Taibow!の新着情報で、リターンに協力してくれた仲間のご紹介をしていきたいと思います。1回目は、「あべ農園」の阿部雄平を紹介させて頂きます。(以下、雄平)

雄平は、保育園からの幼馴染で、小中学校と同じチームで一緒に野球をした仲間。そして、Taibow!開業と時をほぼ同じくして、3年働いた農協を辞め、農家として独立し、自営で頑張る仲間でもあります。Taibow!を開業するとき、スタッフがなかなか見つからず、「冬の間手伝ってくれないだろうか?」「いいよ!」。「時給も最低賃金しか出せないんだけど…」「全然大丈夫!」と即決でTaibow!の開業を手伝ってくれました。開業当初の想像以上の忙しさのなか、初めての飲食店での接客、ソフトクリームの提供、ドリップコーヒーの抽出と、何でも期待以上に全力で手伝ってくれました。その頃は、今回リターンに入っている「いちじくグラッセ」を製作中で、雄平自身のチャレンジと並行してTaibow!を手伝ってくれていました。春になり農作業が忙しくなっても、田植えを午前で終え、そのあとすぐ駆けつけてくれた時は、神々しかったです。また、「恋花火」というプラムを作っており、昨年はジェラートの材料として使わせて頂きました。友達の作ったものでジェラートを作れることは本当に幸せでした。今年もプラムの収穫が楽しみです。また、いちじくのグラッセもTaibow!で販売させてもらい、コーヒーに合うとお客様からも好評でした。今でも冬にはスタッフとしてコーヒーを淹れてくれます。

 

 

Taibow!を一緒につくってくれた仲間であり、お互いに相談しあい、協力しあう仲間です。以下、雄平にインタビューした内容です。

 

「農業をやろうと思ったきっかけ」

小さいころから家の農業を手伝い、遊ぶのも田んぼや柿山でした。農業を手伝い、家族と一緒に過ごす時間が大好きで、自然と農業をやろうと決意。高校では農業科を選択し、大学も地元の農業大学校で果樹を専攻しました。大学では、桃や柿、梨、いちじく、キウイ、葡萄などがあり、さらにぞれぞれに品種があって、たくさんの作物に触れました。

大学卒業後は、農業の作る前の資材や、作った後の流通を見たいと思い、地元の農協に就職しました。消費が増える、減るといった需要サイドと、毎年の全国からの作物の取れ高という供給サイドのバランスにより、価格が変動することが農家にとって収入が安定しない理由。天候としてある種受け入れる部分と、そこに技術として何とかしたい。美味しくて、食べたいと思ってもらえるものを作りたいとの思いが強くなりました。

独立の決定的な決め手は、家の農業の経営を見たときに、将来に対する投資をもっとできるのではないか。今までの積み重ねに加えて、成長する可能性に投資する農業を自分でやってみたいとう思いが強くなり、3年働いた農協を辞め、農家として独立を決めました。

 

「農家として独立してから」

独立するからにはチャレンジしたい、面白いことがしたいと思い、とにかく動いてきました。農家として尊敬する先輩に教えを請いながら、地域ではあまり作っていないプラムを植え、農協の直売所で販売しています。また、いちじくの加工品であるグラッセを作り、インターネットでの販売や、東京への出張販売。圃場の拡大。20代だけで作る「二才の醸」という日本酒製作にも、お米の供給と広報活動に参加させて頂きました。面白そうなことはとにかくやってみます!おかげで資金を使いすぎることもしばしばです!!!

農家として独立することには、厳しい意見を頂くこともありました。自分自身、美味しいものを作ればなんとかなると、ある意味簡単に考えていた部分があります。実際、毎年同じ作業をすれば同じものができるという訳ではなく、生き物が相手なんだと本当に実感しました。いいものを作ること、農家として採算をとることなど、今はまだ思い通りにいかないことのほうが多いのが正直なところです。それでも、より一層農業に向き合っていこうという気持ちが強くなり、農業を通して関わる人たちとの時間がかけがえのないものなんだと感じています。厳しい意見を下さる農家の先輩方も、圃場を貸してくれたり、見かねて機械を貸してくれたりと、地元の若い農家を育てようとして下さるのを感じ、本当に感謝しています。

今はとにかくやってみる。動く。チャレンジを続けることで報いたいと思っています。地元でそれぞれ頑張り、協力し励ましあう仲間が巻にいることが心強いです。手と手をつないでではなく、それぞれが得意なこと、好きなことに打ち込み、地域として元気になったら嬉しいと思います。なんだか部活に戻った感じです(笑)

いつか、「巻のいちじくは、あべ農園でしょ」と思っていただける日を夢見てこれからも頑張ります!!

 

「いちじくグラッセの話」

いちじくグラッセは、いちじくを作り始めて1年目に、地元の農家さんから、「今度商工会で巻の特産品を使った、加工品の新しい特産品とブランドを作る会議に、若手農家として、いちじく代表としてこないか」と声をかけて頂いたのがきっかけでした。会議では地元の先輩方しかおらず、緊張しましたが、1年目にもかかわらず若手として呼んで頂いたからにはと、若手だからこそ引っ込まずに話の輪にも積極的に参加させて頂きました。

どんな商品を作るか、ターゲットをどうするか、ロゴ、パッケージデザイン、価格、販売チャネルと何もかもが初めてのことで、考えることばかりでしたが、コンサルタントの方にイメージと数字の両面からサポートして頂き、見た目、味と自身の持てるものを作ることができました。

 

また、今年2月には、商工会で「MAKIno」ブランドとして東京の日本橋、三越様にて1週間の販売にも行かせて頂き、直接消費者の方に販売する機会も頂きました。

 

農作物を作る、加工する、直接販売するという経験を、若手として独立した自分を見ていて下さり、応援しようと声をかけて下さる農家の先輩方に本当に感謝しております。

おかげさまで、初年度のいちじくグラッセは完売することができました。

2年目のいちじくグラッセ、ロットを増やし、より多くの皆さんに美味しいと言っていただけるよう、いちじくの栽培から心を込めて作ります!!

 

 

 

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