夢、希望、そして、生きる術
支援者の皆様、本プロジェクトを応援していただき本当にありがとうございました。
色々とトラブルの連続ではありましたが、皆様のおかげで無事にプロジェクトを成功へと導くことができました。
ルーマニアの学生らは浅草寺や北海道神宮を参拝したり、開拓の村を研修したり、浄国寺で座禅体験をしたりしながら昔の日本と良き伝統を知り、また、STVラジオに出演したり、高校生と交流したり、ホームステイをしたりしながら日本の今を味わいました。高校や大学では自国の料理を振る舞い、プレゼンで自国の文化や観光地などの魅力を伝えました。学生らとは差別や偏見の問題についてディスカッションをしながら理解を深めていました。
彼女たちにとっても高校生たちにとっても忘れられない体験になったのではないかと思います。
【収支報告】
皆さまからご支援頂いた資金は、全額、来日した学生1人分の交通費(渡航費含む)・ホテル宿泊代(1泊2日分)、4人分の食費のために使用させて頂きました。
日本は国際化が進んでいるようでまだまだ進んでいないのが実情です。ルーマニアという国の名前を聞いて私たちがほとんど何もイメージできないのは、そういった国に目が行き届いていない証拠です。ルーマニアの周りにあるブルガリアやハンガリー、その他の国々にも言えるでしょう。私たちはアメリカ・フランス・ドイツなどの大国や中国・韓国のような近隣の国々にばかり目がいきがちですが、真の国際化を求めるのならば、より広く世界を見ていくことが必要になります。大国に行っても、私たちの知らないマイナーな国に行っても必ず新しい発見や感動があります。そのことをこれからを生きる子供たちに伝えていく必要があるでしょう。色々な国に目を向けることは自分や自分の国を見つめなおすことにもなり、人生の選択肢を増やします。そして、子供たちの夢や希望になり、生きる術になると私は信じています。
みなさん、本当にありがとうございました!
プロジェクトリーダー 中井 俊