相模原市との12年の歩みと、新たな一歩。｜ 猫たちの未来のために

2012年、相模原市と「たんぽぽの里」は協働事業で、地域の野良猫問題に向き合う「協働事業」をスタートしました。

 

当時、野良猫の増加や近隣トラブルに悩む地域が多く、市民からの相談が後を絶ちませんでした。

 

しかし、行政は法的に猫を捕獲・処分することができず、猫を助けたくても方法がわからない市民も多くいました。

 

そこで、私たちは行政と協力しながら、地域全体で猫を適切に管理し、「協働事業４年目には繁殖を防ぐ地域猫活動」を進めてきました。

 

活動の第一歩は、地域の理解を得ること。

 

説明会を開き、一軒一軒訪問し、捕獲や手術、餌やりのルール作りを丁寧に伝えていきました。そして、少しずつ変化が生まれました。

「猫なんて迷惑だ」と言っていた人が、気づけば餌やり当番になり、「猫が待ってるから」と外出することを楽しみにするようになりました。

 

「捨ててしまえ」と言っていた人の家の前で猫が待つようになり、いつの間にか一緒に餌場へ行く日々が始まりました。

 

こうして10年の時を経て、一つの地域での活動が完結しました。

最後まで残っていた2匹の猫が寿命を迎え、地域猫の役割を終えたのです。

 

長い時間をかけて、地域の人々の意識が変わり、猫と共生する環境が整ったことは、私たちの大きな成果です。

 

しかし、私たちはここで立ち止まることはありません。新たな課題に向けて条例制定にチャレンジしました。
 

地域猫活動を進める中で、多頭飼育崩壊や無秩序な繁殖といった問題も浮き彫りになりました。私たちはこれらの問題に対処するために、3年、4年とかけて行政に働きかけを続けてきました。

 

やっと、審議会や議会での議論を経て、ようやく形になったのが、「多頭飼育届出制度」の制定です。

多頭飼育届出制度について（猫か犬を6匹以上飼育されている方へ）

 

これは、相模原市が新たに打ち出した画期的な取り組みで、多頭飼育による飼育崩壊を防ぎ、猫や犬たちが適切な環境で暮らせるようにするためのものです。

 

条例の施行はゴールではなく、新たなスタート。

 

この制度が、多頭飼育崩壊や遺棄、無責任な飼育といった問題の解決につながるよう、引き続き働きかけていきます。

 

たんぽぽの里は、これからも動物たちの未来を見つめ、活動を続けます。
地域猫活動を通じて築いてきたものを次の世代へつなげるために。
そして、新しい制度を活かし、さらに多くの命を守るために。

 

次なる挑戦は「被災地に移動手術車を」。

 

東日本大震災や能登半島地震の経験から、「緊急時にすぐに対応できる医療インフラ」の必要性を痛感し、獣医師や関係団体と共にプロジェクトを立ち上げました。

たんぽぽの里は目の前の猫はもちろんのこと、未来を見据えて活動をしております。どうか私たち４団体の思いを後押ししていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします

 

この新たな挑戦に、どうか皆さまのお力を貸してください。
あなたの支援が、一つの命を救う大きな力になります。

 

生配信のアーカイブもご視聴ください

 

昨日に緊急生配信をしたクラウドファンディングラストスパートライブ配信でも、獣医師目線で見た今回のプロジェクトの必要性などをお話しさせていただいております。

 

ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

 

 

15,000,000円を超えることが出来ました。1,233名以上の方々に支えいてただき

本当に感謝しています。この挑戦を成功させる為に最後の力をどうかおかしください！
目標達成まで、あと9,856,000円が必要です。
皆様の応援が未来を変えます。どうかよろしくお願いいたします。
たくさんの方々に私たちの想いを届けたい！！
拡散協力もよろしくお願いいたします