カウントダウン！残り１１日！！　リターンのご紹介

皆様にご支援頂いているこのクラウドファンディングも残り１１日となりました。引き続き、お声がけ、拡散、ご支援をお願い致します。

リターンのご紹介

 

 

ありふれた日常が大切だったと気づくとき

～9月21日の世界アルツハイマーデーに寄せて～

 

この曲を作詞した内門大丈医師がCDのブクレットに書いているように、Birthdayという曲はありふれた日常の風景を奏でている。それだからか、未知のウイルスとケアの現場で格闘している最中だったからか、たしか初めてこの曲を聞いたとき私は、ごくごく当たり前の景色の前を通り過ぎるように、Birthdayの旋律が耳を過ぎていったのを覚えている。

 

 

ところが、2度目にBirthdayを聴いたときは、もはやありきたりの風景ではなかったし、なぜか心に沁みてきて、フルートの音色と歌の旋律がずっと心に引っかかっている感じがした。そのとき私は大切なものを失ってもがいていたし、確かな手掛かりが欲しかった。焦燥感に駆られ空回りしていた。このとき聴いたBirthdayは私が投げ出すように失ってしまった大切だった日常を思い出させた。

 

クラウドファンディングの動画の音楽にどうしてもBirthdayを使わせてもらいたいと思った。CDをプロデュースした落合洋司さんに相談する機会があり、お願いすると落合さんは快く応じてくださった上に、わざわざ今泉台まで足を運んでくださった。動画に使う写真をスライドショーで見てもらった後に、閉所した事業所とすぐ近くの公園と移転予定の建物を案内した。落合さんはデイサービスができたらここでBirthdayを演奏してみたいと言われた。私もそうしたいと思った。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=DuIk-SeRM9c&feature=youtu.be

 

https://youtu.be/DuIk-SeRM9c

 

「だれもが、生まれて、そして別れていく。一瞬の人生であったとしても、みんなと出会えたことに感謝をしたい。みんなとともにいるから生きていける」と。「あたりまえの日常がとても大切だ」と、この曲を作詞した内門大丈医師がブクレットのあとがきに書いている。Birthdayは認知症の方と家族やその周囲の人たちへのメッセージソングとして作られたが、コロナ禍で日常を失っていた私や私の周りのたくさんの人々へのメッセージソングでもある。自分の姿にこの曲を重ね、いまふたたび、その通りだと思う。

 

 

さくら再生プロジェクトにもう一歩のご支援をお願いします。

 

• 「Birthday」　CD　１０,000円

株式会社さくらコミュニティーケアサービス代表取締役

稲　田　秀　樹