プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

 

石川県羽咋市神子原地区は、羽咋市東部の山間地に位置し、標高461mの碁石ヶ峰の150mから400mの南向きの傾斜地に点在する農村集落です。

 

江戸時代、天領として幕府に一目置かれた歴史もあり、おいしいお米作りに適したこの土地は、古くからお米と炭焼きで有名な地域でした。

 

ここに広がる美しい棚田で手間暇かけて育てているのが、「神子原米」です。

12年前(2007年)、羽咋市役所職員であった『高野誠鮮』氏の尽力によりローマ法王に献上されたことで脚光を浴びました。

 

しかし、高齢化・担い手不足により、年々耕作不能田が増加。この土地でのお米作りが途絶える事が危惧されており、このままでは美しい棚田は消滅していき、神子原米がなくなってしまうかもしれません。

 

そこで今回、能登神子原米を100%使用した純米大吟醸酒『神子(みこ)』づくりを通して、先祖代々守ってきた「神子原の米づくりを中心にした営み」を後世に繋いでいきたい、伝統と文化が生み出す景観を守りたいと考えています。

 

 

今後は、お米作りを新たな収益事業として成り立たせ、若手生産者にも進んで引き受けてもらえるような土台を作ることが必要だと考えています。

 

お酒造りは、必要な米の量の増産による耕作地の最大活用のみならず、さらに品質の高いお米の栽培を促す意識向上の大きなきっかけになります。

 

神子原の里の心を、一雫の真髄に凝縮して伝える酒へ。

 

酒造りを通じて、『能登神子原米』の新しい魅力を伝えるともに、耕作地の活用を推進する一つの起爆剤として、衰退してゆくふるさとの息吹を蘇らせたい。

 

ご支援いただいたみなさまへ

 

『能登神子原米』のファンでいて下さるお客様をはじめ、多くの「神子原応援団」の方々、また『Readyfor』で初めて私たちの取り組みを知ってくださった方まで、実に広い支援を頂戴し、開始より20日を待たずして目標金額の200万円を達成する事が出来ました!ご支援、応援してくださいましたみなさま!本当にありがとうございます!!!

 

名の知られた「ブランド米」や「世界農業遺産の棚田」という『派手なプロフィール』はあるものの、その現実は日本全国に広がる「過疎高齢化にあえぐ山間集落」と全く同じ現実に直面しております。

 

そんな中で、今まで目立って外側に発信することがなかった(できなかった)私たちが、SNSやクラウドファンディングにより、『自分たちを発信する』事に挑戦したことで、多くの共感と応援を得られる結果になったのだと自己分析しております。

 

もちろん、今までの12年間手をこまねいていた訳ではなく、自分たちの里を自分たちで守り継ぐための取り組みを小さくてもたくさん重ねて参りました。その「たくさんの小さな取り組みたち」が皆さんの目に触れ、リアクションを得た事で、私たちも自信を回復して力を得られるプロセスに入れたのだと思いました。

 

今回のお酒造りにかかる経費は、ページでもお伝えしました通り470万円以上となる試算でございます。もとより自己資金にて進める計画でもありましたが、神子の里という資本金700万円の零細企業が新しい取り組みに500万円もの投資をすることは元来、かなりの大きな挑戦となるはずでした。まさに「存続をかけた挑戦」です。

 

そこで、400万円をネクストゴールに設定させていただきます。
 

プロジェクトの進行とお酒の醸造を同時進行で進めている為、材料米代金として上げた130万円は既に支払いを終えています。そのため、いただいたご支援は、残り340万円(+デザイナーや書家さんへの礼金=応相談としましたが、本来ちゃんとお支払いし、今後の神子原ブランドのイメージ戦略にも継続的に依頼させて頂きたいチームになります)の費用として大切に活用させていただきます。

 

醸造費用、商品開発経費を支援金にてカバーすることが出来れば、純粋に販売に全力を傾け、販売でえた利益により次年度以降の醸造費用や、酒造りに合わせた「神子原米の酒米」の生産へのチャレンジ等、また神子の里として次に考えている事業『もち米の神子原米・みこかぐら(仮)』のブランディングと生産体制づくり等にも充てて行くように運用し、持続的な取り組みを強化して参りたいと考えております。

 

重ねてのお願いとなりますが、引き続き応援・ご支援をお願いいたします。
 

2019年2月18日追記

 

 

はじめに

 

ページをご覧いただきありがとうございます。株式会社神子の里(みこのさと)代表取締役社長の武藤一樹と申します。

 

私は12年前、ここ神子原地区に惚れ込んで岐阜県より移住しました。

 



移住当初、地元の方々は私達家族に向かって「こんな何もない所になんできたん?」と口々に尋ねられました。

 

しかし、私には皆さんが言葉通り「何もない」と思っているようには見えませんでした。此処で共に生きる人間になって12年。皆さんがこの土地を心から愛して、楽しんでいることが日々伝わってきます。

 

 

明るくて、人懐っこくて、素直。これまでここで築いてきた長い人生に対して、それぞれが自信に満ちた年老い方。地元の方々と関わってゆくほど、どんどんこの土地に引き込まれて行きました。

 

当時より「数年で無人化の恐れがある限界集落」と言われていた過疎高齢化が著しい地域でしたが、私には多くの人が求める『ゆたかさ』が、『あたりまえ』として通っている、そんな桃源郷のような場所だと思え、愛してやまない場所になりました。

 

 

 

地元住民の100%出資によって設立された「神子の里」

 

平成19年、兼ねてよりの夢であった自家焙煎珈琲店『神音』を神子原地区菅池町に開業し、それと同時進行で地域の方々と力を合わせてスタートした『神子の里』は、神子原(みこはら)地区の中心にある農産物直売所です。

 

平成30年に周囲からの後押しもあり、代表取締役社長に就任することになりました。

 

 

ここには、『能登神子原米』、『神子原くわい(能登伝統野菜・全国有数の大産地)』や、地元で栽培される蕎麦やれんこん、農家さんが地種で育て続けている山の野菜や山菜、山野草、ばあちゃんたちが作った民芸品やお惣菜なども豊富に並びます。

 

お客様の年齢層は幅広く、また、県境の立地という事もあり石川県と富山県(氷見市方面)より年間6万人を超えるお客様にお越しいただいております。

 

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ここは、平成19年3月に地元住民の100%出資にて設立されました。その根底にあったのは、「自分たちが愛するふるさとは自分たちで守りたい」という思いです。

 

自分たちの文化を正しく伝え、長く愛される『本物』の商品づくりを心掛けたい。公共の補助金や制度に頼ることなく自立した地域の中核になる商業施設を作り、住民の個別所得を向上させて離村や高齢化に対抗したい。

 

これらを実現させるため、神子の里では農家が自分で商品の価値を決め、『よいものづくり』と『利益』を両立させるべく、委託出品による産直事業を中心に据えた経営を行なってきました。

 

設立から12年。今では、しっかりと所得が得られるようになり、この場所を離れた子どもさんが手伝いのために戻ってくるなど、家族が集まるきっかけづくりや、移住者が増加するなど、地域の『拠点』として賑わいを堅調に創出しています。

 

 

 

「神子原米」が目指すものとは?

 

石川県下最大の面積を誇る美しい棚田。日本で初めて認定を受けた『世界農業遺産』にも指定されている「持続的な循環型農業」が世界に認められた土地です。

 

 

恵まれた環境と減肥料栽培・疎植栽培をこまめに管理することで、身体への負荷が低く、低たんぱく・低脂肪酸値の、美味しくてバランスの良い味わい深いお米を育てています。小粒でコシヒカリらしいもっちりした食感も魅力です。

 

一般のお米が「糠臭い、脂臭い古米」と言われ始める10月以降にも前年度産のお米を「新米ですか?」と度々尋ねられる程、食味が低下しにくい錆びない品質。炊いたご飯が冷めても、味が落ちません。

 

 

【たゆまぬ栽培管理と徹底した品質管理】

 

手間暇惜しまず土地の特性を最大限に生かして、減農薬で自然と共存する持続型循環農法と、減肥料栽培による高い食味値を実現しつつ、保存期間中の味の劣化を緩やかにしています。

 

収穫後の等級検査では1等級である事はもちろん、収穫ロットの細かい単位ごとの『食味値検査』でもSまたはAランクのもののみを、さらにセンサー選別を行った上で、鮮度管理を徹底して行ないようやく「能登神子原米」を名乗る品質として認められます。

 

【美味しさだけを目指さない】

 

『能登神子原米』づくりは持続的な棚田の活用と管理により、『神子原の景観』を生きた財産として保つだけではなく、収益性の高いブランド産物としての実績により、そこに暮らす人々の営みをも守る事も目指しています。

 

 

その名が全国に知られるようになって12年。『能登神子原米』は毎年夏を迎える前には完売してしまう程、多くの方に愛されるお米となりました。

 

しかし、神子原地区は冬には雪に覆われる過酷な山間地です。また、斜面にはりつくように並ぶ棚田は、一枚一枚の面積が小さく、畦や法面の面積が大きくなるため、稲や水の管理も、雑草対策なども平坦地の何倍も手間がかかります。加えて、耕作する農家の平均年齢は上がり続け、すでに70歳を超えてしまっています。

 

 

耕作不能面積が年々増してゆき、連なる棚田の膨大な草刈り作業や、水源の確保、農道の確保などが、里山を「生きた資源」たらしめる農作業が、維持できなくなってきているのが現状なのです。

 

地域で守ってきた「神子原米」を後世に繋いでいきたい。

その伝統と文化、それが生み出す景観を守りたい。

 

そのためにも私たちは、お米作りを支える新たな収益事業を成り立たせることで、若手生産者にも進んで引き受けてもらえるような土台を作ることが必要だと考えています。

 

 

 

神子原米の新たな挑戦

 

そこで私たちが注目したのが『日本酒』です。

 

 

日本で古くから愛されてきた日本酒は、お米の魅力をまた違った角度から伝え、楽しむことができる日本固有の奥深い伝統文化です。

 

これまで神子原米を愛してくださっていた人たちはもちろん、神子原米を知る機会のなかった方々にも、お酒を通してこの魅力を知ってもらうきっかけを作ることができると考え、神子原米だけを贅沢に使った純米大吟醸酒を作ることを決めました。

 

地元の酒蔵と、この地域で大切に育てられたお米と、そのお米を育てた水でお酒を醸す。脈々と続く日本古来の伝統に思いを馳せながら、味わっていただきたいと思っています。

 

 

 

永く愛される新たな「日本酒のブランド」を

 

今回行う『神子原米による純米大吟醸酒造り』は、「ブランド米による酒造りという一過性のイベント」ではありません。

 

収益性を高め、10年、20年と愛される定番商品として来年度以降も連続的に生産を続けられるような、『ちょっと贅沢。味わい深く楽しいハレのお酒』としての新たな日本酒ブランドに育てていきたいと考えています。

 

 

ー私たちはこのようなお酒造りに挑戦しますー

 

純米大吟醸酒『神子ーSonofGodー』

 

純米大吟醸ならではの澄み切った奥行きのある味わいの中に、神子原米のもっちりとした味の密度を映しこんだような、緻密でなめらかな香りが馥郁と立ってきます。醸造アルコール無添加、一粒の種籾から稲、お米、お酒に成るまで、ひたすら素材を研ぎ澄ましたお米の真髄を味わうひと雫に凝縮されていきます。

 

 

 

<こだわりの原料>

 

●神子原米

通常店頭で販売しているものと同じ、最上品質の『能登神子原米』を100%使用。純米大吟醸の醸造の為、贅沢に50%まで磨いた「心白」だけを使います。

 

 

●水

神子原米を育てる水と同じ、石道山系碁石が峰の雪解け水の清流を使用します。

 

 

<伝統だけに囚われない、革新の精神を忘れ無い御祖酒造の酒造り>

 

地元羽咋市での酒造りを通して、地域のお米作りとその文化を守ろうと尽力されている、気鋭の女性蔵元『藤田美穂』社長率いる「御祖(みおや)酒造」様に醸造を依頼。

 

能登杜氏『横道俊昭』氏が、確信の精神で監修し、音頭をとります。

神子原米を育てる「石動山系碁石が峰の清流」で醸す生粋の「地酒」となります。(御祖酒造様ウエブサイト

 

 

 

Readyforでご支援者頂いた方限定!

 

蔵出し生酒純米大吟醸酒

限定生産を表す”ロットナンバー入り”

『神子雫ーSon of Godー生酒』

をご用意させて頂きます!

 

 

<スケジュール>

 

2018年5月:田植え

9月末:収穫 

10月初旬:新米発売開始

2019年1月:神子原米純米大吟醸、寒仕込み開始

4月~5月:限定蔵出し生酒「神子雫」Readyforでご支援いただいた方へ発送

7月:神子原米純米大吟醸『神子-Son of God』ご支援いただいた方へ発送、販売開始予定

 

 

お酒の名前『神子(みこ)-Son of God-』は『能登神子原米』ブランドの生みの親であり、地方創生のカリスマ僧侶『高野誠鮮』氏に直々に命名していただきました。

 

また、地元の若手書家『能山智恵』さんに特別に書き下ろしていただいた「神子」の古書体の題字と、美大の後輩とアイデアを出し合ってまとめ上げていったトータルデザインです。

 

『厳かで古式ゆかしい雰囲気と、モダンな佇まいの共存』をテーマに約3ヶ月をかけてじっくり作り上げてきました。

 


<いただいたご支援の使い道>

 

皆さまからいただいたご支援は、初めてのお酒造りに伴う商品化(醸造費用/デザイン/パッケージ/販路確保/広告宣伝)の費用の一部として、大切に活用させていただきます。

 

材料米代金/約130万円

醸造費用/約150万円

容器包装代/約180万円

広告宣伝費/10万円

デザイン・題字制作費/応相談

 

=総費用470万円+アルファ

 

✳︎神子の里として「酒類小売販売免許」も取得を済ませております。

 

 

『限界集落からの脱却』と報道されてから、12年。「神子の里」を地域の生活全般を守る「拠点」へ。

 

神子原米の販売はもちろん、地元産品をベースに開発した商品の多くを「神子の里」で日々発信・販売することで、年間8,000万円を地域に集める商業施設にするなど、着実に前に進んできました。


今、また「限界」に追いつかれようとしている現状を前に、地元出資会社ならではの「当事者意識の高さと結束力」を育んで来たことを生かすチャンスだと考えています。

 

 

 

 

 

今後は、地域の高齢化に対応した見回りや配達・配食サービス拡充や、買い物難民や銀行難民へ向けた電子決済の導入など、地域福祉に関わる事項も商業ベースに乗せることで、売り上げ1億円を目指し、進んでいきます。

 

また、ブランド活性と土地柄の集客力や、地域の結束力をベースに『神子の里・神子原自立地域拠点化計画』にも取り組んでいきます。

 

今回の純米大吟醸酒造りは「神子原地区」に根ざした歴史と文化を守り、棚田がもたらしてくれる大いなる「価値」を問い直すきっかけを作るものになります。そして、100年後へと繋いでゆくプロジェクトのスタート地点にしていきたいのです。

 

私たちの大きな第一歩に、みなさまの力を貸してください。応援・ご支援をお願いいたします。

 

 


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