支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 89人
- 募集終了日
- 2015年10月27日
ンドゴン小学校のバ先生の印象的なお話
昨年の年末にンドゴン小学校のバ校長先生と学校建設について話しているときに、印象的だったお話しを紹介させていただきます。
バ校長先生に「学校建設などをする際に一番大事なことってなんだと思う?」と聞かれ、
私は「きちんと計画して、準備をすることかな。」と答えました。
そしたら、彼は
「計画立てることはとても大事だけど、もっと大事なことは、Mami(私)がセネガルに来て、きちんと学校建設に関わる人たちに会って信頼関係を築くことだよ。」と。
その時はっと気がつきました。学校は現地の人たちのためということ、現地の人たちを知らないで、学校だけ活用しても意味がないということ、私の自己満足で物事を計画しようとしていたことに気がつきました。目の前の目標に目が行き過ぎて周りが見えてませんでした。
以前、彼は学校にトイレを建設しようとしていました。最初は建設はうまく進んでいたそうです。しかし、あと少しで完成するというところで、トイレの建設をしていた人が急に仕事に来なくなり、その数日後には、トイレ建設のために置いていた資材などがすべてなくなっていたそうです。結局、今のンドゴン小学校には、トイレの外装工事のみが終わったままで、内装は手付かずのままです。このような事はセネガルではよく起こるそうです。
彼はこの件について「学校にトイレができなかったのはとても悲しいけど、もっと悲しいのは、村人たちの期待を裏切ってしまったことと、信頼がなくなってしまったことだ。」と言っていました。そんなことを彼が言っていたので、地域住民との関係はどうなのかな思っていましたが、関係はいたって良好でした。きっとこれまでの彼の頑張りを知っていたからでしょう。
私は彼にこんな質問を投げてみました。
「この地域の人たちと信頼を築くにはどうしたらいい?」
彼の返事はとてもシンプルでした。
「彼ら(住民)に会って、一緒の時間を過ごすことだよ。」
セネガル人だけではないとは思いますが、彼らは目の前にあるもの(存在するもの)を信じるそうです。この学校建設の計画をバ校長先生と私で話して、その計画内容を保護者の方に伝えて、学校を建設し始める事は良くないそうです。保護者の人は、私と言う存在もあまり分かっていないし、このプロジェクトが本当に実施されるのか半信半疑なんだそうです。大げさに言うと、保護者の方にとっては、私はバーチャルの中に存在するようなものです。さらに、何か困ったときに誰も助けてくれないそうです。
「誰かに会って、一緒の時間を過ごすこと」はとても簡単なようで、難しいです。時間はかかりますが、大切なことだと思います。
私はこんな事を教えてくれた彼にとても感謝しています。それから、前よりももっとンドゴン村のことが好きになりまし、もっと交流をしたいなと思っています。
追伸:もちろんバ先生は私たちを地域住民や保護者の方に紹介してくださっています。
リターン
3,000円
・団体紹介パンフレット
・サンクスレター
- 支援者
- 39人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
・セネガル製ポーチ(小)
・セネガルの子供が書いた絵はがき
・団体紹介パンフレット
・サンクスレター
- 支援者
- 38人
- 在庫数
- 15
30,000円
・セネガル製ポーチ(大)
・セネガルの子供が書いた絵はがき
・団体紹介パンフレット
・サンクスレター
・寄贈者銘盤
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 11
50,000円
・セネガル製バッグ
・セネガル製ポーチ(大)
・セネガルの子供が書いた絵はがき
・団体紹介パンフレット
・サンクスレター
・寄贈者銘盤
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 14
100,000円
・サンクスレター
・寄贈者銘盤
・私たちの団体のオリジナルエコバック
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし