外国の学校と手軽にオンライン合同授業ができる仕組みを作ろう！

 

▼自己紹介

世界中の子どもたちをインターネットでつないだら、何が起きる？

 

はじめまして、加藤裕明です。私はいま、ベテラン英語講師のマイケル・ライオンズ氏と共に、世界中の学校が合同授業の相手を見つけられる「SOLE Online（ソール・オンライン）」というプラットフォームを立ち上げるプロジェクトに取り組んでいます。

 

「SOLE（ソール）」とは「Self-Organized Learning Environment」（自立学習環境）の略で、2013年TED賞を受賞したアクティブラーニングの権威、スガタ・ミトラ博士が見出した教育手法です。子どもたちは「問い」と「インターネット」のみを与えられ、あとはグループで力をあわせて探究するという、シンプルかつパワフルな学習スタイルです。私たちは、このSOLEを使って、世界中の子どもたちが学びあえる環境を作ろうとしています。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

外国の学校とのオンライン合同授業を、簡単に実現できないか？

 

私たちは2018年の春から、日本、インド、メキシコ、アメリカ、カナダの小・中学校とオンラインで、SOLEを使った合同授業を行ない、その効果を確認しました。SOLEでは、子どもたちが3人～5人くらいのグループを作り、ひとつの問い（Big Question）についてインターネットを使って探究し、学んだことを全員にシェアします。教材を準備する必要がなく、「問い」と「インターネット」だけで簡単に展開できる一方で、外国の学校と合同授業をしようとすると、時差などにより、相手を探すのも、日程を調整するのも、非常に大変です。そこで私たちは、それを簡単にできる仕組みを作って、世界中の学校に使ってもらおうと考えました。

 

▼プロジェクトの内容

子どもたちが、地球規模で学びあう。

 

SOLE Onlineのユーザーは、主に学校など教育機関の先生方です。SOLEをやりたい日程を、SOLE Online上のカレンダーに登録し、他の先生からの合同授業の申し込みを待ちます。逆に、カレンダー上の他の学校のSOLEの予定を検索することもできます。相手を見つけたら、当日までに必要な調整事項や、授業後のレポート作成まで、スムーズに運営できるような仕組みを提供します。

 

子どもたちは、さまざまな知識を学ぶだけでなく、同じくらいの年齢の外国の仲間たちが、どんな様子で、どんなスキルを使って学んでいるか、どんなふうに話しているか等、スキル、人間性、学び方などを目の当たりにすることができます。自分は、積極的に、楽しく、真剣に、仲間たちと協力しあって取り組めているか。モジモジしないで話せているか。外国の仲間たちと一緒に学ぶ時、彼らはたくさんの気づきに出会い、成長します。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

「助け合う世界」を作りたい。

 

SOLE Onlineは、学校同士を結びつけるだけでなく、さらに「学校」の枠を越え、さまざまな事情で学校に行っていない子どもたちも参加できる仕組みにしていく予定です。また、SOLEに参加した子どもたちに、「バッヂ（Badge）」という電子的な修了証明書を発行することも計画しています。この「バッヂ」は、進学時や就職時に、学校や雇用主に提出することを想定しています。

 

このプロジェクトを通じて私たちは、子どもたちが「個人の学力」を競いあうのではなく、「コミュニティの一員として、コミュニティ全体としての成功・発展に貢献する能力」を身につけ、「助け合う世界」を作っていってほしいと願っています。

 

皆様のご支援を、心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

プロジェクト終了要項

リリース完了予定日    
2020年4月1日

ウェブサイト・アプリ内容    
ウェブサイト上で外国の学校と手軽にオンライン合同授業が行える。