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今日は、この週末にリヨンオペラ座バレエ団の舞台を観に行った時のことをお伝えします。

 

 

こちらが、リヨンオペラ座です。最初にリヨンに歌劇場が設立されたのは1756年だそうで、旧オペラ座を経て1993年より現在の劇場での公演が始まったそうです。もちろんオペラの歌劇団が存在しますが、リヨンオペラ座バレエ団が1969年に設立されています。クラシックバレエをベースとしたコンテンポラリー作品を主なレパートリーとしているカンパニーで、これまでに日本人も何人か所属されていて、僕も日本でご一緒したことのある渡辺レイさん、また新潟で日本唯一の公立コンテンポラリーダンスカンパニーの芸術監督を務めていらっしゃる金森穣さんも所属されていました。

 

今回の公演のポスターです

 

今回のプログラムは、イリ・キリアンさんというコンテンポラリーダンスの世界で知らない人はいない巨匠の2作品と、そのキリアンさんのカンパニーで活躍したヨハン・インガーさんの1作品、合計3作品の公演でした。こういった3作品を上演する形態を、トリプル・ビルと呼びます(2作品の場合はダブル・ビル)

 

僕が今回楽しみにしていたのは、キリアンさんの「Petite Mort(小さな死)」という作品です。この作品は1991年にモーツァルトの死後200年を記念したフェスティバルで発表された作品で、バレエをベースとしつつも恐ろしいほど美しい男女デュエットの組み技を繰り広げます。

 

この作品を観て思ったのは、芸術において「優れた現代作品は時と共に古典になる」ということです。今我々が古典作品として知っている白鳥の湖も、くるみ割り人形も、元々は新しい作品だったわけで、優れた作品がこうして現代まで残っているんだな、と。特にストラヴィンスキーとニジンスキーの「春の祭典」や「結婚」は、今日でもたくさんの作家が同じ楽曲に挑戦するなど、100年以上前の作品にもかかわらず世界中で愛されています。キリアンさんの「Petite Mort」は、きっとそんな作品の一つになるのだと思います。

 

そして、インガーさんの作品もとても良かった! 今のコンテンポラリーダンスのトレンドを全て詰め込んだような、パワフルな作品でした。

 

開演前の客席の様子

 

今回の客層を見ていると、

 

①ご夫婦(40〜60代)

②女性の友達同士(20〜60代)

③若いカップル・ご夫婦(20〜30代)

④家族連れ(10代の子供とご夫婦)

 

というような順番で多かったように思います。僕が素晴らしいと思ったのは、①と③のご夫婦や若いカップルです。見る限りダンス関係者っぽくはない人たちが、土曜日のデート先に劇場を選んでいるということが本当に素晴らしいなと思うんです。軽くディナーを食べて、20時から公演、21時半ごろに終演してその後はバーへ、というようなデートコースでしょうか。

 

②のお友達同士も、④の家族連れも、週末の家族でのお出かけで劇場へとは・・・なんて素敵な!

 

これが日本のデートコースの選択肢の一つにもなればいいなと思います。特にその点では、バレエや演劇(どちらも場合によっては4時間くらいかかる)コンテンポラリーダンスの公演は1時間半を超えることは少ないので、デートにうってつけです! 来週末のデートにみなさんいかがでしょうか?笑

 

 

さて、日本の大きな劇場でもそうですが、途中の休憩時間は併設されているカフェ・バーでみんなワインやコーヒーを楽しんでいらっしゃいます。この空間が、また素敵なのです・・・! これぞヨーロッパ!という装飾で、いつまでもいたくなります。

 

月曜日からのリハーサルに向けてたくさんのインスピレーションを得た、大満足の週末となりました。

 

終演後、夜のリヨンオペラ座

 

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