「アート列車」プロジェクト(ご報告)
多くの皆様方のご支援・ご協力により、「アート列車」プロジェクトも無事、成功することができました。「大原美術館×井原鉄道」文化芸術振興実行委員会メンバー一同、あらためて厚く御礼申し上げます。
(経過)
「アート列車」プロジェクトは、西日本豪雨からの復興やコロナ禍からの回復を目指す地域を応援するため、11月2日からクラウドファンディングを開始しました。開始当初は車両の一部に絵画作品をラッピングする予定で2,500,000円を目標に掲げましたが、僅か5日間で達成したことから、アートと鉄道の魅力が最大限引き出せるよう、フルラッピングを目指すことといたしました。その結果、405名の皆様から総額7,210,000円のご厚志を賜りました。
これを受け、大原美術館と井原鉄道で使用する作品の選定を始めるとともに、現代美術家「太田三郎」氏にデザインを依頼して製作を進め、1月中旬にデザインが確定、2~3月に車両の工事に取り掛かりました。そして3月21日、井原鉄道井原駅において出発式を執り行い、マスコミの皆様を交えてアート列車の出発の門出を多くの方々と祝福いたしました。
(今後の予定)
3月22日から営業運行に組み込んで運転することで、沿線地域を始めとした多くの皆様にご覧いただけるようにしております。これからも地域の皆様が元気となり、笑顔があふれる生活につながるよう、「アート列車」を活用してまいります。
なお、今後の予定といたしまして、更なる車両の魅力を向上させるため、車内のロールカーテンに絵画をプリントすることとしており、現在、準備を進めております。こちらについては絵画に係る著作権処理等に時間を要するため、もう少しお時間をいただくこととなりますが、年内整備をめざして引き続き新着情報を通じて、進捗状況をご報告してまいります。
(収支報告)
ご支援金につきましては、全額を「アート列車」事業に使用させていただきます。
主な使用先としましてはラッピング工事施工4,059,000円、デザイン業務委託330,000円、READYFORサポート料1,586,200円、美術関連返礼事務312,810円などです。
なお、今後整備する車内ロールカーテンの制作につきましても充当させていただきたいと考えております。
(リターンの発送状況)
ご支援に対する返礼品につきましては、順次発送をさせていただいております。一部の返礼品(運転体験、ヘッドマーク、貸切列車)につきましてはご支援者の皆様とご相談のうえでご提供となりますので随時、ご連絡をさせていただきます。
今後も、地域の皆様とともに笑顔あふれる地域づくりに取り組んでまいりますので、引き続きご支援・ご協力をお願い申し上げます。
「大原美術館×井原鉄道」文化芸術振興実行委員会