信楽ACTの開催エリア内には3つの地蔵堂があります。

 

地蔵堂は、集落の中でも最も小さな単位の部落の人たちで管理されていて、町の人には「お地蔵さん」として親しまれています。

普段はご近所の方々の寄合所になっていて地域交流の場としても活用されていますが、お盆の時期になると「地蔵盆」がというのあり、地蔵堂に老若男女が集ってお祭りをします。

 

 

その地蔵堂の1つを使って今回展示されるのが、東京から来られたユミソンさんです。

彼女の作品を最初に拝見したのは、群馬で行われていた「中之条ビエンナーレ」でした。

ものすごい数の作家たちがそれぞれ作品展示やインスタレーションで思い思いの物体を見せていた中で、その時の彼女の作品は「風景そのものを見せる」作品でした。

そのあまりの清々しさに私たちの心を鷲掴みにされ、ぜひぜひ信楽で彼女なりの見せ方をしてほしいとお願いしました。

 

 

ユミソンさんが今考えているのは、彼女曰く

「前に水木しげるさんの本で読んだことがあるのですが、河童って、元々川の神様が人々に忘れられてしまうと河童の妖怪になるらしいです。さらにもっと忘れられると、妖怪から餓鬼などになってしまう。逆に人々のまなざしが集まっていくと、だんだん神様に近くなっていくんです。

人間も同じじゃないですか?先生って言われる人たちだって昔は尊敬のまなざしで見ていたから先生も変なことできないし、そういうまなざしがいい先生を作っていくのかもしれない。政治家だって今は『ああ、政治家なんて』といういい方しかしないから良い政治家が生まれないのかも。どっちが先なのかっていうのもあるけど。

だから、まなざしによって変わるんだったら逆に(究極には)神様も創れちゃうんじゃないかと思うんです。」

 

そういうことを聞いて、「すごいイイそれ!」と思いました。

どういう展開になるか楽しみです。なにせ地蔵堂ですから。

 

 

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