お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。シルバーウィーク真っ只中ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?劇場、映画館へ出掛けられる方、家でのんびりDVDやたまった録画を鑑賞中の方もいらっしゃるでしょうか。

 

さて、今回の新着情報では、本年が三回忌の高倉健さんの出演作品リストをご紹介いたします。

(※番号は台本作品リストの番号です)

 

85 『流星空手打ち』(1956)津田不二夫監督

86 『大学の石松』(1956)伊賀山正徳監督

87 『青い海原』 (1957)小林恒夫監督

88 『森と湖のまつり』(1958)内田吐夢監督

89 『花と嵐とギャング』(1961)石井輝男監督

90 『悪魔の手毬唄』(1961)渡辺邦男監督

91 『暗黒街最後の日』(1962)井上梅次監督

92 『人生劇場 飛車角』(1963)沢島忠監督

93 『ジャコ萬と鉄』(1964) 深作欣二監督

94 『飢餓海峡』(1965)内田吐夢監督

95 『網走番外地』(1965)石井輝男監督

96 『日本侠客伝 関東篇』(1965)マキノ雅弘監督

97 『宮本武蔵 巌流島の決斗』(1965)内田吐夢監督

98 『緋牡丹博徒』(1968)山下耕作監督

99 『昭和残侠伝 死んで貰います』(1970)マキノ雅弘監督

100 『ごろつき無宿』(1971)降旗康男監督

101 『ゴルゴ13』(1973)佐藤純彌監督

102 『新幹線大爆破』(1975)佐藤純彌監督

103 『八甲田山』(1977)森谷司郎監督

104 『幸福の黄色いハンカチ』(1977)山田洋次監督

105 『遙かなる山の呼び声』(1980)山田洋次監督

106 『あ・うん』(1989)降旗康男監督

107 『鉄道員(ぽっぽや)』(1999)降旗康男監督

108 『ホタル』(2001)降旗康男監督

109 『あなたへ』(2012)降旗康男監督

 

高倉健さんが亡くなられて、早3年が経ちました。高倉健さんはシリーズものへの出演が多く、生涯の出演映画が200作以上と膨大な数にのぼりますが、その中から25作品を選びました。高倉健さん、といえば、当館スタッフは山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』『遙かなる山の呼び声』でのストイックで寡黙な主人公の姿を思い浮かべるのですが、健さんはもちろん東映時代!という方もいらっしゃると思います。今回リスト作成にあたって当館の所蔵台本を調べてみたところ、東映時代の出演作の台本を予想以上に多く所蔵しておりました。

東映入社後わずか1ヶ月半でのデビュー作である空手映画『電光空手打ち』の台本は、残念ながらありませんでしたが、同年公開された後編の『流星空手打ち』の台本は所蔵しておりました。『大学の石松』などのシリーズものや、美空ひばりさんとの共演作『青い海原』、内田吐夢監督と初めて組み、アイヌの青年を演じた『森と湖のまつり』、『網走番外地』全シリーズで組むこととなる石井輝男監督の東映入社第1作『花と嵐とギャング』など、初期の作品も選びました。

そして、東映が任侠映画路線へと転換するきっかけとなった作品『人生劇場 飛車角』を経て、高倉健さんは東映の、そして任侠映画の大スターとなっていきます。大ヒットしたシリーズものからは、それぞれ『網走番外地』、『日本侠客伝 関東篇』、『昭和残侠伝 死んで貰います』を選びました。藤純子さん主演作の『緋牡丹博徒』への特別出演など、助演としても多くの作品に出演しています。

そして、こんな健さんの姿も!といった作品もあります。 金田一耕助を演じた『悪魔の手毬唄』。『宮本武蔵 巌流島の決斗』では佐々木小次郎役です。宮本武蔵は中村錦之助(後の萬屋錦之介)でした。『ゴルゴ13』は、作者のさいとう・たかをが実写化するにあたって、もともとデューク・東郷のモデルだった高倉健が演じることを条件とした作品です。

他にも、パニック映画の傑作として有名な『新幹線大爆破』も外せない作品ですね。この映画の翌年、1976年に高倉健さんは東映を退社し、以降は『八甲田山』など、任侠映画時代とは違う姿をスクリーンで魅せてくれます。

また、高倉健さんと関係の深い監督といえば、降旗康男監督ですね。20本の作品でコンビを組んだ降旗監督との作品も5作選びました。2人が東映にいた時代に撮られた『ごろつき無宿』、東映退社後の作品では『あ・うん』『鉄道員(ぽっぽや)』『ホタル』、そして遺作となった『あなたへ』もリストに選びました。

左端は『流星空手打ち』、右端は『あなたへ』です。台本カバーのタイトルを見るだけでも、高倉健さんの作品の変遷が感じられますね。

 

現在作品のご希望を伺っていない方も、プロジェクトが成立いたしましたら、順番にお伺いのご連絡をいたしますので、それまでごゆっくりお選びくださいませ。
作品リストは、プロジェクト概要「リターンについて」の台本カバーの説明から、または↓こちらからもご覧いただけます。

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