プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

瓦屋根の本来のよさや瓦製品の美を伝える

体験工房をつくりたい!

 

はじめまして。私は手作りの瓦製品づくりに拘るチーム『YUHIRO』代表の伊達映見と申します。

 

私たちは日本の瓦の三大産地のひとつ、三州の高浜市で鬼瓦屋を営む株式会社伊達屋内で活動し、日本の伝統工芸として国に認められた三州瓦の里で育った若き女性鬼師・伊達由尋(だてゆひろ)をサポートしているチームです。

 

私たちを含め多くの瓦関係に従事してきた人たちは、阪神淡路大震災で流された瓦の重量に関するバッシングをきっかけに、仕事を辞めざるを得ない状況に追い込まれました。

 

その結果、瓦関係の会社は減り、100人以上いた鬼師は今では約30人に減少しています。そのほとんどが高齢者であり後継者がいない状況です。このままでは数十年後にはこの三州に鬼師がほとんどいなくなるとも言われています。

 

業界で誰かがこの仕事を受け継いでいかなければ、日本の伝統工芸の終わりが近づいてしまう。そうした危機感から、私たちは伊達由尋とともに伝統技術を守り、また展示会や産業フェアなどのイベントで瓦屋根の本来のよさや瓦製品の美を伝えてきました。

 

そこで今回、鬼師の技術を感じる体験工房をつくり、瓦や鬼瓦といった伝統工芸の魅力をさらに伝えていきたいと思いプロジェクトを立ち上げました。その費用に100万円が必要です。皆さまの温かい応援、ご支援をお願いいたします。

 

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※伊達由尋

鬼師。高浜市で天才鬼師と言われる浅井長之助を曽曽祖父にもつ

 

■株式会社伊達屋

2005年にプレス機で鬼瓦や瓦の役物を専門につくる会社として『トラスト・Date』の名で始まり、2014年からは鬼瓦を手作りでつくる勉強をしながら瓦製品に着手。同年6月、株式会社伊達屋に改め法人化し、2017年からチーム『YUHIRO』として手作りで瓦商品を生産。高浜市ではその功績を知らない人はいない天才鬼師(鬼瓦製作師)・浅井長之助を祖先にもち、その技術や精神を受け継いでいる。

 

天才鬼師(鬼瓦製作師)といわれた、浅井長之助

 

浅井長之助の作品『高浜観音』(高さ8m)

 

■チーム『YUHIRO』

2017年に立ち上げ。これまでいくつかのイベントに参加し、多くの瓦製品を発表するとともに、瓦や瓦製品のよさを感じて頂くためのパフォーマンスやトークイベントに積極的に参加。今年2月に愛知県碧南市で行われるものづくりフェア、3月に大阪府西武高槻の展示会(2回目)に参加予定。

 

過去に参加したイベント(2018年)

3月:大阪府で行われたギフトショー

7月:愛知県岡崎市のものづくりフェア2018

9月:大阪西武高槻店での展示会

11月:愛知県異業種交流会メッセナゴヤ2018

 

メディア(2018年)

『月間事業構想12月号』(出版)

『JBpress』(Web) ※12月に前後半にわたり掲載

 

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装飾ではない!

耐震性に優れ、経済的な瓦屋根

 

積極的にイベントに顔を出していた私たちですが、瓦や鬼瓦をより理解してもらうには、それを体験できる場が必要だと考えました。それはあるギフトショーのお客様の一言がきっかけになっています。

 

「鬼瓦って屋根についている装飾でしょう」

 

私はその言葉に大きなショックを受けました。確かに瓦と聞いて思い浮かぶのは「重い」「屋根に負担が大きい」など負のイメージかもしれません。実際、他の屋根材に比べ重いです。しかし、いろいろメリットがあることは余り知られていません。

 

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メリット

・家に荷重をかけるため、地震などの揺れに耐える家づくりにつながる

・瓦は1100度以上で焼き上げるため、耐水性・耐火性・耐寒性に優れている

・基本的にメンテナンスが必要なく、費用も“ゼロ”でとても経済的

 

理由

瓦屋根は夏に暑く冬に寒い日本の四季において、住居空間を常に快適な状態に保つまさに最適な屋根材です。他の屋根材に比べて、屋根を葺く出費が大きいのは事実ですが、瓦は家の躯体が壊れない限り、約100年以上メンテナンスの必要ありません。長期で考えた場合、メンテナンス費のかからない瓦屋根はむしろ経済的です。

 

同面積の屋根を葺いたときの初期費用

屋根瓦:113万円

化粧スレート:約53万円

ガルバニウム鋼板:約80万円

 

10年ごとの塗装メンテナンス費用

屋根瓦:0円

化粧スレート、ガルバニウム鋼板:70万円

(※20年目…140万、30年目…210万)

 

何より瓦は100%自然素材のため環境を汚染するなど、後に悪い影響を及ぼすものが一切入っておらず、使わなくなった瓦は割って砕けばまた土に還ります。その土を埋め立てやガーデニング用に再利用することもでき、まさに環境に優しい素材です。

 

白地削り用ナイフ。一つ一つ手作業で作っています

 

家や家族を守る鬼瓦。

名前の由来は「鬼やさし」

 

屋根の上のただのお飾りだと思われがちな鬼瓦。しかし、それは大きな間違いです。初詣で神社に行って購入するお守りと同じで、鬼瓦は屋根の上から家や家族を災いから守ってくれる守り神です。だから鬼瓦をつくるとき、私たちは屋根の上からお客様の家や家族を守る「お守り」を作らせて頂くという気持ちを持ちながら、一つ一つ魂を込め作業をするのです。

 

ではなぜ、昔話でよく出てきて悪さばかりする鬼なのか。それは誰かによって創作された話だからです。本来“鬼”とは人間を超越した存在という意味を持ちます。例えば、ゲームなどレベルによって「やさしい」「ふつう」「むずかしい」などがありますが、その上の超越したレベルを“鬼”と呼ぶことがありますよね。

 

 

他にも「鬼ヤバい!」など、“鬼”という言葉を“悪い”という意味ではなく、超越した力という意味で使ったりします。「鬼瓦」も超越した力で厄から守ってもらいたいという願いから家のお守りとなったと言われています。だからこそ、鬼瓦を装飾と言われたことにとてもショックを受けてしまったわけです。

 

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厳しい瓦業界の現状から扉を開ける

 

瓦業界は慢性的な危機状態にあります。瓦の需要が減り続け、仕事が激減し、重労働の割に賃金が安く、そのため後継者がほとんどいないという状況です。瓦や鬼瓦に携わる仕事をしてきた人は仕事を辞め、この三州だけでも100軒近くあったと言われる瓦屋が今では2~30軒になってしまいました。

 

若い鬼師の数は特に少なく、数年後には10軒以下になるとも言われています。このままでは日本の伝統工芸が姿を消す日はそう遠くないでしょう。私たちはそうした危機から現状を変えるべく、これまでギフトショーや展示会に出向き、瓦や鬼瓦を屋根にのせる本当の意味などを伝えてきました。

 

直接皆さまとお話をする中で、「もっと話が聞きたい」「もっといろいろな商品が見てみたい」、中には「私も瓦をつくってみたい」など多くの意見を頂きました。そして、そこで出会った人たちの声、そして私たちの想いをカタチにしたいと思いプロジェクトを立ち上げました。

 

飾り瓦コンクールの為に作り、テレビでも取り上げていただいた『華やぎ』

 

 

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仕事が見学できる場所、お客様が体験できる場所。

どちらも兼ね備えた瓦の体験工房を

 

会社の工場を購入したとき、土地の中に古い廃墟があることに気づき、そこをリノベーションすれば広い職場ができるのではと考え、瓦の体験工房をつくることを決めました。工房はダイニングキッチン(6畳)の和室が2つ、お風呂と洗面所、そして短い廊下のある広さです。

 

今回、それらをフラットにして、仕事をする場、瓦製品を乾燥させる場、ものづくりを体験する場として、たくさんの人に瓦を親しんでもらえる場に変えていけたらと思っています。

 

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この場所をリフォームします!

 

こんなことができる!

  • 鬼師が瓦製品をつくる技を間近で見て感じることができる
  • 瓦製品を自分でつくることで、粘土で物をつくる楽しさと難しさを感じられる
  • 製作した瓦製品の作品を飾り、間近で見てもらうことでその美しさを知れる
  • 子供たちにつくる楽しさを感じてもらい、瓦の後継者を育てるきっかけとなる
お子さんや初心者の方にオススメのキーホルダートップ作り

 

難易度の高い上級者向けのコースでは小さな鬼面づくり

 

若い世代や子供たちがものづくりを経験することで、お祭りなどイベントで飾る装飾品づくりから後継者育成まで地域への貢献は高いと考えています。また観光で来て頂いた方にも活用してもらい、「来たくなる町」として地域の活性化に役立たせていけたらと思っています。

 

■オープン予定日

6月3日(月曜)

※リフォームをしてくださる大工さんの都合で前後する可能性あり

 

工房から瓦産業の未来をつくり

地域を明るくしていきたい

 

今まで鬼師などの職人は、代々の仕事の技を外に漏らさず伝統技術を受け継いでいくため、工房で黙々とただ与えられた仕事をするだけでした。しかし、今はまさに様々なことが新しくなっていく最中にあります。閉ざされた伝統ではなく、開かれた伝統を多くの人に知ってもらうことこそ、伝統の守り方ではないでしょうか。

 

まずは瓦に対する閉鎖的な考えを捨て、開かれた伝統技術を見せていくことが必要であり、そのためには瓦製品を見て知ってもらい、興味を持ってもらえるように工房を完成させなければなりません。工房から瓦製品のよさや瓦職人の仕事を知り、屋根瓦や日本家屋など日本建築を見直すことができるのです。

 

また震災のたび「瓦は駄目だ!」と言われ、瓦業界から離れていった人にもう1度振り向いてもらえるように、若者には「やってみたい!」と思ってもらえるように機会をつくり、瓦産業を受け継ぐ後継者を1人でも多く増やしていけたらと思っています。ひいてはそれが瓦業界だけでなく、地域の活性化につながるはずです。

 

未来の一歩には皆さまのお力が必要です。どうかご支援よろしくお願いいたします。

 

 


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