世界が注目した日本画家「加藤弘光」の遺言未来への展覧会と画集

世界が注目した日本画家「加藤弘光」の遺言未来への展覧会と画集

支援総額

6,701,000

目標金額 6,000,000円

支援者
249人
募集終了日
2019年11月29日

    https://readyfor.jp/projects/project-hiro?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2019年10月10日 15:39

【メッセージリレーNO.6】北井画廊:北井康郎

 

2019年4月1日(月)午後2時半頃、先月、成功裏に終わったスペイン・サラマンカ個展の作品返却に作家のアトリエへ行く。手伝いに来た芸大を目指す私の息子に作家は励ましの言葉をかけてくれた。


4月18日(木)夜6時に井の頭線下北沢駅南西改札口で待ち合わせて、今後の打合せと少し遅い花見を兼ねたサシ飲み会の約束をする。2月上旬のサラマンカ個展オープニング以来、まだ作家とゆっくり話せていなかったので楽しみにしていた。

 

4月10日(水)夕方5時頃、作家の奥様から着信がある。いつもはLINEやメールでやりとりしているので電話がかかってくることは珍しい。やりかけの作業もあり、ふと電話を取らず、どうしたのかと想いを馳せながら直ぐに折り返した。いつもは明るい奥様がしばしの沈黙の後「さっき主人が亡くなりました。いまアトリエに警察が来ていてまだ私も会えていないんです。」と悲しみと不安を必死で堪えながら震える声で伝えてくれた。


4月14日(日)午前11時半より、作家のアトリエ近くにある武蔵嵐山の斎場で催された「お別れの会」へ行く。会場に置かれた作家のご遺体がサラマンカから帰国したばかりの作品達に囲まれていた。訃報からそれを見るまで、ついこの前会ったばかりの元気だった作家が本当に亡くなったのかまだ信じられないでいたが納得がいった、次のステージに向かわれたんだなと直感した。

 

 

喪主のご長男のご挨拶で、死因は虚血性心疾患、時刻は4月10日朝6時頃、「嵐山の桜が綺麗だから観においで」と作家から誘われて観に行く予定だった奥様から作家へのLINEメッセージが既読にならず心配になって、その日お子様の行事でたまたま仕事を休んでいたご長男が「また携帯をアトリエに置いたまま桜でも観にいったんだろう」と軽い気分でアトリエへ見に行ったら鍵がかかっていて応答が無く、異変を感じて救急車を呼び、窓を壊して中に入ったところ布団の中で眠ったままだったと話された。


ご遺体の前で奥様が「安らかな顔でしょ、いつも眉間にシワを寄せて眠ってたの、長く眠ることが出来ず、毎日数時間しか眠らなかった。」と話された。享年62歳。

 

来年の桜の季節、3月17日から29日まで横浜のFEI ART MUSEUMで日本画家・加藤弘光の遺作展が開催される。顕彰されるべき作家だ。

リターン

3,000


【お礼のメール&個展のご案内】特典コース

【お礼のメール&個展のご案内】特典コース

◾️お礼のメール&個展のご案内(ご案内メール送付 入場無料)

申込数
24
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年2月

3,000


【全力応援】コース

【全力応援】コース

◾️お礼のメール&個展のご案内(ご案内メール送付 入場無料)
→リターン不要の方向けのコースを設定させていただいております。

申込数
33
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

3,000


【お礼のメール&個展のご案内】特典コース

【お礼のメール&個展のご案内】特典コース

◾️お礼のメール&個展のご案内(ご案内メール送付 入場無料)

申込数
24
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年2月

3,000


【全力応援】コース

【全力応援】コース

◾️お礼のメール&個展のご案内(ご案内メール送付 入場無料)
→リターン不要の方向けのコースを設定させていただいております。

申込数
33
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月
1 ~ 1/ 14

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る