真田ゆかりの九度山町 真田庵。修繕工事で後世へつなぎたい。

真田ゆかりの九度山町 真田庵。修繕工事で後世へつなぎたい。

支援総額

10,055,000

目標金額 5,000,000円

支援者
494人
募集終了日
2024年1月8日

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2024年01月05日 12:54

【あと3日】司馬遼太郎さんからのメッセージ

 

九度山とは町の名で、山ではない。

司馬遼太郎さんの「街道をゆく」〜高野山みち〜の真田庵冒頭に登場する文章です。

 

自動車が往来する道路から九度山の古典的といえるほどに狭い路地に入ると、

時間がいきなり三百年前に逆もどりしたかと驚かされる。

 

長い土塀は、真田庵の塀である。

 

司馬さんが「庵主さんですか」と言って近づくと勢いよくふりかえった表情が、意外に若くて娘々していた。千葉県の人で、昭和十年うまれだという。

 

真田庵は、紀の川と丹生川をめぐらしている上に、集落には一方しか入口がなく、そこを塞ぐだけで十分砦になったと思います。この要害性は真田父子が造ったものではなく、真田父子が来る前からこの集落は天然の要塞だったのに違いない。

 

当時、司馬さんがお会いした庵主さんは、いまも健在でおられるそうです。私の母は昭和九年生まれで90歳を迎えたのでひとつ年下で89歳でしょうか。

 

司馬さんが小説「城塞」の取材の時と、「街道をゆく」にあるように、この真田ゆかりの九度山に来られて、同じ風景を眺めたであろうと思うと感慨深いです。

 

数年前に、私の友人のお父様が他界され、遺品整理をされていました。私が司馬遼太郎さんのファンなのと、歴史が好きなので、鹿の角付きの飾り台と、司馬遼太郎さんの街道をゆくの別冊全巻を譲っていただきました。

 

司馬さんからの手紙も出てきたと連絡があり、しばらく実物をお預かりさせていただいたことがありました。直筆の手紙を手にした瞬間、司馬さんからのメッセージのような不思議な気持ちになりました。

 

内容は、司馬さんの山荘があった和歌山県古座川町の景観である一枚岩を、地域活性化のために整備をしたい、そこで司馬さんの文章の碑をとお願いしたのでしょう。それに対して丁寧にお断りをされている内容でした。

 

人工的なものは必要ない、目をむいたようになるので、できるだけ自然にとアドバイスをされています。

 

真田庵の修繕に取り組んでいる私たちですが、ふとこの手紙のことを思い出しました。司馬さんからのメッセージと受け止め、肝に銘じたいと思います。

 

 

池波正太郎さんの小説「真田太平記」の「二条城」の巻で真田昌幸が九度山で亡くなる様子が描かれています。

 

小説には、真田昌幸の遺体は紀州の浅野家のはからいによって、とりあえず、九度山に近い学文路の宿の小さな寺に葬られたとあります。紀の川の南岸にある学文路は高野山の北麓にあたり、高野山七口のひとつになっています。当時は、真田屋敷はお寺ではありませんでした。

 

この学文路近くには、織田信長の嫡孫である三法師こと織田秀信終焉の地とされる善福寺跡と、秀信のお墓があります。位牌は住民によって現在も護られています。

 

戦国期に、幸村と秀信は交流があったのではないだろうか?などと妄想が尽きません・・・。

 

善福寺跡

 

高野山真言宗の寺院・向副観音寺

 

織田秀信の位牌

 

織田家末裔の名が

 

また、和歌山県橋本市清水の古い町並みは、清水長町と呼ばれており、この景観は1997年に和歌山県ふるさと建築景観賞を受賞しています。


萱野家は、高野山領行人方の大庄屋を勤めてきており、高野山の高僧が下山したときの宿泊所、お宿となった屋敷です。紀伊続風土記には、旧家として地士萱野孫四郎が記されています。


江州佐々木義秀の一族佐々木左大夫の末裔で、この家の庭には真田幸村から贈られたとされる柊と手水鉢が伝わっています。

リターン

5,000+システム利用料


A│全力応援コース【報恩感謝】

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・感謝のお手紙を送らせていただきます
・長屋門入口にお名前を掲載(希望制)

申込数
117
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

10,000+システム利用料


B|全力応援コース【報恩感謝】

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・感謝のお手紙を送らせていただきます
・長屋門入口にお名前を掲載(希望制)

申込数
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2024年3月

5,000+システム利用料


A│全力応援コース【報恩感謝】

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B|全力応援コース【報恩感謝】

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1 ~ 1/ 17

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