株式会社太洋社さんにて、カバーの印刷を行いました。

■本日、朝9時から印刷会社の太洋社さんで『ルキノ』のカバーを印刷しました。

ここ2年ほどですが、ヴァンヌーボという柔らかく味わいのある紙に、黒印刷というデザインを何度かやっています。4色印刷の上にニス印刷を足します。

　刷り始めに、ルキノや駒子ちゃんの印刷は非常に綺麗に刷れていたのですが、背にある小さな文字「Reincarnation into another World」が黒く潰れてしまっていました。これは、再現が微妙な数値、Bk88%を設定したのが原因です。小さな文字では、無理があったようです。デザイン的な要素なので、この段階では諦めるしかありません。次の機会では、Bk70％位にした方が良いと反省しました。

ぼくの作成したデータが悪いのですが、何とか太洋社のオペレーターさんに印刷で表現してもらいました。助かりました。

　全長7〜8Mほどの大きな印刷機で3丁付け100枚通しですから、10分もあれば刷れてしまいますが、その前段階の紙のセットや色合わせに時間がかかります。

　ぼくは、現場が好きで必ず印刷立ち会いをするのです。
オペレーターさんでは判断できない微妙な拘りや、どこの色が重要かをジャッジします。現場の効率からすると、悪い場合もあるかもしれません。しかし印刷は高価な物ですから、手を抜くわけにはいきません。僕なりに最善を尽くした物作りにお付き合いいただき感謝感謝です。