プロジェクトの実施には、様々な方のご意志が働いています。
例えば、補修をする方。
殆どの方は、補修なら鉄道会社の工場に頼めば? とお思いになることでしょう。
実は、鉄道会社も最近は外注が殆どで、国鉄時代のような直接雇用ではなくなっています。
その外注はというと、JRの場合は自社の完全子会社になっていて、部外者が発注することは基本的には出来ません。
先ず、ハードルが高いということです。
 
ただ、全く出来ないかと言いますと、そうでもありません。
車輌を所有している「自治体」に限定すると、補修を受けて下さります。
理由は、様々な補修部品を自社だけが調達可能な流通系統を持っている事、そして「言い値」を受けてくれるからです。
仮に、クハ489-501の完全補修を小松市がJRに依頼すると、受けてくれる筈です。 そして、「大体1000万円程度」の見積もりになります。
これは私が試しに聞いてみた、下請業者さんからの話です。 勿論、全額下請けの収益ではありません。 仲介=発注先はJRです。
屋根が出来そうですね。 それなら車体を綺麗にして貰って屋根が無い方が、見栄えが良さそうです。
 
 
しかし金額が屋根と天秤とは、不可解でなりません。 もっと安いのではないかと。
そこで、今回も実施して下さるのは、自動車板金、特に旧車(クラシックカー)のレストアや塗装のプロの方です。
自動車はご理解の通り、雨晒しでも10年は殆ど塗装は傷みません。 そんな塗料や塗装工程があるからです。
流石に腐食して錆でボロボロ、鉄板が痩せてしまってからでは10年の保証は出来ませんが、今回は雨樋や一部の側面の鉄板張替で、部分的には新品になりますから、相当寿命は延びると思います。
現在の鉄道車両、とりわけ新幹線も、自動車塗装の技術が活かされています。
メタリック塗装の元祖はJR九州の「つばめ」787系に始まりますが、やはり古さを感じさせないメタリックは、保守面でも昔の国鉄車両より数段楽なのだそうです。
クハ489-501の復活には、内部こそ本来の1960年代からの技術が継承されていますが、塗装に特化すれば、保守の簡素化と長期的な美観の維持を兼ねた、現代の鉄道塗装=自動車塗装技術が上手くブレンドしてくれるのです。
 
 
あと95万円! もうひと踏ん張り、お願い致します‼
 
 
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