活動報告「部材の組み立てはどうやるの？」

11月1日に大エジプト博物館が最終的なオープンを迎え、クフ王の第１の船の一般公開も始まりました。クフ王第2の船が復原されるプラットフォームには、補強用の鉄製のスケルトン（骨組み）が組み上がっています。これからは、合計約1650点の部材一つ一つを、それぞれ次の4つの段階を経て組み立てて船を復原していきます。

部材番号Aを組み立てるまで

ステップ１ in 東京

三次元計測をもとに作り上げた復原３Dモデルから、部材番号Aの形状データを取り出します。

ステップ２ in GEM大テント

ステップ1の三次元データをもとに、部材Aの当初の形状を実物大で再現した型枠台を作ります。

ステップ３ in GEM大テント

型枠台の上に部材Aを乗せ、復原された形状を第二段階の強化処理剤によって固定します。

ステップ４ in GEMクフ王の船博物館
部材Aを博物館に搬入し、スケルトンに取り付けて、最終的な形状の調整をします。