大きなキャンバスと画材を会場に置き、来場いただいた方誰もが自由に描くことができる「成長するキャンバス」、今年もやる予定です。

 

 

これ、2年前の作品展の際、有志で展示をお手伝いいただいた皆さんから出たアイデアでした。来場された方に、出展している作家と同じキャンバス、画材で自由に描いてもらったらどうか、と。そこで、当時、たまたま我が家に、まだ描いていない真っ白な50号のキャンバスがあったので、会期中のギャラリーに置いてみました。すると、子どもたちはもちろん、おとなたちも、最初はためらうものの、ひとたび筆や指で描き始めると、まるでずっと前から同じように描いていたかのごとく、楽しそうに腕を動かし続けていました。

 

毎日毎日、キャンバスの表情が変わるので僕たちもその変化(成長)を見ているのが楽しい。結局、以来3回の作品展で延べ1000人以上の方たちが描き、ご自分の痕跡をそこに残されていったようです(正確な人数はよくわかりません)。

 

ご覧の通り、そこには「何かを上手に写し描こう」とか、「きれいに描こう」とか、「○○らしく描こう」という具体的な意図は、あまり見えません。描いた方たちは、展示されている作品やご自分の前に描いていった誰かの痕跡と向き合い、自身を表現されていったのではないかと思います。誰かの評価やこうしなければいけない、という呪縛から解放されて、ただただ思うがままに描く。

 

どなただったか、「自分の描いた部分を他の人に塗り重ねられてしまって、残念に思う方はいませんでしたか?」というご質問を受けたことがあります。でも、興味深いことに、それがないのです。自分の描いた部分が誰かに消されても、不思議と悔しがったり、悲しがったりしている様子がない。なんでしょうね…。

 

これをお読みいただいている方で作品展にお越しいただけるようでしたら、是非、描いてみてください。「成長する絵画」展に、絵の上手・下手、評価、正解はありません。

 

         2013年の作品展時。自宅にあった真っ白な

         キャンバスを持っていきました。懐かしいなぁ。

 

     第1日目。たぶん午後早めの時間帯だと思います

 

     こんな雰囲気でした

 

     初日の夜には、早くもこんな表情に

 

     彼女は当時、2歳だったと思います

 

        もちろん大人も描きます。むしろ人数は大人の方が

        多いかな

 

     大人気です

 

 

          ギャラリーに遊びに来た出展者本人も描き

          ます。楽しそう

 

     たまには日光浴もしてもらいました(笑い)。塗り重ねているの

     で、すごい重量感です(実際重い)

 

    これが昨年の最後。でも、このあとさらにまた変化しています

 

 

誰もが率直に自身を表現でき、互いに受けとめあえる世界に。

 

では、ギャラリーでお会いしましょう。

 

20150922

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