Ｔｅａｍ宮工（宮崎工）の挑戦！　ソーラーカーレース鈴鹿ラストラン

本プロジェクトのクラウドファンディング開設して最初の投稿です。

 

開設して2週間が経ち、私どもの広報活動もまだ十分ではないにもかかわらず、早速ご支援いただき感謝申し上げます。まだまだ始まったばかりですが、９０日間という限られた時間は容赦なく過ぎていきます。これからさらに広めて参りますので是非ともご支援お願い申し上げます。

 

さて、本プロジェクトはクラウドファンディング開設以前から、すでにこつこつ毎日作業を進めております。（それが高校生の部活動です。）

昨今の状況（コロナ禍の日常）は今だに深刻で、私どもが目標とする2021年の夏の鈴鹿が開催されるか心配ではありますが、その頃には終息し大会は開催され、そしてさらに、このクラウドファンディングが成功することを信じて、プロジェクトに関わる活動を進めております。

 

前置きが長くなりましたが、本プロジェクトの１つである「ソーラーパネル（太陽電池モジュール）の製作について、試作・製作の工程をご報告していきます。

 

１２月に入り、南国宮崎もそれなりに寒くなってきました。

それまで行ってきた車体側の製作作業をいったん中断し、室内作業に切り替えました。

 

 

（たまに暖かい昼間の作業では、ボディ裏面の成型作業を行っています。）

 

実習工場も一応室内ですが、今回の作業は完全室内です。電気科の製図室をお借りして、３階の部屋に資材や機材を運び込みました。

 

 

そしていきなりですが、・・・

 

 

このソーラーパネルは買ってきた製品ではなく、Team宮工が独自に開発したものです。Made in 宮崎工業高校です。

秋頃からラミネートの試作を繰り返し、１２月中旬からモジュール試作・製作を開始、そしてついに量産体制に入りました。ここまでの逸品ができるようになるまで、結構苦労しました。

 

住宅用のガラス基板ではなく、ソーラーカー競技用のラミネートタイプで超軽量に仕上がっています。（詳細スペックについては後日紹介します。）

今回の車体には太陽電池セルを約２００枚搭載するため、

このようなモジュールを１６～１７枚、製作します。

 

取り急ぎ入手したセルを１枚１枚、外観と電圧のチェックを行います。

セルはサンパワー社製で１枚、３ワットほど発電します。今回は300枚を独自のルートで入手しますが、傷物や電圧の出ない不良品も混ざっています。

 

 

今回の車体にはセル４枚×３枚＝１２枚セルのモジュールを多く搭載することになります。

サンパワー社のセルは、裏面電極です。裏返して保護紙の上にそっと置いて、セルを割らないように慎重に作業を進めます。セルの厚みは0.1～0.2ｍｍなので、手に取る際油断したらすぐ割れます（折れ曲がります）。

 

 

セル間ギャップ（隙間）を１mmとなるよう慎重に並べて、耐熱透明テープで固定し、セル同士をハンダ付けにより電気的に接続していきます。

 

 

 

セルを並べるところからハンダ付け作業が完了するまで、細かい作業につき結構時間が掛かります。とりあえず指導担当の先生（電気科）により約７０分の時間で完了します。

軌道に乗ったら部員生徒もハンダ付け作業に加わります。

 

ハンダ付け作業の工程は、次回報告します。