寺務をアプリひとつに！寺院向け門徒・檀家情報管理アプリを作りたい！

皆さまご協力ありがとうございます。

この度のご支援に心よりお礼申しあげます。

 

 

浄土真宗本願寺派の僧侶 石川大夏(たいか)と申します。

 

 

この度は『OTERAplus』を通じて、私が目指すお寺の未来について少しお話させていただきたいと思います。

 

 

 

 

早速ではありますが、皆さんは“お寺が描く未来”とは、どのようなものだとお考えでしょうか。

 

私はお寺が描く未来とは、“共に生きる社会”ではないかと思っております。

 

 

「すべての命を尊ぶ心をもち、多様性を受け入れ、誰もが個人の尊厳を尊重し生きられる」

そんな社会の実現を私たち僧侶は目指しているのではないでしょうか。

 

 

現代社会ではこの“共に生きる”ことへの理解が広く浸透しつつあるように感じています。

多くの企業でSDGs・サステナビリティということが推進され、地球環境と共に生きる経済活動に取り組まれています。

また、LGBTや人種差別の問題に人々が向き合い、一人ひとりの尊厳を尊重する社会を目指し、歩みを進めているように思います。

 

では、一体なぜ、この“共に生きる”ということが近年叫ばれるようになったのでしょうか。

それはIT技術の進歩によるものが大きいのではないかと私は思います。

IT技術の進歩により、誰もが多くの人とつながることができる時代となりました。

それにより、どこにいても多くの人の考えや想いを知ることができるようになりました。

日本の人口は約１憶２千万人といわれます。そんななか、一人の有名人がSNSでライブ配信をすれば10万人の方が視聴するような時代です。

１憶２千万人がとても近くなった、そんな感覚がします。

 

IT技術の進歩は、多くの人とのつながりをもたらし、そのつながりによって私たちは多様性に出会こととなりました。

その結果、多くの人のなかで、共に生きていることを実感し、他人への理解が深まっていったのではないでしょうか。(もちろんIT技術がもたらす悲観的側面も見落とされてはいけませんが)

 

 

では、お寺の描く未来が“共に生きる社会”であるとするならば、私たち僧侶はその目標への大きな手助けとなるIT技術とうまく付き合うことができているのでしょうか。

まだまだIT技術は一部の僧侶だけのものではないでしょうか。

 

お寺が当たり前のようにIT技術を取り入れ、他の寺院や御門徒(御檀家)とつながりを持てる社会は限りない可能性に溢れているように私は思います。

この『OTERAplus』はそんなつながりのきっかけとなればと思い、始めたプロジェクトです。

全国のお寺が同じシステムでつながることができれば、今まで成し得ることのできなかった新たな取り組みが可能となるでしょう。

将来的にはこの『OTERAplus』を通じ、お寺を起点とした地域コミュニティの再生や、全国の寺院が一丸となって社会全体が抱える問題を変えていくことのできる取り組みができればと思っております。

 

 

寺院管理システムというと、お寺ためのシステムのように思われる方が多いと思います。

しかし、私は単にお寺のためだけではなく、お寺がつながりをもって助け合い、社会を変えていける仕組みを、この『OTERAplus』で作りたいと思っております。

もちろん、その為にも寺院管理システムとして、宗派を越えたお寺の皆さんにも使っていただける便利なものを作りたいと思っております。

 

 

 

昔は地域になくてはならない存在だったお寺。

この時代にどれだけの人がその存在を必要としているでしょうか。

誰からも必要とされていたお寺の時代を取り戻すには、現代に適応したシステムの構築が必要不可欠です。

 

優秀な住職がいるお寺だけが必要とされるだけじゃダメなんです。

誰もが簡単に使えるシステムは全国のお寺を変えていく力があると私は信じています。

 

 

システムについても現時点では計画段階の構想がまだまだあります。

もっと、もっと、この『OTERAplus』は便利になります。

それは僧侶だけでなく、すべての人の助けとなるような。

 

まだまだそんな未来は夢のような話ですが、今、一歩を踏み出し、これからも皆さまと歩みを進められればと思います。

これからもご協力のほど、よろしくお願いします。

 

 

 

 

Ｐ.Ｓ.次回更新は「支援者の方々への有料プラン無料クーポン配布について」のご報告ができそうです！お楽しみに！