高山植物の保護って何だろう?

ここは南アルプスの前衛、櫛形山のお花畑です。

正確には、お花畑だったところ。

櫛形山は、何万本というアヤメの群落があり、「アヤメ祭り」が開かれるほどの名物でしたが、シカの食害により、一時全滅の憂き目にあい、「アヤメ祭り」も中止に追い込まれました。

防鹿柵を設けてようやく復活し、細々と再開できるようにはなったようです。

 

この写真はアヤメではありませんが、高山植物を保護するために設けられた柵を覗き込んでいる観光客の姿です。

 

 

一方こちらは初夏のニッコウキスゲが有名な霧が峰の一角。

昔は、目の前の斜面をすべて埋め尽くす大群落が見られたものですが、いまや二重の電気柵が張られていなければ見られないくらいに減ってしまいました。

遠目には、柵で囲まれた四角い一角だけが黄色に見えるのです。

 

 

同じ霧が峰の高層湿原、八島湿原。

ここも湿原の周囲をぐるりと柵で囲み、鹿が中に侵入しないようにしています。

 

 

 

尾瀬が原。

ここはいつまで無事でしょうか。既に尾瀬に入り込んだ鹿は約千頭といわれています。

大清水口では、ミズバショウの群落がほとんど全滅したとか。

やがて湿原内にも窮余の一策として木道の脇に柵が立てられるかもしれません。

 

こんな高山植物の鑑賞、続けたいですか?

いま、どこの山でも同じことが起きているって、知ってましたか?

そのことをお伝えしたい、「獣害写真集」です。

 

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高山植物を柵で囲って、保護するのは、将来生態系が元に戻ったときに復活させる遺伝資源としての意味が大きい、という理由づけがされています。

 

でも、生態系が復元するのは、いつでしょうか。

どうなったときに復元というのでしょうか。

 

 

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