「アーニセ(先生)、これあってる?」と尋ねる男子児童

 皆さんこんにちは、IVY事務局の小笠原です。

 皆さんのご支援のおかげで、170万円を超えることができました!

 これまでご支援くださった112人の皆様、本当にありがとうございます。

 

残り4日で、あと26.5万円!

 

 目標達成までもうひと踏ん張り!

 皆さんからの応援を糧にして最後まで頑張りますので、Facebookでのシェア、いいね!など、応援をよろしくお願い致します。

 

 今日は、ナワル先生からメッセージをお届けします。

 

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 皆さん初めまして、私はナワルと申します。

 2018年6月に、IVYがT村に開校した補習校で教師として働いていました。

 

親も子も、両方の願いがかなった!

 

 2017年にイスラム国から村が解放された時、私は村へ帰るかどうか、とても悩みました。安全とは聞いていても、大切な家族にもし何かあったら…と、不安でたまらかなかったのです。

 

 そのため、T村の保護者たちが、子どもに危険と隣り合わせの通学路を通らせてまで学校へ通わせたくない、という気持ちも、手に取るように分かりました。

 

 しかし、子どもたちが勉強したがっているという気持ちも、同じくらいよく知っていました。

 

 親も子も、どちらの思いも汲みとることはできないだろうか。

 

 そんな時に、IVYが来てくれました。

 そして、村に学校を建ててくれることや、建つまでの3か月間、補習校を開校することを知りました。

 

「これで、両方の思いがようやくかなう!」

 

 私は喜び、すぐに補習校の教員として働くことを決めたのです。

 

補習校開校前に、教員が集まってミーティングを行いました

 

1つずつ課題を乗り越えていこう

 

 しかし、補習校に通ってきていた子どもたちは、いっしょに過ごす中で見えてきたことですが、いくつかの課題を抱えていました。

 

 1つ目は、同じ学年の子どもたちと比べ、村の子どもたちの学力がとても低かったこと。

 

 学力が低かったのは無理もありません。3年以上、まったく通えていなかった子。通えたとしても、ぎゅうぎゅう詰めの教室で、先生の声が届かなかったり、週に3日しか授業がなかったり、避難先の家はゆっくり落ち着いて宿題ができるような環境がなく、勉強することができなかったからです。

 

 そこで、分かりやすい授業づくりのために、教員間で話し合い、時に手作り教材を使いながら、授業内容を工夫するようにしました。

 

イラストを用いたプリントは子どもたちが楽しみながら学べます

 

 2つ目は、自分達や身の回りを綺麗に保つ習慣が身についていなかったこと。

 

 トイレの後は手を洗う、ゴミはゴミ箱へ、など基本的な生活習慣を一つずつ振り返りながら、手を清潔にしないとどんな問題が起きるの? 教室がごみだらけだとどんな気持ちがする?ということを子どもたちと一緒に考えてきました。

 

クラスに落ちているゴミも減ってきました

 

 

 この数か月間、勉強を教えながら、生活習慣、言葉遣いなど、子どもたちの手本となれるように子どもたちと接してきたことで、学力が伸びただけでなく、生活態度や習慣にも、大きな変化を見ることができたのです。

 

 

教育の大切さを保護者にも

 

 子どもたちの変化を喜んでいるのは、私たち教員だけではありません。

 

 保護者たちも、子どもたちの生活態度が前と比べてよくなり、帰宅後に宿題をこなす我が子の姿を見て、補習校へ通わせてよかったという声も聞かれています。

 

保護者会で子どもたちの様子や、継続した教育の必要性を伝えるシーラン

 

 一方で、課題もあります。

 

 昔ながらの慣習により、女子は学校へ行かなくてもいいという考えが残っていて、補習校へ通えずに家で過ごす女の子もいます。

 

 小さな田舎の村だからこそ、考え方を変えることは容易ではないかもしれません。

 

 しかし、補習校を開校し、IVYスタッフが根気強く呼びかけたことで、女子を通わせる家庭もでてきています。

 

 女の子も学び、賢く育っていくことによって、将来村が発展する力になると伝え続けていくことで、一人でも多くの女子児童が学べる機会を増やしていきたい、そう思っています。

 

 村の子どもたちへ、未来を照らしてくださる日本の皆さんに、心から感謝しています。

 どうか子どもたちが学び続ける場所を与えてください。

 

 ご支援をよろしくお願い致します。

 

IVY補習校教員 ナワル

 

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