【地域と共に歩む文化拠点】全国の小劇場の「再開」にご支援を

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寄付総額

13,192,000

目標金額 10,000,000円

寄付者
1,061人
募集終了日
2020年7月31日

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2020年05月25日 19:00

VOICE ②平田修二さん(シアター8・1サッポロ開設準備室事務局長)

全国小劇場ネットワークでは、5/20から開始した劇場再開に向けたクラウドファンディングと並行して、オンラインマガジン「VOICE」の活動を行っていきます。


劇場の再開や、芸術活動の再開が段階的に進むなかで、劇場に関わりが深い方(アーティストや舞台芸術に関わるスタッフ)、地域で活動している方、地域社会について考えている方に、それぞれの目線から、その時に考えていることを語っていただきます。

 

CFに対する応援という意味をこえて、互いの異なる視点から、withコロナ、afterコロナの社会に向けた眼差しを共有し、各にとってのヒントに変えていければと思っています。

 

▶VOICE | まえがき https://note.com/shogekijojp/n/n37de080c678f 

 

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第2回は、平田修二(シアター8・1サッポロ開設準備室事務局長)さんです。平田さんには、第1回全国小劇場ネットワーク会議 in 那覇で基調講演をしていただきました。

 

 

【VOICE】平田修二(シアター8・1サッポロ開設準備室事務局長)

街から演劇公演がなくなり、もう3ヶ月が経とうとしていますね。

 

ボクが今関与している二つのこと。一つは、地元江別市(札幌の隣の12万都市)での演劇公演。今年は札幌座『フレップの花、咲く頃に』が8月にあるのですが、そのプレイベントであるトークショーも4月から5月、そして6月へと延期しました。6月にのびのびと開催できるか心配です。もう一つは、200席の新劇場シアター8・1サッポロ(2024年完成予定)の準備。設計も終わり、間もなく工事に入ります。運営には多くに方々のご支援が必要なのですが影響を受けないか心配です。

 

個人的には、こうして長期に演劇公演がないのはさびしいです。東京はもちろん、札幌にもほとんど行かず、ネットやテレビで映画を観、本を読み、近くの公園や森を散歩する日々を過ごしています。それはそれで新鮮な毎日ですが、演劇を通して自分と対話し、劇場という窓から世界を見ることは大事なのだと改めて知ります。

 

こうして演劇のない日々を過ごしていると、街にとって演劇、劇場がとても大事だと知った体験を思い出します。

 

1989年、銀座セゾン劇場と札幌えんかん(当時ボクは理事長)はレニングラードドラマ小劇場『兄弟姉妹』他を招聘することになり、その前年の88年にパリで公演を観、レニングラードで公演のための交渉をしました。その時に、同劇場はレパートリー作品を公演しながら数年かけて『兄弟姉妹』を創り上げ、それはソ連の体制を突き崩すペレストロイカの象徴となり、世界に影響を与える作品になったことを知りました。ベルリンの壁も翌年崩壊しました。これらの進行中の歴史と舞台の圧倒的迫力は、劇場と演劇が街と社会に与える影響の大きさを認識させ、ボクの演劇人生を変えました。えんかんの活動から札幌での演劇創造の新しい仕組みづくりへと向かわせることになりました。

 

レニングラードドラマ小劇場『兄弟姉妹』札幌公演/終演後の記念写真

 

2011年3月、TPS(現札幌座)は翌年から始まる札幌演劇シーズンの準備として、三作品(いずれも斎藤歩作・演出)で1ヶ月連続公演をしていました。その最中の東日本大震災。いろいろ議論はありましたが、公演は続けました。すると、だんだん劇場が変わりました。まず俳優。三演目とも自分の命を見つめる作品だったのですが、俳優はそれを客席に問うのではなく自分を見つめる演技に変わったのです。当然芝居は深化しました。次にお客さん。「毎日テレビで震災報道を見ていてつらいですが、今日は仕事が早く終わったので劇場に駆けつけました。毎日公演があるのは良いですね」のようなアンケートが増えました。こうして劇場は、祈りの場に変わっていき、見ているだけで感激しました。劇場は、街と呼吸している、毎日公演されていなければいけないと痛感しました。

 

さて、全国小劇場ネットワークは、「民間からの公共劇場」という旗印を掲げ、この2年余、検討と実験を継続していると思います。演劇と劇場が地域、街で必要であるためには、社会を構成する三つのセクターの協力が欠かせないと思います。その一つである市民セクターが持っている特徴、強みと弱みを認識することが必要ですね。民間でパブリックな劇場だからできること、街と呼吸しあう再演し続けられるレパートリー作品を創り出すこと、これが何より大事だと思います。

 

2024年には、個人の立場ではなく、シアター8・1サッポロとして、発展した全国小劇場ネットワークに参加したいと思います。

 

平田修二
シアター8・1サッポロ開設準備室事務局長

 

ギフト

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●寄附受領証
●お礼のメール
●支援完了ご報告レポート
●クラウドファンディング参加劇場のうち、27箇所の劇場に支援者様のお名前掲示
 :ご希望の方のみ、1年程度を予定

※本プロジェクトは税制優遇の対象となります。

※複数口でのご支援も可能です。

申込数
472
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年12月

5,000


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