こんばんは。

もう少しすると涼しくなるのでしょうか?秋が長いことを今から待ち望んでいる今日この頃です。秋は青森県もリンゴの収穫、米の収穫と実りの季節です。紅葉もとてもきれいですので是非青森へもお立ち寄りください。

今日は、烏城焼について少しお伝えさせてください。

 

輸送機関が未発達であった時代は、焼き物の窯場が成立し栄える為には、その土地に焼き物を作る条件がそろっている事が重要な条件でした。

中でも窯を作る斜面がある場所、材料となる土、燃料となる薪が近くにあることは必須条件であり、これらが揃わなければ窯場は成立しなかったのですが、今は場所さえあれば、土も燃料も取り寄せる事が出来ます。

ただ電気やガスの窯と違い、登り窯や穴窯による焼成の場合、煙が出ても周りに影響のない緩やかな斜面のある土地と、広い薪置き場が必要であり、これを確保することは非常に困難です。

烏城焼はそこに土と燃料があったから出来た焼き物ではありません。今井理桂という一人の陶工が、100メートルを超える登り窯をつくり、自分の理想とする焼き物を焼きたいという思いでこの場所を求め、自分の作りたい作品に適した土を取り寄せ、薪を調達し、信念に基づいて制作している焼き物です。

作品を販売するに当たり必ず「何焼ですか?」と聞かれる為、黒石に移ってから、黒石の城が「烏城(うじょう)」と呼ばれていた事に因んで烏城焼としました。

烏城焼は焼き物の産地の名前というより、焼き物制作のアトリエの名前と考えて頂く方がしっくりくると思います。

私たちは、この烏城焼が後世にずっと残り続けていく為に今、普通では成しえない世界最長の登り窯で、誰も見たことのない作品を作り上げようとしています。

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