ご支援者皆様へのお礼と現在の近況のご報告
ご支援者様
2021年に実施しました、学校法人日本医科大学 しあわせキャリア支援センターのクラウドファンディング『出産や子育てでキャリアを諦めない。女性研究者へ、研究継続の支援を!』にご支援を頂き誠にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。
皆様からのご支援を活用させていただきました、2022年度の研究支援員配置制度が2023年3月31日を持ちまして完了しましたことをお知らせ申し上げます。
2022年度は10名(日本医科大学8名、日本獣医生命科学大学2名)の、育児や介護等のライフイベントにある女性医師・研究者に、研究支援員が配置されました。研究支援員の雇用費用について、皆様からのご支援6,484,000円を充てさせていただきましたことをご報告申し上げます。
10名の研究者はこの1年で目覚ましい成果を収めております。
英文論文 18本
日本語論文 1本
日本語総説 2本
学会発表 37件
こちら以外にも、実験が順調に進みこれから論文や学会発表を予定している、との報告を多く受けております。
また、支援を受けた女性医師・研究者からは次のような声が上がっています。
・「自分の道をめざしても良いのだ」という、背中を押された気持ちになった。
・今までできなかった研究が進み、それにより救える患者さんが増える。
・日々の臨床・教育業務と家庭に追われて難しかった論文投稿が現実的になった。
・支援によってネガティブな思いが軽減され、前向きに考えられるようになった。
詳しくは、READYFORの新着情報にて一人ひとり紹介しております。
https://readyfor.jp/projects/shiawase/announcements
このように、皆様のご支援のもと、多くの女性研究者が意欲を持ってキャリアを継続できましたことを心より感謝申し上げます。
皆様から頂きましたご支援とメッセージは、多くの女性研究者の心の支えになるとともに、学校法人日本医科大学全体として、改めてこの活動の重要性を心に刻む機会となりました。
そしてこれはさらなる活動へと繋がっています。2022年度には文部科学省科学技術人材育成費ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)に採択されました。これを追い風に、女性・若手研究者と女性リーダーの育成を一層進めて参ります。
末筆ではございますが、今後とも私たちの活動へぜひご関心をお寄せいただきたく存じます。引き続きの応援・ご支援をお願い申し上げるとともに、しあわせキャリア支援センターからの御礼とさせて頂きます。
2023年3月31日
学校法人日本医科大学 しあわせキャリア支援センター
センター長 土佐 眞美子
副センター長 柿沼 美紀
追記---------------
上記のご報告は支援を受けた皆様お一人お一人にメールにてお送りさせていただきました。今般、プロジェクトページへの掲載にあたり追記させていただきます。
学校法人日本医科大学ではクラウドファンディングに挑戦した2021年以降、ライフイベントがあってもキャリアをあきらめない女性研究者への支援を継続しています。研究支援員配置制度をはじめ、病児保育や研究の補助など様々な支援を実施することで、多くの女性医師・研究者が活躍しています。
このプロジェクトを通じて、私たちは資金だけでなく、女性医師・研究者を取り巻く環境に社会が耳を傾け、キャリアを継続することの重要性を認識してくださるという手応えを感じることができました。これこそが、本プロジェクトが目指した最も価値ある成果の一つです。
皆様が灯してくださったこの光を絶やすことなく、私たちはこれからも、すべての女性が自分らしいキャリアを諦めることなく歩み続けられる社会の実現に向け、一層邁進してまいります。
今後の活動につきましても、引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。
しあわせキャリア支援センター https://shien.nms.ac.jp/
2025年7月14日
学校法人日本医科大学 しあわせキャリア支援センター
センター長 土佐 眞美子
副センター長 神田 奈緒子、小竹 佐知子
















