クマとヒトの共存について考える、シリアスボードゲームを開発したい！

皆様こんにちは、一般社団法人ハイパーイナカクリエイト代表理事の吉田です。

前回に続き、ボードゲームの舞台でもある七飯町について紹介させていただきます。今回は観光の中心地である大沼について紹介します。

 

観光の中心地である大沼国定公園は、四季折々の自然景観の美しさから幕末・維新の探検家であり、北海道の名付け親でもある松浦武四郎も自著『蝦夷日誌』にて絶賛しました。

 

古くから観光地として栄え、昭和33年に国定公園に指定され、平成24年にはラムサール条約登録湿地に指定されています。

 

そんな大沼は、かつては一本の河川であり河川の周囲には後背湿地が広がっていたと考えられています。そして、1640年の駒ケ岳の噴火によって河川が堰き止められ、湖が形成された堰止湖 (一部陥没湖) となっております。いまでも噴火の跡を駒ヶ岳登山の最中や周辺河川を散策することで見ることができます。

 

大沼から駒ケ岳見る絶景

 

 

駒ケ岳から見る大沼も絶景です

 

元々陸地であった部分が湖となったため入り組んだ河岸となり、河岸ギリギリまで森が広がります。この河岸に沿って湖畔周遊道路があり、木々のトンネルの中を車や自転車で散策して楽しむことができます。自転車はレンタサイクルがあり、電動自転車やクロスバイク、子ども用の自転車も借りることができます。

 

公園内も散策することができ、駒ヶ岳の噴火によって飛んできた噴石 (流山：ながれやま)を橋でつないでいます。それにより、水鳥はもちろん森林を利用する鳥や林野を利用する鳥、天気によっては海鳥も見ることができます。さらには、最大でも10 m程の水深という浅い湖であり、かつて地面であったことなどから湖面が暗く鏡のように上空の景色を映すので、波のない穏やかな日は、木々の新緑や紅葉もとても美しく湖面に映えます。

 

遊覧船も運航しており、ゆったりと湖内から景色を楽しんだり、ボートに乗って楽しむこともできます。さらには、ヘラブナ釣りの聖地とも呼ばれ、多くの釣り人が巨ベラを釣り上げるロマンを求めて大沼を訪れます。

　さらに冬期は結氷し、湖上を歩いたり、スノーモービルに乗って普段は見ることのできないような景色を見たり、ワカサギ釣りを楽しんだりと四季折々で様々な楽しみ方を提供してくれます。

 

結氷した湖上を歩く

 

より詳しく大沼を知りたいと思ったら、ガイドの方と一緒に散策することをお勧めします。大沼を知り尽くしたガイドの説明を受けることでより大沼の魅力に気づくことと思います。ガイドについては、大沼公園駅隣の大沼観光プラザにて紹介してもらえます。

 

大沼地域の特産品として、ワカサギの佃煮や筏焼き、ヌマエビなどがあげられます。さらには、夏に蓴菜沼で水揚げされるジュンサイは独特の食感がクセになる高級食材として取り扱われています。また、肉牛や乳牛による様々な製品も味わうことができます。

 

大沼団子は、保存料を使っていないため日持ちがしないため、お土産には適していませんが、たまらない食感とみたらしや餡、ゴマとの相性も良く人気商品として大沼に来たら大沼団子と呼ばれるほどです。

 

あんかけ焼きそばを提供するお店も多く、B級グルメとしても有名です。さらには、レストランやそば屋、お洒落なカフェ、パン屋さんなどもありどこで昼食にするか迷ってしまうほどです。夜になれば、地元の人が通う居酒屋やバーなどもあり、様々な交流が楽しめます。

 

ホテルやペンション、ゲストハウス、民泊、キャンプ場などがあり自身のスタイルに合わせて宿泊場所を選ぶことができます。

 

皆様のご支援のおかげで、是さんボードゲーム作成中です。皆様のお手元に届くまでもう少しお待ちください。そして、ボードゲームの舞台である大沼を肌で感じて楽しんでいただければ嬉しいです。