プロジェクト本文
自己紹介
○稲丸 慈 (いなまる めぐみ)/プロジェクト責任者
平成元年生6月、正栄寺の長女として生まれる。家族だけでお勤めするお寺で、
土日も休み無く働く両親の背中を見ながら両親や祖父母に愛情たっぷり育てられ育った。中学1年生の頃、住職である父が生死を彷徨うような病に倒れ寝たきりになる。
中学入学と共にひどくなったいじめで不登校になり学校に行っていなかった私はお世話になっていたお寺のご住職にすすめられお寺の手伝いをすることになり、
13歳の時に
自転車でご門徒さん宅へお月忌回りを始める。中高を卒業し社会人になり接客業など経験しここ数年、介護職として施設勤務した後、現在は正栄寺の広報兼事務長として家業を手伝う。
○稲丸忍正 (いなまる にんしょう)
昭和34年5月に生を受ける。幼少期からお寺に来る大人たちに囲まれご門徒様に見守られ大きくなり、先代の跡を継ぎ第16代住職となる。住職になってからも変わらず周囲のお寺さんや、ご門徒様に支えられ家族を守り法務を行ってきたが、平成14年10月お葬儀のお勤め先にて体調不良を訴え緊急搬送されたまま生死を彷徨い寝たきりの状態となった。現在も寝たきりではあるものの正栄寺の代表として、一家の長として家族を見守っている。
○稲丸 美奈子 (いなまる みなこ)
昭和35年8月に生を受ける。学生時代に管理栄養士の資格を取り病院で勤務した後28歳で結婚を機に入寺し坊守としてお勤めする。平成14年に住職が倒れた後は坊守業務の他、法務も主として行う。2016年に熊本地震で被災し本堂の再建を行うため一念発起し2017年お得度して僧侶になり、2021年6月に教師教習での教師取得を経て住職代務となり正栄寺存続のため邁進する。
○稲丸 悠正 (いなまる ゆうせい)
平成5年5月、正栄寺の長男として生まれる。物心ついたときから両親や祖父母、ご門徒さんや総代さん大人に囲まれ健やかに育つ。小学3年生の時、父が倒れ、母がお寺の仕事と家事、子育て、父親の代わりまで1人で頑張る姿を見て大きくなり学生卒業と共にお寺を継ぐべく修行を始める。
2018年京都の本願寺にてお得度を受け僧侶になる。現在は住職代務とともにお月忌回り等しながら住職になるため教師資格取得に向けて勉強中。
○稲丸 聡美 (いなまる さとみ)
平成3年7月、正栄寺の次女として生まれる。三人兄妹の真ん中で家族みんなに愛されすくすく育つ。小学5年生で父が倒れてからは父を1番に考える子になった。
学生生活が終了した後、母の負担を減らすべく、家事手伝いを行いながら父の世話をするようになる。現在も父の介護をメインに行いながら、主に電話対応を担いご法事などのスケジュール調整などを手伝っている。そしてお寺の猫のお世話に全力を注ぐ。
私たち家族は兄妹が3人とも不登校で学校に行けない時代がありました。世間一般的にみると学歴もなく、とても立派とは言えません。けれど、両親に愛され支えられ、苦しい時代を乗り越えてきたからこその良さもあると自負しております。
誰が欠けても成り立ちません。この家族だから住職を病院にも施設にも入れず自宅介護をし一緒に生活できているのです。こんな私たちだからこそ、お役に立てることがあると考えます。
正栄寺ってどんなお寺?
正栄寺の始まりは江戸時代の始め頃、益城の甲斐一族の菩提寺(正栄庵)からだと言われています。その後今の戸島の地に仏様のお説教の場として望まれ移築してきたのが大正2年の頃です。それから正式に浄土真宗本願寺派として法人格を取得(昭和28年)寺小屋として子供たちのためのお勤めをしたり、その他、地域の方の力になるべく法務を行ってまいりました。
現住職が第16代になりますが、平成14年お葬儀へお勤めに行った先で脳幹出血により倒れ一時は生死を彷徨いましたが本人はもちろん多くの人の頑張りのおかげで持ち直し寝たきりではありますが現在も頑張って私たちの側に居てくれております。その為この20年弱は家族全員で住職を助けながら、自宅介護にて頑張っております。
なぜ建て直すの?
元々は益城の地にあった本堂を戸島に移築してきており、移築時からずっと基礎は大きな石に乗せられたまま埋まってはおりませんでした。本堂が建立されてから100年以上を私たちと共に頑張ってくれた建物でしたが、完全木造で基礎も簡易的に固定されたものだったため2016年の熊本地震の際、基礎が駄目になり屋根や天井、床、お内陣が使えなくなってしまいました。
それでもどうにか復旧出来ないかと試行錯誤し尽力してまいりましたが、これ以上の復旧、現状維持も難しいとの判断になり、安全面を考え解体することになりました。お寺を継続するために本堂の再建は必須のため、今回の立て直し計画が始まりました。
資金使途詳細とスケジュール
本堂の建て直しには莫大な費用がかかり、自己資金ではまずまかなえません。正栄寺は田舎のとても小さなお寺ですが、すべての計画で総額2億円超えのプロジェクトになります。本堂だけの建設では銀行融資も受けられない為、今回は新たに納骨堂との一体型の本堂に挑戦することになりました。1度に完成させるのは厳しく2期に分けて工事が行われます。
納骨堂を購入いただいた資金で本堂部分の建設となりますが、仏様をお祀りするお内陣の建設、仏様のお色直し等その他天井などの装飾にも高額な費用がかかり、ご門徒様への寄付のお願いだけではまかなえない。また、ご門徒様方も同じように被災し苦しい時を過ごしておられるため、高額な寄付をお願いするのも忍びなく今回はご縁を頂き、クラウドファンディングで皆様へお力を貸していただきたいと思うようになりました。
行政の許可も下り、銀行様からの融資も受けられることになりましたため、今回先立ちまして1期工事(1階の納骨堂部分)が2021年8月中に着工となります。2022年2月頃の完成予定となりまして、その後、実際に納骨堂に入っていただき、2期工事に必要な資金が集まり次第2期工事(1階ホール、2階の本堂とお内陣)の着工となります。
今回のご支援お願いについては2期工事の際に必要になるもののため、完成自体は数年先になってしまいますが、何が何でも成功させる!皆様のお役にたてる場にする!と意気込んでおります。
今後の展望
年々、家族の多様化が進み、お墓を作るにも高額な費用がかかる。いざ作っても墓守をする人が居ない。継承する人が居ない。管理が難しいなど大変な思いを抱えられているのを見てまいりました。
私たちはそのようなお悩み、お困り事をお持ちの方にも寄り添える環境をご提供したいと考えております。納骨堂はお寺の活動のほんの一部です。本堂が無事に完成しましたら、ご門徒様はもちろん、お力添え頂く全ての方に感謝の気持ちをもってご恩返しが出来るよう検討しております。
一例としまして、コロナ過で人とのふれあいも制限され、密にならぬようにと自粛しステイホームと言われ、孤独に感じている方、外との繋がりが絶たれてしまう方、大勢いらっしゃると思います。正栄寺は地域の皆様のお役に立てる場、気軽に立ち寄れる場になる事を目標とし精進してまいりましたが、今後は遠く離れた地に住まわれてる方であっても、正栄寺を気にかけてくださる方は皆さん大切にしたい。
ご縁を繋いで頂く事をありがたく思い、実際には足を運べなくても、オンラインでご法話を弔問して頂ける環境作り、定期的なオンライン茶話会、1対1でのオンラインお話会など画面を通して繋がれる計画をしています。
最後に
皆様こんにちは。宗教法人 正栄寺、広報担当の稲丸慈です。改めまして、この度はこのページに目をとめてくださり、ありがとうございます。拙い文章ですが、今回のプロジェクト実施に至った私の想いを少しだけお話させてください。
私は小さな頃から毎日休み無く働く両親の背中を見て過ごしました。休みの日に遠出したりも出来ず、時間も関係なく依頼があれば仕事に向かう両親に寂しさや、不満を感じる事もありました。でも、私が生まれるずっと前から家族で守られてきたお寺がこの先も一生、ずっと続くものだと思っていました。
それが、2016年の熊本地震を機にお寺の命ともいえる本堂が解体されることになり、立て直しには莫大な費用が必要となり、あらゆる手段を考え動いて来ましたが、どれも上手くいかず解体から5年の月日が流れてしまいました。このままでは再建どころか、お寺を続けることも難しくなる、廃寺になるかと焦る中関わって下さる業者様と何度も協議を重ね2期に分けての工事なら行える!というところまでこぎつけたのが今年の6月の事でした。
やっと見えた光を消す訳にはいかない。どうにかして成功させなければと今までに無い方向から改めて調べていた時にこのHPを見つけ家族とも相談した結果、挑戦する!と決めました。
生まれた時から当たり前にあるお寺を続けたいのはもちろんですが、父が倒れてから母一人で両親の役目をしてくれた事、非常事態でも私たち兄妹が困らないよう不自由無く暮らさせてくれた事、いじめが原因で不登校になったとき、いじめられてると相談出来ずに居たのに、行きたく無ければ無理して行かなくていい、家に居て良いと受け入れてくれ、ありのままの私たちで良いとフリースクールに通うことさえも認めてくれたこと、この両親で無ければ叶わなかったと思っています。父が静かに見守ってくれ、母が否定せず受け止め全力で守ってくれたから今の私が居ます。お寺が無くなってしまったら、家族が生きていけない。地域の人の駆け込み寺で居られなくなってしまう。それは避けなければなりません。30年以上、大切に大切に育てもらったから今度は私が家族とお寺を守る番です。今の私にできる精一杯。今回のプロジェクトを両親への恩返しと思って取り組みます。
私の力だけで成し遂げられるプロジェクトではありません。どうか皆様、私に力を貸して下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール
平成元年生6月、正栄寺の長女として生まれる。 家族だけでお勤めするお寺で、土日も休み無く働く両親の背中を見ながら両親や祖父母に愛情たっぷり育てられ育った。 中学1年生の頃、住職である父が生死を彷徨うような病に倒れ寝たきりになる。 中学入学と共にひどくなったいじめで不登校になり学校に行っていなかった私はお世話になっていたお寺のご住職にすすめられお寺の手伝いをすることになり、13歳の時に自転車でご門徒さん宅へお月忌回りを始める。 中高を卒業し社会人になり接客業など経験しここ数年、介護職として施設勤務した後、現在は正栄寺の広報兼事務長として家業を手伝う。
リターン
5,000円
お礼のお便り
○厳選したお手紙にお礼のお言葉をしたためお届けします。
○お品物は何もありませんが・・・それでも見守りたいと思って下さる方お願いします。
※お礼のお便りはデジタルで溢れる世の中で手書きのぬくもりを大切にしたいという気持ちから、上手ではないけれど印刷では無く1文字1文字手書きにて気持ちを込めてお届けします。
○建物が全て完成した後、完成報告も兼ねて写真添付にてメールにて改めてお礼のご連絡をさせて頂きたいと考えています。
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年12月
10,000円
ミニミニ阿弥陀様掛け絵
○お礼のメール(完成後、完成報告を兼ねて写真添付にてメールさせて頂きます)
○身近に阿弥陀様を感じていただけるように簡易タイプのミニサイズの掛け絵をお届けします。
○阿弥陀様の掛け絵と一緒にお礼のお便りを同封させていただきます。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年12月
30,000円
ご門徒様が作ったサツマイモ5㎏
○お礼のメール(取り急ぎお礼のメールを送らせて頂き、その後お内陣まで完成しましたら完成報告を兼ねて写真を添付しメールを送らせていただきます。)
○門徒様が丹精込めて作っているサツマイモをお送りします。
○熊本はサツマイモがとてもおいしいです。そのなかでも学校給食などにも使われている農家さんの作ったサツマイモです。
私たちと同じように熊本地震で被災されました。完全な復興はまだです。コロナウイルスにも負けず前進しようとする農家さんに少しでも力になりたくて。
とっても甘く美味しいですよ!
※許認可について:熊本市保健所の食品保健課に確認済(発送について許認可などは不要とのこと)
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 14
- 発送完了予定月
- 2021年12月
50,000円
本堂の柱で作った記念の念珠と念珠ケース
○完成報告を兼ねて写真添付のうえお礼のメール(完成後)
○熊本地震のあと残念取り壊しになってしまった本堂の柱を加工してもらい、記念のお念珠を作成しました。建立後100年以上の時を共に過ごした本堂がお念珠に生まれ変わり皆様の元にまいります。○男性用と女性用がございます。
※数に限りがあるため、ご希望に添えない場合がございます。
※念珠ケースにつきましては、色やデザインなどばらつきがあるため、色柄につきましてはお任せでお届けになる旨ご了承願います。
○お礼のお品物と一緒に厳選したお手紙に感謝の気持ちをしたためたお便りを同梱してお届けいたします。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 150
- 発送完了予定月
- 2021年12月
100,000円
身近に阿弥陀様セット
○全て完成した後、完成報告を兼ねて写真添付のお礼のメール
○お礼のお品と一緒に感謝の気持ちをしたためたお便りを同梱いたします。
○阿弥陀様の置き絵(ミニサイズ)
○記念念珠
○念珠ケース
※ご自宅にお仏壇がなくても阿弥陀様を身近に感じられるセットにしてお届けします。
※念珠ケースにつきましては、色やデザインなどばらつきがあるため、色柄につきましてはお任せでお届けになる旨ご了承願います。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 50
- 発送完了予定月
- 2021年12月
100,000円
香炉とお線香の癒やしセット
○全て完成した後、完成報告を兼ねて写真添付のメールをお送りいたします。
○お礼のお品物と一緒に感謝の気持ちをしたためたお礼のお便りを同梱いたします。
○有田焼きのショートサイズの香炉
○お線香
※こちらの香炉セットはお仏壇で使用するようなタイプでは無く、普段からお香のようにご使用頂けるものになります。
※香炉は数種類ございますが、数に限りがあるため、色や柄につきましてはお選び頂けません。ランダムでのお届けになります事ご了承願います。
※お線香は香りのきついものではなく、焚いていただくとリラックス出来るような優しい香りの物になります。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 70
- 発送完了予定月
- 2021年12月
200,000円
本堂の格天井にお名前を残します。
○全て完成した後、完成報告も兼ねて写真添付にてお礼のメールをお送りします。
○お礼のお品物と一緒に感謝の気持ちをしたためたお礼のお便りを同梱いたします。
○本堂の格天井にお名前を残させて頂きます。
※お名前を入れる場所は選べません。こちらにお任せ頂きます。
※お名前を残せるのはお一方です。
以上ご了承の上お願い申し上げます。
○10000円コースと同じミニサイズの阿弥陀様の掛け絵
○記念の念珠
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 150
- 発送完了予定月
- 2021年12月
プロフィール
平成元年生6月、正栄寺の長女として生まれる。 家族だけでお勤めするお寺で、土日も休み無く働く両親の背中を見ながら両親や祖父母に愛情たっぷり育てられ育った。 中学1年生の頃、住職である父が生死を彷徨うような病に倒れ寝たきりになる。 中学入学と共にひどくなったいじめで不登校になり学校に行っていなかった私はお世話になっていたお寺のご住職にすすめられお寺の手伝いをすることになり、13歳の時に自転車でご門徒さん宅へお月忌回りを始める。 中高を卒業し社会人になり接客業など経験しここ数年、介護職として施設勤務した後、現在は正栄寺の広報兼事務長として家業を手伝う。