたの?』

 

 

あれから5年、本作はいよいよ実際に映像をつくるプロセスに踏み込む、続編であり新作です。加藤が監督する映画は、SFアクション。未来の宇宙の⼩惑星で起こる、⽣まれつき全盲の男と仲間のお話です。

 

映像の制作会社との打ち合わせで自分のイメージを伝える加藤。

映像の制作会社との打ち合わせで自分のイメージを伝える加藤。

 

 

撮影は2017年春から始まり、2018年春に完成予定なのですが、ここにきて広報費および制作費の300万円が不足しております。

 

この映画は製作委員会を持たず、公的な助成金を得て制作しています。 そのため、予算外の制作費に係る宣伝費やプログラム制作費、上映に関わる費用が捻出できない他、加藤の短編映画制作に関わる費用も不足している状況です。そこで皆さまに、その不足金をご支援いただきたいと思い、クラウドファンディングを立ち上げました。

 

光すら感じたことがない加藤が、自分のビジョンを映像化することで世界を捉え直していく。そして、加藤の疑問やイメージに向き合うことで、周りの健常者のビジョンも変わっていく。

 

その実現のためには皆さまのお力が必要です。どうか温かいご支援をお願いいたします。

 

⇒映画の詳細情報は、新着情報で紹介しています!

 

 

制作委員会からのコメント

 

監督・佐々木誠。

不可能、と簡単に判断してしまう方にこそ是非見ていただきたい作品です。

 

 

この企画について「生まれついての全盲者が映画をつくるなんて無謀だ」と何人かの方に言われましたが、私は全く無謀だとは思っていません。

 

私は、他者を勝手な思い込みで判断し、大きな壁をつくるような考えに憤りを感じます。それがこの映画をつくろうと思った一番の動機です。

 

私は、私と同様に映画を愛し、クリエイティビティに溢れた加藤を知っています。そして、不可能と決めつけられたら、よりいっそう燃える彼を知っています。

 

他の先天性全盲者の方が映画をつくれるか?と問われれば、それはわかりません。 私に言えることは、視覚の記憶がなく、色さえ知らない加藤秀幸という男は映画をつくれる、ということだけです。

 

表現者である彼は、まさに全身全霊で現在制作に取り組んでいます。 私は、制作現場での予想以上の彼の貪欲な行動力、独特のアイディアに毎日驚かされています。

 

その全貌は、『ナイトクルージング』で明らかになります。この作品を観た方が、その痛快さに笑顔で劇場を出られることを願っています。

 

そのためには皆さまのお力が必要です。どうぞ応援よろしくお願いいたします。

 

 

プロデューサー・田中みゆき。

つくることを通して、見える/見えないを超える。

 

 

私は別の仕事で加藤さんと一緒になり、ものづくりについて自然と話ができることに驚きました。つくる気持ちを共有できると、障害の有無は大したものではなくなります。

 

この映画は、障害のある人とない人が、それぞれの感性や経験を持ち寄って、世界のさまざまな見方を表現しようとするものです。

 

「障害者」というと、つい障害ばかりに焦点が当たりがちですが、誰もがそうであるように、障害者も障害以外にさまざまな個性や趣味嗜好、仕事などを持って日々暮らしています。テクノロジーを駆使して、健常者と同じように情報に接して生きる人も多くいます。

 

例えば、好きな映画やお笑いといった共感できる話題や接点を見つけられたら、途端に距離が縮まる瞬間が生まれます。今回はそれだけでなく、障害のある人が、受け手ではなく主体となって、障害のない人たちと意見をぶつけ、どう互いの感性を生かすことができるかが重要なポイントです。

 

私はこの映画を通して、身の回りの、あるいは街で見かける障害のある人たちと、障害以外の側面に目を向けて付き合える人が一人でも増えるきっかけをつくれたらと願っています。それは、人間が共通して持つ創造性を通してこそ可能なことだと信じています。

 

そのために、皆さまのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

<主演・加藤より皆様へ支援のお願い>

 

 

費用内訳

・100万円 加藤の映画『ゴースト・ヴィジョン(仮題)』制作費

       撮影費、スタジオ費、録音、整音、作曲料、ナレーション費用など

・100万円  広報宣伝費 

      パンフレット制作費、デザイン費、通信費(マスコミ向けプレスリリース作成・発送)、翻訳費

・50万円 上映に係る費用

      会場費、トークゲスト謝金(交通費含む)、案内状作成・発送費

50万円 Readyfor手数料

 

 

スケジュール

・2017年4月〜2018年3月:撮影・編集(予定)

2018年3月:上映&トーク

・2018年5月:スペシャル上映会(会場:渋谷ユーロライブ)

 

2018年5月には、支援者の皆さまに向けたスペシャル上映会を予定しています。その後、映画祭への出品を経て、一般公開となります。今回は、そのスペシャル上映会へのご招待と、前作の映画『インナーヴィジョン』と併せた出張上映や、映像なしで視覚情報を補う音声ガイドを通して映画を観る「暗闇上映」も行いたいと考えています。

 

ウェブサイトナイトクルージング NIGHT CRUISING 

見えない人が手で探ってモノを認識していく感覚を表現しています(デザイン:長嶋りかこ)。 マウスやスマートフォンの場合は指を動かして探ってみてください。 ​今後の制作の様子やイベントのお知らせはこちらでご覧いただけます。

 

 

メディア掲載情報

newStoryさんのFacebookで取り上げて頂きました!(10月28日)

 


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