みなさんはきっと、アフリカは賃金も安いが物価も安いとお思いでしょう。私もそう思っていました。でも実際アフリカに行って感じるのは、思った以上に物価が高いということです。東南アジアやインドなどと同じと思っていると、大きな間違いです。これはおそらくアフリカの地理と気候が関係していると思われます。

 

アフリカというのは概して言うと輸入に頼っている大陸です。衣服や日用品はほとんど中国製、お菓子は欧州や中東製、車は日本製などなど。なので、まず物をアフリカまで船で運ぶ輸送費がかかります。またアフリカでも特にウガンダのような内陸国は、港からトラックで運ぶ輸送費もかかります。道路があまり整備されていないアフリカでは、トラック輸送にたいへんお金がかかるのです。

 

そして気候。アフリカの気候は厳しいです。東南アジアのようにコメや野菜がたくさんとれる地域では、産業が発達していなくてもとりあえず人々の腹は満たせるかもしれません。でもアフリカの場合はそうはいきません。水資源にはあまり恵まれず、また干ばつもしばしば起こります。SAVOのあるマサカ周辺はウガンダの中でも乾燥しており、農業をするには厳しいエリアと言えます。ですので、天候によっても農産物の価格は大きく変動します。

 

以上のような理由から、アフリカの物価はそれほど安くありません。ですので、産業がそれほど発達していないにも関わらず、人件費はアジアほど安くありません。それがアフリカの発展を阻んでいる1つの要因かもしれません。

 

またアフリカでは概して世の中に出回っている物資が少なく感じます。スーパーも首都にはありますが、まだまだ数は少ないです。そして、為替や天候により物価が大きく変動します。天候不順が続いたり、ドルに対してシリング(ウガンダの通貨)の価値が下がったりすると、たちまち物価は上昇し、庶民の生活(そしてSAVOの運営!)を直撃します。ついこの前も世界的な穀物価格の高騰がウガンダを直撃し、ウガンダの食物の値段が上昇。SAVOの運営が困難になるということがありました。

 

世界のニュースが、最も縁が遠そうなアフリカの庶民の生活に直結しているのです。

新着情報一覧へ