『うみがめの森』を再生!700年の鎮守の森とウミガメを未来に!

支援総額

1,239,000

目標金額 1,000,000円

支援者
92人
募集終了日
2025年3月9日

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プロジェクト本文

私たちの自己紹介

 

私たち『にぎやかな大浜・宮の森づくり実行委員会』は徳島県美波町(旧日和佐町)で活動する組織で、町内自営業者や会社員・地域おこし協力隊・美波町議会議員・町役場職員・神職などがアカウミガメが産卵にくる大浜海岸と日和佐八幡神社一帯を盛り上げていこうと令和5年に活動をスタートさせました。

 

まずは一帯の賑わいづくりとして『日和佐八幡宮の市』というイベントを3か月に1回、これまでに8回開催しています。イベントでは子供たちが海岸のごみを拾うとお菓子と交換できるプログラムを開催するなど次世代への環境教育も行ってきました。

 

この度、単なる賑わいづくりだけでなく、大浜海岸に隣接する神社の鎮守の森(うみがめの森)を次世代に引き継ぐための「うみがめの森再生プロジェクト」をスタートさせます。

 

 

大浜海岸はウミガメ研究発祥の聖地!

 

昭和25年(1950年)、当時の日和佐中学校は大浜海岸に隣接する場所に位置していました。このまちでは昔から産卵に来るウミガメを大事に見守ってきましたが、戦後まもない当時は食糧難の時代、浜に産卵に上がってくるウミガメも貴重なたんぱく源でした。

 

あるとき他県から来た人たちに無残にも殺されたアカウミガメの亡骸を大浜海岸で日和佐中学校の先生と生徒が見つけ、涙を流して憤慨しました。

 

「海の使いとして知られるウミガメにこんなことがあってはいけない!」「僕たちがもっとウミガメについて日本中に知らしめて、こんなことが二度と起こらないようにしよう!!」と中学生と先生はウミガメ研究会を発足し、ウミガメの産卵回数の記録や飼育研究を始めたのです。これが、この町とウミガメとの関係の始まりでした。

 

この飼育研究でふ化させたアカウミガメ『浜太郎』は、現在も日和佐うみがめ博物館カレッタで飼育されており、世界で一番長寿のアカウミガメとなっています。(※ふ化した日が正確に判明しているアカウミガメとして)

 

 

 

ウミガメのふるさと大浜海岸の異変

 

その後、大浜海岸は日本で初めてアカウミガメの産卵地として国の天然記念物に指定され、ウミガメの聖地として全国的に有名となりました。

 

その大浜海岸に上陸・産卵するアカウミガメに異変が!

 

全国的に上陸・産卵するアカウミガメの個体数が減少傾向にある中、この大浜海岸を含む徳島県の沿岸部ではこの傾向が顕著に進行しています。こうしたなか、令和5年は大浜海岸では昭和25年から記録を取り始めて以来初めて上陸・産卵ともゼロ頭となってしまいました。

 

 

 

上陸頭数の回復に向けて!

 

この日和佐中学校の研究を引き継いだ美波町では日和佐うみがめ博物館カレッタを昭和60年(1985年)開館し、引き続きアカウミガメの保護と調査研究を進めています。

 

近年の研究では海岸に上陸する母ガメも孵化した子ガメも特に光(白っぽい)に影響を受けやすいということが明らかとなっていることから、美波町内ではウミガメに影響の少ない暖色系防犯灯の設置や夜間の不要な光の減光など対策を行っています。

 

 

うみがめの森とは!

 

大浜海岸の背後にある「うみがめの森」は、日和佐八幡神社の鎮守の森でもあり御神木として親しまれている楠(クスノキ)の巨木は樹齢700年以上といわれています。太古からの原生林が残るこの場所は、海岸からの潮風を遮るだけでなく風と共に移動する砂を繋ぎとめる役割も果たしています。

 

また海岸近くで地下水(真水)を蓄えることで海岸への真水湧水を調整し、砂浜からの湧水は魚介類のエサとなるプランクトンの発生を促し、ウミガメを含む海洋生物の多様性を守っています。

 

「うみがめの森」は、このように地域において多くの生き物たちを守るを役目を担っているのと同時に、私たち人間が日々の生活で発する光が産卵地である大浜海岸に漏れないようにする天然のカーテンの役目も果たしています。

 

 

 

うみがめの森の危機!

 

最近になって、「うみがめの森」に異変がおきています。木々の枝の先端から急激に枯れ始め、新芽の時期を迎えても芽吹きません。中にはそのまま立ち枯れをしている木もあります。一定の高さから上の枝は白骨のようになり森全体が低くなってしまいました。御神木である楠(クスノキ)も同じような症状が出ており先端部分から枯れています。

 

枯れた木々が倒木や落木することによって人々が怪我をしないようにと、3年前には主に楠(クスノキ)の先端部分について大規模な伐採を行いましたが、多くの木が枯れていく原因が分からず、現状を止めることができないまま途方に暮れているだけでした。

 

 

原因の特定!

 

私たちの生きている間に地域の人々が昔から大事にしてきた森が消滅してしまうのは絶対に阻止したい。そしてこの大事な「うみがめの森」を次の世代に何としても繋ぎたい。その思いで文献を調べたり、知り合いの方に声をかけたり、樹木医さんや大学教授にも相談し現場も見て頂きました。

 

結果は一つの原因に特定するのは難しいということでした。しかしはっきりしたこともあります。地上に出ている葉が落ちるということは根っこが痛んでいるということ。

 

木々の元気を取り戻すためには土中の環境を改善し木の本来持っている抵抗力を取り戻さないといけないということ。そのことで環境の変化や病害虫にも負けない体力を取り戻してもらうことが急務と分かったのでした。

 

 

うみがめの森の救世主!

 

町内で人と森の持続可能な関係を模索し、古の技術「樵木林業」を復活させた「株式会社四国の右下木の会社」吉田基晴さんにも現場を見て頂いたところ『面白い人、団体がおるじぇ。とりあえず当たってみるわな』と、そのことがNPO法人地球守の創設者でもあり名誉顧問、著書『土中環境』などで森林や山、木々の復興に取り組んでいる第一人者、高田宏臣氏との出会うきっかけとなりました。

 

令和5年9月、高田宏臣氏をはじめNPO法人地球守から、乗松正博氏・小川彩氏・山崎尊史氏に「うみがめの森」へ現状視察にお越し頂き現地調査を行いました。

 

その結果、大浜海岸防潮堤改修工事や近くの砂防ダム整備工事などにより、地下水脈の流れが大きく変化している可能性があること、そのことによって、うみがめの森から大浜海岸を通じた地下水の流れがも変化しているかもしれないこと、その影響で土中で腐水化が進行し根っこの先端から根腐れが始まり、地表部分でも木の先端から枯れ始めているとお教えいただきました。

 

 

SDGs未来都市の美波町

 

令和4年5月、徳島県美波町はSDGs未来都市に選定され『森への回帰ウミガメの森の恵みの地域好循環による“にぎやかそ(にぎやかな過疎)”の加速』をテーマにまちづくりを進めています。

 

そして、令和6年5月、美波町のSDGsの達成に向けた取組を進めるため、美波町とともに活動を進める「美波町SDGs推進パートナー」制度を制定し、私たち『にぎやかな大浜・宮の森づくり実行委員会』もパートナーとして認定されました。

 

 

いよいようみがめの森再生プロジェクト!

 

認定されたことで、いよいよこのプロジェクトに当実行委員会、NPO法人地球守、美波町、そして町内のSDGs推進パートナーの皆さんをはじめ、町民の方々とうみがめの森の再生に向けたプロジェクトを始動いたしました。

 

 

再生に向けた全体プロジェクト

 

今後数年かけて大きく三つのプロジェクトを進めていきます。

 

①御神木(マザーツリー)再生プロジェクト

②本殿裏地下水誘導と弁天池再生プロジェクト

③参道雨水浸透整備及び森林再生プロジェクト

 

 

今回行うプロジェクト

『御神木(マザーツリー)再生プロジェクト)』

 

「うみがめの森」には700年以上前から根を張り続けている巨樹が複数あり、なかでも大楠(クスノキ)は御神木として大切にされてきました。マザーツリーとなるこの巨樹たちは「うみがめの森」にとって重要な役割を果たしています。

 

最近の研究では木々たちはインターネットのようにお互いのネットワークを構築していることが分かっており、マザーツリーが中心となって根っこと菌根を通じて競争と助け合いを行っていることが明らかになっています。

 

マザーツリーが枯れてしまうことは「うみがめの森」にとって最悪の結果を招くことであり、逆にマザーツリーの再生が叶えば、「うみがめの森」の未来は明るいと考えています。

 

今回は境内の中心に位置する巨樹に対して、NPO法人地球守さんの知見を取り入れ土中環境の好循環を図る大規模な再生作業を行います。具体的には藁や落ち葉、炭などの有機物を使って菌根の再生と定着を図りながら、雨水を地下へ浸透させるために溝堀や杭打ちを行います。

 

また神社境内ということで景観にも配慮し多くの石を仕上材として配置します。このようなプロジェクトのためには大量の有機資材、専門の土木技術と重機が必要となっています。

 

このことから、全国各地のNPO法人地球守での中心的なメンバーがこのうみがめの森に集まります。また、美波町内の建設業者さんや石材業者さん、森林組合さんなどもご協力していただき、プロジェクトを進めてまいります。

 

プロジェクト概要

プロジェクトの設計

 

イメージ(太宰府天満宮)

イメージ(太宰府天満宮施工例)

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

この第一弾プロジェクト「御神木(マザーツリー)再生プロジェクト」を皮切りに、三つのプロジェクトを進め、これまで日和佐に脈々と継がれてきている森を次世代とそしてうみがめに繋いでいきます。

 

今回のプロジェクトには資材・機材・人材と多岐にわたって必要となることから、現段階でプロジェクト経費が1,000,000円となっており、資金を募ることとしています。

 

今回皆様にご支援いただきますご浄財につきましては、全額このうみがめの森再生プロジェクトの活動に使用していきます。

 

さらにこの森、うみがめ、大浜海岸とリンクしてSDGs未来都市美波町のリーディングプロジェクトとして活動を進めていきます!

 

なお、2月10日~13日のプロジェクトが天候等により実施できなかった場合は、延期してこの活動を実施することとしております。

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
菖蒲 大輔(にぎやかな大浜宮の森づくり実行委員会)
プロジェクト実施完了日:
2025年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

当団体が主催で、2月10日~13日にうみがめの森再生プロジェクトのクスノキ再生活動を行います。この有機資材の購入と重機リース代及び全国各地からの活動人件費 2月11日には、NPO法人地球守顧問高田宏臣をお招きし、日和佐宮の森講演会を実施。これらの人件費に充てさせていただきます。 以降3月31日までは再生活動の確認及び調整等を行いながら、プロジェクトの報告を行っていきます。

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リターン

10,000+システム利用料


クスノキ応援コース【クスノキ落ち葉栞+境内でお名前掲載+上記】

クスノキ応援コース【クスノキ落ち葉栞+境内でお名前掲載+上記】

・御神木(マザーツリー)の落ち葉でこしらえた栞(1体)
・日和佐八幡神社境内にてお名前を掲載 ※希望者のみ

-----------こちらもお届けいたします
当団体ホームページ、日和佐八幡神社ホームページ、美波町リビングラボポータルサイトにてお名前を掲載 ※希望者のみ
【全コース共通リターン】
 ・お礼のメッセージ ・活動報告

日和佐八幡神社様からリターンに設定することの許諾を取得しております。
当団体は美波町SDGs推進パートナーに認定されており、美波町リビングラボポータルサイトに活動を報告することが認められております。

申込数
31
在庫数
69
発送完了予定月
2025年6月

5,000+システム利用料


SDGsコース【お礼のメッセージ】

SDGsコース【お礼のメッセージ】

リターン品が不要な方向けのコース
いただいたご支援をより多くの活動資金に充てさせていただきます。
【全コース共通リターン】
 ・お礼のメッセージ ・活動報告

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年5月

10,000+システム利用料


クスノキ応援コース【クスノキ落ち葉栞+境内でお名前掲載+上記】

クスノキ応援コース【クスノキ落ち葉栞+境内でお名前掲載+上記】

・御神木(マザーツリー)の落ち葉でこしらえた栞(1体)
・日和佐八幡神社境内にてお名前を掲載 ※希望者のみ

-----------こちらもお届けいたします
当団体ホームページ、日和佐八幡神社ホームページ、美波町リビングラボポータルサイトにてお名前を掲載 ※希望者のみ
【全コース共通リターン】
 ・お礼のメッセージ ・活動報告

日和佐八幡神社様からリターンに設定することの許諾を取得しております。
当団体は美波町SDGs推進パートナーに認定されており、美波町リビングラボポータルサイトに活動を報告することが認められております。

申込数
31
在庫数
69
発送完了予定月
2025年6月

5,000+システム利用料


SDGsコース【お礼のメッセージ】

SDGsコース【お礼のメッセージ】

リターン品が不要な方向けのコース
いただいたご支援をより多くの活動資金に充てさせていただきます。
【全コース共通リターン】
 ・お礼のメッセージ ・活動報告

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年5月
1 ~ 1/ 6

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