お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

早いもので、プロジェクトが終了して1ヶ月が経ちました。今後のリターン(お礼)のスケジュールについてですが、11月までに皆様から承ったご希望の内容で、台本カバーへのお名前の記載、HPへのお名前の掲載の作業を進めてまいります。もちろんご希望については今後も引き続き承りますので、ご希望がある方はぜひご連絡ください。※台本カバーへのお名前の記載は、支援日順ですが、ご連絡を頂いた時期によっては、記載順が前後する場合があります。何卒ご了承下さいませ。

 

【お伺いの内容】
■当館HPへのお名前の掲載の可否(&掲載するお名前)【全ての皆様】
■お名前を記載する台本カバーの作品のご希望(&記載するお名前)【1万円以上の支援者様】
1万円以上ご支援頂いた方で、台本カバーのご希望がまだ決まっていない方は、以下のリストをご参照下さい。

 

歌舞伎・新派台本リスト】【映画台本リスト】【寅さん台本リスト


ご希望やご不明な点はお電話でも承ります。ご意見もお待ちしております。
○松竹大谷図書館へのお電話はこちら
℡ 03-5550-1694(平日:10時より17時)

 

さて、先週11月24日(木)に、5万円の支援をして下さった方をお招きして、図書館見学会を開催いたしました。午前(10~12時)と午後(14~16時)合わせて7名の方が、東京都では11月としては54年ぶりの降雪というお天気の中参加して下さいました。ご参加下さった支援者の皆様、本当にお足元の悪い中ありがとうございました!
なお、見学会当日にご参加頂けなかった方には、当館の書庫を1時間ご案内する図書館員によるガイドツアー(予約制)への参加券をお送り致します。

 

 

見学会の準備作業中です。お土産の演劇・映画のチラシのセットや『車引』の組上燈籠の補強をしているところです。

 

見学会は、午前・午後どちらも(1)閲覧室で当館の資料の説明、(2)図書館員体験(台本カバー作り)、(3)書庫内見学の順番で行いました。

まず、スタッフ6名全員でご挨拶を述べたあと、当館の資料の特徴についてご説明しました。当館は演劇・映画の専門図書館として、台本、劇場プログラム、ポスター、舞台写真、映画プレスシート、スチール写真などを保存しています。関係者にしか配付されない内部資料であったり、興行中に劇場内だけで販売され、興行終了後は手に入りにくい資料であったりと、いずれも関係者に寄贈をお願いしている当館ならではの資料です。

 

 
今回、演劇は平成27年3月歌舞伎座公演の『菅原伝授手習鑑』の資料、そして映画は『二十四の瞳』(1954年)の資料をご覧に入れながらご説明いたしました。

 

閲覧室の机には、今回のプロジェクトのご支援で復刻印刷を進めている組上燈籠絵(複製)と、試作した組み立て完成形(複製)を展示し、手前には舞台面写真(大道具を記録するための細長い写真)などを参考に置きました。また組上燈籠絵『石橋』のモデルと言われる、明治24[1891]年12月深野座で五代目尾上菊五郎が踊った『雪礫巌石橋(ゆきつぶていわおのしゃっきょう)』の絵本番付(プログラム)や写真集『五世尾上菊五郎』に載っている菊五郎の扮装写真などをご覧頂き、組上燈籠と見比べて頂きました。

 


復刻印刷する組上燈籠の試作品と関連資料

 

 

また閲覧室には、高倉健さん(『昭和残侠伝』)、原節子さん(『白痴』)、渥美清さん(『友情』)の出演作のポスターやロビーカードを額に入れてイーゼルで展示しました。そして12月末まで展示中の閲覧室展示「中村芝翫代々展」の横には、大型のため普段は閲覧室に展示出来ない、昭和42[1967]年4月歌舞伎座の襲名披露大歌舞伎(七代目中村芝翫・八代目中村福助・五代目中村松江・六代目中村東蔵襲名・五代目中村児太郎初舞台)の公演ポスターを額に入れ、ご覧頂きました。

 

閲覧室の展示のご説明の後は、同じく閲覧室で台本カバー作り体験をして頂きました。台本カバーは、このプロジェクトのリターン(お礼)として、支援者の方のお名前をお入れする、ということで、これまでも何度か登場しましたが、図書のようにしっかりした作りではない台本などを書架に立てるため、当館独自の工夫で、板目紙でカバーを作って長期保存に耐えられるように補強を施すための手作りの保存用カバーです。
B5の雑誌に合わせてカットしておいた板目紙(厚紙)を、背表紙の厚さに合わせて折り目を入れ、ボタンホールカッターで穴をあけ、とじ紐を通して和紙で貼り付ける、という流れで作業をして頂きました。完成した台本カバーは記念としてお持ち帰り頂きました。

 

背表紙に折り目を入れる作業と通した綴じ紐を和紙で貼り付けているところ

 

台本カバー作り体験の後は、いよいよ書庫のご案内です。まず、今回のプロジェクトの支援金により、書庫の修理が無事終了し、スムーズな動きを取り戻した事を書庫を動かしてご報告致しました。

 

その後は、劇場プログラムや台本を中心に当館の資料がどのように書架に並んでいるかをご覧頂きました。

 

歌舞伎座など劇場のプログラムの書架をお見せしています。

 

松竹以外の劇場のプログラムや雑誌「キネマ旬報」の書架です。

 

「キネマ旬報」の書架、そして映画台本の書架で『ゴジラ』(1954年)の台本をお見せしています。

 

映画のプレスシートや劇場プログラムをお見せしています。

 

演劇・映画のスチール写真が配架されているキャビネットの書架です。

 

歌舞伎や映画の台本をお見せしています。


今回もあっという間の二時間で、ご見学下さった支援者の方にはご満足頂けたようですが、書庫をご案内する時間やお出しする資料がまだまだ足りなかったなと、反省しております。次回はよりお楽しみ頂ける見学会を開催できるよう、努力してまいりたいと思います。

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