支援総額
目標金額 300,000円
- 支援者
- 35人
- 募集終了日
- 2014年10月28日
アフリカゾウを守る戦い
ケニアの野生動物保護区を管理し、密猟者などから野生動物を保護しているのはケニア野生生物公社(KWS)という政府系の組織や、地域のコミュニティにより運営されている保護区管理の組織です。KWSなどの組織は保護区を密猟者などから守るためのレンジャー部隊を組織してパトロールに当たったり、港や空港の貨物を検査して象牙密輸の取り締まりを行ったりしています。
<押収された無数の象牙>
こうした努力にかかわらず、新興国での象牙や犀角需要の高まりや、密猟者を組織し象牙などの仲買を行っているテロ組織や犯罪組織の台頭によって、野生動物を守る戦いは激しさを増す一方です。青年海外協力隊として私がKWSで勤務していた時は、私の直接の知り合いでこそ犠牲者は出ませんでしたが、オフィスの掲示板には度々密猟者との戦闘による殉職者の名が掲示されていました。
<KWSレンジャーのスーザン。女性のレンジャーも沢山います>
一方で密猟の実行部隊となっているのは、主に貧しい地域住民です。仲買人であるテロ組織などが住民に武器を渡し密猟に当たらせています。都市から遠い地域では現金収入原が少なく、一頭のゾウを殺すことにより約一年分もの現金収入が得られるため、密猟に手を染める若者が後を絶ちません。密猟者となった若者のなかには先述のレンジャーとの戦闘により命を落とす者も少なくありません。またこれが密猟者を逮捕しても密猟組織の本陣に中々ダメージを与えられない原因にもなっています。また象牙ビジネスにより得た資金によってアル・シャバブなどのテロ組織が各地でテロ活動を活発化させており、ゾウやサイの密猟が、犠牲となる動物だけでなく、それに関わる多くの人々をも不幸に陥れています。
<コンテナの積み荷を検査する、レンジャーと象牙探知犬>
<印鑑などの用途に粗形成された象牙>
このことは私達日本人にとっても決して他人事ではありません。1980年代までは日本が世界一の象牙消費国でしたが、アフリカ全土でゾウの頭数が半分以下になってしまったために、1989年、ワシントン条約により象牙の商取引は全面禁止になりました。それから暫く象牙ビジネスは下火になり、アフリカゾウに平和が訪れたのも束の間、2000年に南部アフリカ諸国から限定的に象牙の取引が再開されたのをきっかけに、象牙マーケットが再び立ち上がりました。中国をはじめとする新興国の急速な経済発展とも相まって、解放された極めて限定的な「合法象牙」の枠を遥かに超えた数量の象牙が密猟によって供給されるようになってしまいました。悲しいことですが、日本でも象牙の密輸入が行われており、現在でも主に印鑑の材料として流通しています。日本で流通している象牙製品は名目上は「合法象牙」の体をなしていますが、合法象牙のライセンス制度の甘さから、相当数の違法象牙が混入していると見られています。
リターン
3,000円
サンクスレター
オリジナルポストカード(1枚)
- 支援者
- 20人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
サンクスレター
オリジナルポストカード(6枚)
お好きな作品のオリジナルプリントA4(1枚)
- 支援者
- 11人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
サンクスレター
オリジナルポストカード(6枚)
レセプション招待(飲食つき)
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円
サンクスレター
オリジナルポストカード(6枚)
お好きな作品のオリジナルプリントA3ノビ(1枚)
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円
サンクスレター
オリジナルポストカード(6枚)
お好きな作品のオリジナルプリントA4(1枚)
レセプション招待(飲食つき)
写真展での個別の作品解説
会場パネルへのお名前記載
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
50,000円
サンクスレター
オリジナルポストカード(6枚)
お好きな作品のオリジナルプリントA3ノビ(1枚)
レセプション招待(飲食つき)
写真展での個別の作品解説
会場パネルへのお名前記載
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
100,000円
サンクスレター
オリジナルポストカード(6枚)
写真展にて展示したお好きな作品(1枚)
レセプション招待(飲食つき)
写真展での個別の作品解説
会場パネルへのお名前記載
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 10