私たちの活動の輪が広がるスピードは、決して早くはありませんでした。
場所選定、作品選定、宣伝活動、人集め、全て時間のかかることですし、資金集めも、国や地方自治体の文化予算に頼るのではなく、企業の広報活動に使われるのではなく、自分たちの想いに共感してくれる人たちだけでやりたくて、いつも難航しました。



自分のやりたいことですから、自分が自分のスポンサーになるのは当たり前なので、自費で賄えるようになるまで開催を何度か見送ったこともあります。
時代遅れのスローな歩みかもしれませんが、そうしないと自分の目指すことができないのではないか?と感じていたのです。ですが、自費でできる範囲でやっているうちは、そこそこのことしかできないことも痛感していました。



 

私の考えや想いに賛同し、私が面白いと感じていることに共感してくれる仲間や家族は、殆ど無償で私の活動を助け、支え続けてくれています。
こうして今の私があるのも、オブンガク堂という活動を継続して来られたのも、彼らの献身的なサポートのおかげ以外の何ものでもありません。


お金になることより、面白いと感じることや夢中になれることや誰かの役に立つことをやりたいから参加しているんだと言ってくれることは、とてつもなく嬉しくありがたいことです。しかし、その一方で、彼らの労力に主宰者としてなんら報いることができていないことを考えると、申し訳なく心苦しくもあります。このまま仲間や家族の好意や善意に頼った活動をしていては、やがて続けられなくなってしまうことも目に見えています。
 

そんな中、お金の集め方や社会事業のあり方も時代と共に変わり、クラウドファンドの可能性はもはや周知の事実となりました。本当に集まるだろうか?共感する人はどれくらいいるだろうか?不安や疑問はゼロではありませんでした。

 

でも、ただ考えていても何も始まりませんから、まずはやってみよう、と思ったワケです。


 

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