全てが温かかった写真展、おかげ様で無事終了いたしました!
2020年11月6日~11月9日の4日間、皆さんにご支援いただきました
がんと向き合うママとご家族の
『共に生きる』笑顔の絆 写真展 はたくさんの感動と出会いとつながりという奇跡の中で盛会のうちに終了することができました。
改めまして、このプロジェクトに心を寄せてくださいました皆々様には心より、深く御礼申し上げます。
プロジェクトが成立した2020年1月末、
それ以来、新型コロナウイルス感染症に翻弄された一年でした、、、
皆さんのご支援を受けて開始した一大プロジェクト、、、
対象となるのは治療による免疫力低下も懸念されるがん治療中のママたち、、、
正直、無事に開催できるのか、開催してもよいのか、、不安だらけの1年でした。
有志で集まってくれたボランティアスタッフと共に、計画は練るものの、4月の参加者募集開始時には全国総自粛の真っただ中、、、
堂々と家族写真のプレゼント希望者を募集することさえもはばかられました・・・
しかしながら、ご支援いただいた皆様お一人お一人のお気持ちを想うと、ここで私たちが諦めることはできない!と奮い立ち、恐る恐る6月末から募集を開始、11月には写真展を完成させるところまで頑張って、あとはコロナの状況次第で決めていこう!!と8月より本格的にプロジェクトを推し進めて参りました。
その中で、同じようにこのプロジェクトの趣旨に賛同し力を貸してくださるかたとのご縁が次々に繋がり始めました。
*福岡市最新の素敵な複合公共施設なみきスクエアの事業プロデューサーさんのお力で共催となり会場と日程を確保
*地元、九州産業大学建築都市工学部 住居インテリア学科の小泉 隆教授とのお引き合わせで会場デザインを依頼
*糸島に工房を構える素敵な木工家具作家 DOUBLE=DOUBLE FURNITUREの酒井 航氏によるオリジナル展示ボード制作
*写真展のチラシをボランティアで制作くださった出張写真撮影『おうちで家族写真』の金井 崇氏
*会場で流すDVDやポスターをボランティアで制作くださったタグボートPRの穴井秀和氏
その他、後述のようにたくさんのボランティアの方の力により、少しずつ、しかし確実に、当初想定していたものよりも壮大な写真展ができて参りました。
コロナ禍ですし、写真展とコラボしていることもあり、参加希望の方もなかなか集まらなかったのですが、最終的には沖縄から北海道まで26家族のご応募いただき、すべてのご家族の想いにそった素晴らしすぎるお写真を全国21の写真館とカメラマンさんのサポートの元、プレゼントすることが叶いました。
いくつかご感想をご紹介します。
34歳乳癌のシングルママ
『今日はほんっともースペシャルデーでしたぁ♡ あんなによくしてもらって…めっちゃうれしかったです!!』
28歳子宮がんのママ
『写真館で写真を撮るなんてなかなかない機会だったのですごく楽しかったです!主人も家族写真が撮れたこと、すごく喜んでおり、毎年ここに家族写真を撮りに来たいねって話ています』
50歳子宮がんのママ
『私のがんと一緒に辛い思いをした家族にとって良い思い出になりました。家族で笑顔になれる豊かな時間を過ごさせていただき心から感謝申し上げます』
46歳希少がんのママ
『このような機会を作って下さり感謝しかないです。あんなにも、家族6人の最高の笑顔を引き出していただいて、写真を見るたびに生きる希望が湧いてきます。家族の絆が感じ取れます。-中略ー きっとまだ大丈夫と思う反面、実はこれからの不安がMAXになっています。だから、写真をみて家族の笑顔を見て元気をもらっています。家族もきっとそうだと思います。』
他にもご紹介したいものがたくさんありますがたくさんありすぎてここでは省略させていただきます。
そして、26家族のうち、種々の事情がある3家族を除く23家族が写真展での展示を許可して下さったのです!! 自分ががんであることを公表することが難しいのが一般的である子育て中のがんのママたちですので、この数字は本当に奇跡としか言いようがありません!! きっとそれも、傍から見ても目を細めてしまうような幸せいっぱいのお写真が撮れたからにほかなりません!!
皆さんのご支援が、確かにこの26家族に幸せという大きなお力を与えてくださったのです。
写真展では、これまでに団体から家族写真をプレゼントしていた4家族と、この写真のきっかけになった1家族を含めた27家族のお写真を展示いたしました(1家族は家族の体調不良で撮影が延期になり今回は間に合わず)。
ガラス張りの解放感あふれるなみきスクエアのギャラリーで、たくさんの支えたい!という方たちの笑顔の応援メッセージに囲まれて、地元新聞3社(朝日・毎日・読売)と地元のテレビ放送局2社(NHK・FBS)にも紹介していただき、約400名の来訪者があり大盛況でした。折しも、コロナの第2波と第3波の谷間、連日の県内感染者も5人以下が続いていた、まさに天が味方した奇跡のタイミングでの開催でした 涙
日頃からがんのママの力になりたいと思ってくれている温かい出店者さんもいくつもあり、会場には本当に温かい空気が連日流れていました。
同じようにがん治療と向き合っている方たち、ママががんになり治療に迷っているご家族、パパががん治療中のご家族、最近大好きなママをがんで亡くし失意の中来てくれた大学生の女の子もいました。
そのそれぞれが、同じように命と向き合うたくさんの家族のストーリーと、思いと、そして満面の笑顔に、涙し、思いを巡らせ、そして力を得て帰って行かれました。
今はまだ当事者意識のないお子さん連れの親子連れさんもたくさん来てくださり、学生ボランティアの方も設営に関わってくれて若い世代に多くを感じていただけたことはとてもうれしかったです。
期待していたように、本当にたくさんの方の力で出来上がった写真展、いろんな立場のたくさんの方に勇気や希望を与えてくれた写真展となりました。
最後に、今回の写真展に来てくださった方の感想をご紹介させてください。
今回、毎日新聞の記事を見て妻と子供の家族3人で訪問させて頂き
妻は先日乳がんであることが発覚し、9月末に部分切除手術を終え
私達は年齢も考慮し2人目の早期妊娠を望んでいる中、
そのため目的は専門の医療者による、
ただ、実際に相談するまではとても不安でした。
なぜならば、私達が相談したい内容は、
実はここ最近、思い悩み、主治医の先生への相談はもちろん、
ところが、写真展で相談に乗って頂き、
色々なデータを元に再発率等について具体的に説明して頂いたり、
ただ何よりも嬉しかったのが、
分かり易い言葉を使って頂いたり、
私たちが求めていたのは具体的な内容以上にその温かさだったのか
ここまで患者の立場と同じ目線で親身に相談にのって頂ける先生が
また、元々は医療者へのご相談が主な目的でしたが、山口先生の栄養相談や、ボランティアの看護師の方が妻へ教えて頂いたお話、写真展の家族写真など、実際にがんを患った方々の体験談はとても共感を覚え、そのご相談と同じくらいの勇気を頂きました。
それだけではありません、不安な中、
今日の経験は私達家族にとって、
本当に、参加して良かったと心から思っております。
ありがとうございました。
この写真展は移動式の写真展にデザインしてもらっています。
これからも、たくさんの方にこの感動と勇気を感じてほしいのです!
そして、子育て中にがんになっても、温かい支えの中で自分らしく生きていける社会を作っていきたいです‼︎
ぜひお近くでも開催したいという方はご連絡ください! ボックスチャーター便でお送りいたします!
私たちのこれまでの活動が評価され、今年福岡県の男女共同参画表彰『困難な状況にある女性の自立支援部門』という賞を異例の速さで受賞いたしました。
これも一重に、団体設立以来、私たちの活動に心を寄せてくださった全ての方々のお気持ちがなければ成し得なかったことと思います。
ぜひ、この活動が社会に広がる一翼を担ったお一人として、共に喜んで欲しいと思います!
写真展は終わりましたが、私たちの活動が止まることはありません。
全てのがんと向き合うママとそのご家族が、その経験を優しさと強さに変えて前を向いて歩んでいける社会となるまで、微力ではありますが力を尽くして参りたいと思います。
今後ともぜひ皆さまと共に歩んで参りたいと思いますので、お力添えを賜れますと幸甚でございます。
このたびは本当にありがとうございました。
以下の皆様にも心から御礼申し上げます。
~がんと向き合うママとご家族を温かい眼差しで撮影くださった
全国の写真館・カメラマンの皆様~
★沖縄県与那原町 日光写真館 さま ★長崎県長崎市 さくらスタジオさま
★福岡県みやま市 吉井スタジオ さま ★福岡県福岡市 おざき写真館 さま
★福岡県宇美町 伊之坂写真館 さま ★福岡県北九州市 フォトスタジオしみず さま
★福岡県フリーカメラマン 出張撮影STUDIO H2 さま ★山口県山口市 スタジオARKmode さま
★鳥取県三朝町 アイザワフォトスタジオ さま ★香川県高松市 河野フォトスタジオ さま
★兵庫県明石市 阿那写真館 さま ★大阪府寝屋川市 ながはら写真館 さま
★大阪府茨木市フリーカメラマン 出張撮影 虹photo さま ★愛知県名古屋市 スタジオ・クニ さま
★福井県福井市 渡辺写真館 さま ★長野県岡谷市 山田写真館 さま
★千葉県鎌ケ谷市 (有)柏崎写真 さま ★茨木県牛久市 吉田写真館 さま
★北海道札幌市 原スタジオ さま ★北海道岩見沢市 スタジオ夢物語 さま
★北海道網走市 佐藤写真館 さま ー統括写真館: おざき写真館 さまー
~移動式写真展の展示設計・制作にご協力くださった皆様~
★九州産業大学 建築都市工学部 住居・インテリア学科 小泉 隆 研究室 さま
★九州産業大学 建築都市工学部 住居・インテリア学科 吉村 祐樹 研究室 さま
★福岡県糸島市 DOUBLE=DOUBLE FURNITURE代表 木工家 酒井 航 さま
★福岡市東区なみきスクエア 事業プロデューサー 高宮 由美子 さま
―統括: 小泉 隆 教授―
~協賛~
★大鵬薬品工業(株)さま ★医療法人松坂会 松坂クリニックさま ★西日本シティ銀行さま
★(株)九州電化さま ★酵素SPAYu*sophiaさま
★アイランドシティ照葉オーシャンプレイス(積水ハウス(株)・西日本鉄道(株))さま
★ナチュラル(株)さま ★ナチュラルブレスト(株)さま ★ワールドメタル(株)さま
★(株)プレジャーデサインさま ★ふかみ乳腺クリニックさま ★乳腺診断センターセレナーデさま
★アストラゼネカ(株)さま ★中外製薬(株)さま ★持田製薬(株)さま ★NPO法人子育てママ応援塾ほっこりーの さま ★ビューティスマイルハートさま ★108人のクラウドファンディング支援者の皆さま
~写真展企画ボランティアスタッフ~
★小野 彩 さま ★黒谷 真功 さま ★佐藤 信二 さま ★谷 美穂 さま ★中村 妙子 さま
★渡邉 展恵 さま ★泊 直子 さま ★野崎 由美子 さま ★山口 貞子 さま ★河野 りか さま
★Stellabo代表 中川 花乃 さま ★(株)タグボートPR 穴井 秀和 さま ★里美 奈菜 さま
★おざき写真館 小崎 修平 さま ★おざき写真館 原 健太 さま
★出張写真撮影おうちで家族写真 金井 崇 さま ★学研成城4丁目教室代表 越中 里香 さま★ETERNAL BRIDGE理事 樋口 ちえみ ★ETERNAL BRIDGE副代表 金城 舞
★ETERNAL BRIDGE代表 山田 佳代子
皆さまからご支援頂いた資金は、全額『共に生きる』笑顔の絆写真展のために使用させて頂きました。
<収入の部>
クラウドファンディング寄付金 1,006,000円
大鵬薬品工業株式会社助成金 700,000円
<支出の部>
クラウドファンディング手数料 220,000円
クラウドファンディングリターン 67,781円
チラシ印刷代(募集時・開催時) 37,463円
チラシ全国配布送料(同2回分) 77,460円
家族写真撮影料 395,500円
会場デザイン費(展示ボード制作費・材料費・パネル展示備品等も含む) 411,756円
A1サイズ写真パネル製作費 311,080円
人件費 140,243円
講演会講師謝金(感染拡大のためWEB講演) 30,000円
感染防止対策費 27,160円
ボランティア交通費 37,000円
ボランティア弁当代 20,947円
会場雑費 2,760円
医療相談講師弁当代 2,274円
医療相談講師交通費 3,000円
振込手数料 5,865円
通信料 2,802円
※※ 会場デザインとオリジナル展示ボード制作を専門家にお任せしたこと、当初予定していた写真パネル作成がプロカメラマンの進言でネット印刷ではなく専門業者への発注となったこと、当初予定していなかったコロナ禍による対応が加わったことにより写真展予算をオーバーしてしまいましたことをお詫び申し上げます。
ネクストゴールとしていたミニ写真展用のパネル作成費は、別途いただいた寄付金と、今後助成金を申請することで来年度中には捻出し実現させる予定としております。何卒ご了承いただけますと幸甚でございます。 ※※
2020年12月6日
NPO法人がんのママをささえ隊ネットワークETERNAL BRIDGE
スタッフ一同