斜めに下がった仕込蔵を持ち上げます！

こんにちは！

高田酒造（株）代表取締役の高田です

 

お酒を搾る機械、通称”ヤブタ”の移動が終わり

これで修復作業が出来るスペースを確保できました

 

槽場（ふなば）から蔵中央へ移動したヤブタ

 

 

ここから家上げ屋さんが木とジャッキを使って

斜めに下がった仕込蔵を少しずつ持ち上げていきます

 

木とジャッキを使って仕込蔵を持ち上げている様子

 

 

ジャッキを使って ”持ち上げる力” が加わっても大丈夫な場所へ木を添えて

ゆっくりゆっくり、少しずつ持ち上げていきます

1箇所を急に持ち上げると、建物は繋がっているので周りに負荷がかかり

ダメージとなりかねないので慎重に慎重に持ち上げていきます

 

職人さん達の凄い技術ですね！

 

いくつものジャッキで支えてあります

 

 

こちらは”やぐら”が組まれて支えてあります

 

槽場の各場所にセットされたジャッキ

 

 

このようにして仕込蔵を慎重に持ち上げて、

元々の高さの位置まで戻していきます

 

 

今回、仕込蔵を持ち上げて、一番上がったところで約30cm上がったと

職人さんからお聞きしました

 

 

こちらは折れた柱の補助の目的で立てていた柱です

この柱のおかけで倒壊を免れています

 

これは今回の柱修復によって必要がなくなりますが、

建物がどのぐらい持ち上がったかよく分かります

 

この時、既に仕込蔵のこの辺りが持ち上がり、

補助柱が台から少し浮いてきています

 

柱が少し浮き始めています

 

 

 

補助の柱が浮いて台から離れています

 

 

最終的に仕込蔵は正常な高さまで持ち上げられて

補助の柱は完全に浮いた状態となりました

 

完全に浮いた補助の柱

 

こちらの写真から分かるように

仕込蔵のこの辺りは元の高さから約30cmほど持ち上げられています

（逆に言うと30cmほど下がっていた？！）

 

このようにして仕込蔵を一番奥のエリアから入り口に向かって

少しずつ、ゆっくり慎重に、正常な高さまで持ち上げられていきます

 

 

次回は仕込蔵が持ち上げられて

浮いた状態となった柱の修復の様子を報告します

 

高田酒造（株）高田