佐々木誠監督の前作『インナーヴィジョン』を観た以降の自分といえば...

「見えない世界」について考えるようになった。

 

そもそも「見える」とは何か?

健常者と呼ばれる私たちは、見えているつもりでいて何も見えてないのかもしれない。

全盲者と呼ばれる加藤氏は、私達には見えていないものが見えているのかもしれない。

 

元々視覚が存在せず、視覚という概念も無い人達が住む星があったと想像してみよう。

 

輝やくばかりの朝の光、雨上がりの虹のきらめき、夕日が沈む間際の海のせせらぎ...

 

その星に暮らす住人達は、心の動きや感情を歌声や音楽という手段で伝達して共有する。

時にはその色彩や美しさを表現した音階に打ち震え、感動の涙さえこぼすことだろう。

 

常識という檻に囚われた盲目の私たちは、

佐々木監督の新作『ナイトクルージング』で再び心揺さ振られるに違いない。

 

 

渡辺純(JETLINKディレクター)

2001年より千葉県市川市でJETLINKのディレクション及びオリジナルウェアのデザインを手掛ける。スタンリー・キューブリック、ジョン・カーペンター監督作品など、幼少時代に心揺さぶられた映画の世界観をモチーフにしたオリジナルウェアをデザイン。海外ではピクサースタジオのリー・アンクリッチ監督や、国内でも映画監督やタレントなどを中心にJETLINKの愛用者は多い。

近年では、石ノ森章太郎の漫画『サイボーグ009』とのコラボや、映画『ヒッチコック/トリュフォー』ではライセンス契約が難しいといわれているヒッチコック関連アイテムの貴重なタイアップなどを実現している。

現在は、代官山蔦屋書店、六本木ヒルズTSUTAYA TOKYO ROPPONNGI、枚方T-SITE、市川市JETLINK Show Room、上記の店舗にてオリジナルアイテムを展開中。

JETLINK:http://www.jetl.com/