東日本大震災12年、被災者100人で創るミュージカルを石巻圏で!

東日本大震災12年、被災者100人で創るミュージカルを石巻圏で!

支援総額

4,505,000

目標金額 3,500,000円

支援者
352人
募集終了日
2023年1月31日

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2023年03月11日 14:00

東日本大震災から12年目の命日

東日本大震災東松島市追悼式
令5年  東日本大震災東松島市追悼式

本日、12回目の3月11日、13回忌を迎えます。

 

2011年3月11日午後2時46分、

大地は崩れ家屋は流され家族は分断され、ただただ逃げることしかできず、取り残され助けを求める声に何もすることができなかった苦しさ、雪が降り寒さに耐え溢れる涙を抑え、朝が訪れるのを待ち続けたあの日の出来事を忘れることはありません。

一瞬にして2万人以上の尊い命を奪い、明日からの食糧もなく絶望の淵に突き落とされ生きる希望すらもてなかった私たちに、大震災発災直後から支援や救援活動を行ってくださった世界中の皆様からのご恩。

 

避難所での炊き出し、仮設トイレやシャワーの設置、損壊した道路や建物の瓦礫の撤去、家屋の泥だし、行方不明者の捜索、日々の食糧や衣服など生活必需品のご提供、思い出の品の整理、元気が出るイベントの実施、毎日寄り添い気にかけてくださる優しさ、そばで支え続けてくださった一生涯返しきれないほどのご支援、皆様のあたたかさに背中を押され、今こうして前を向き笑顔を取り戻すことができております、本当にありがとうございました。

 

 

そして、被災者である私たちが立ち上がり感謝の気持ちで恩返しがしたいと集まり動き出した「100通りのミュージカル」。

当時は、集まる度にあの日のことを思い出して涙がとまらずせりふを発することさえできませんでした。

自分の体験を自分のことばで伝えることほど辛いことはありません。

ミュージカルをやっている場合ではない、生活する術を一刻も早くみつけなければ、と誰もが思い、何度も辞めようと思ったことがあります。

生半可な気持ちで舞台に立つな!と寺本建雄先生に幾度となくお叱りを受け、ただせりふを発するだけではダメだと奮い起こし、観に来てくださった方の心に届くことばと、亡くなった方々に恥じない意思を持ち、共に励まし合い苦しみを分け与え”生きるチカラ”を取り戻し、2012年、ミュージカルという音楽劇に臨んだ114人による「とび出す100通りのありがとう」。

 

 

あれから11年が経ちました。

当日未就学児だった子は高校生に、大震災後に命を宿した子は小学校に。

多くの新しい息吹が芽生え、震災の教訓を伝えたい、感謝の気持ちを伝えたい、命の尊さを届けたいと、100名以上が再集結したこの度のミュージカル。

大震災を経験していないからこそ同年代の人にも教訓を伝えられたらと願う小学生、当時のことを振り返り自分のことばで感謝を伝えたいと誓う高校生、自分が歩んできた経験を継承し次代を担う人たちに任せたいと意を決する大人。

 

そして、

大震災で家族3人を亡くし、家から離れろと言わなかったことへの後悔の念が絶えず、家族が亡くなってからの月日を毎日数え、自分のような人をつくってはいけない、これ以上の悲劇を生んではいけないと、命の尊さを訴える実行委員長菅原。

 

私たちが歩んできた12年間は決して明るいことばかりではありませんでした。

今もなお海岸で行方不明になった家族の遺品を探し続けている者、大震災がきっかけで心身に影響を与え震災後に亡くなってしまった家族、大震災で両親を奪われ愛情を経験できずに育った子ども、一人残され毎日ただ生かされているだけの父親、それぞれにことばでは表すことのできない苦しみを抱えながら、時だけが過ぎ去っていった方も大勢います。

 

 

この度のミュージカルのテーマでもある「心の復興13回忌」、

私たちは被災者その全ての思いを代弁することは叶いませんが、100名の出演者が、鎮魂と感謝、そして命の尊さを「伝え、繋げ、続ける」ことへのきっかけになれていたなら幸いです。

 

私たちのこの度のミュージカルに多大なるご支援をしてくださり応援し続けてくださった皆さまへ、重ねて心からの感謝を申し上げます。

皆さまのあたたかさが私たちに勇気を与えてくれ、本気のことばでホンモノの大舞台でお客様に感動していただけるミュージカルとなりました。

 

ここに、実行委員長菅原節郎、音楽家であり演出家である寺本建雄先生、寺本先生の奥様であり総合プロデューサーの祖父江真奈さんからの本ミュージカルに込めたメッセージを残します。

 

 

東日本大震災から満12年、犠牲になられた方々にとっては13回忌を迎えることとなります。

 呆然と立ち尽くすしか術がなかった「あの日」から今日まで、私たちは重い足どりながらも生活再建に向けて歩を進めて参りました。その間、国の内外を問わず多くの方々からご支援を頂き、無事公演日を迎えることができました。

 本ミュージカルは、震災で犠牲になられた方々を忘れず、それでも前を向いて生きていこう!伝えきれずにいたご支援への感謝を届けよう!という思いで企画されたものです。

 おおよそ100人の出演者が自ら体験した出来事を語り、歌い、踊る。悲惨な経験を伝えながらも、確かな、次なる一歩を踏み出そうとする意思を感じて頂けたなら幸いです。

 本ミュージカルを上演するにあたり、本当に多くの方々からご支援頂きました。

心から感謝申し上げます。

 実行委員長 菅原節郎

 

 

13回忌は12年目に行います。あれから12年。あの年もうさぎ年。人間にとってのひと区切りは10ではなく12なのです。1年は12カ月。12支。12時。外国でも1シリングは12ペンス。1ダースは12個。12個の支援の物が届きました。2人でも3人でも4人でも6人でも12人でも平等に分けることのできる12は魔法の数なのです。

今回のミュージカルを創るために聞き取りをいたしました。少なからず皆さんおっしゃいます。「亡くなった人に会いたい!」「舞台でもいいから亡くなった人出てほしい!」「亡くなった方に会って何をしたいのですか?」と聞くと皆様口を揃えて「あやまりたい!」と。

東日本大震災とその後にお亡くなりになった方々への御供養になれば幸いです。

脚本・演出・音楽・美術  寺本建雄

 

 

 被災者によるミュージカルを今度は被災地、ふるさとで。全員素人の出演者100人が集まり、猛稽古。全員素人の出演者を鍛えるのは演出の寺本。腕利きのプロである仲間が支えます。舞台監督、照明、音響、小道具!振付は、元宝塚の名ダンサー、室町あかねさん。ミュージカルの要となる音楽演奏で、東京寺組阿吽楽団が、舞台の礎となります。

 サン・ファン・バウティスタ号の廃材で、ギターを制作。船はなくなってしまっても、ギターとなり、一緒に歌を歌えたら、「廃材」となった木も喜ぶに決まっています。前代未聞のギター作りを、やってみるわ、と引き受けてくださったヤイリギターのマスタークラフトマン、小池健司さん。大道具のお立ち台製作は、地元の千葉工務店さん。その材料は、南三陸の杉。被災地の気持ちを一緒に舞台に載せたいと、何とも粋な大道具。衣装のはっぴは、劇団ふるさときゃらばん時代に全国で頂戴し、寺本がデザインした幟から、地元宮城のかたがたに仕立てて頂きました。

 ずっと一緒に準備を続けてきた実行委員会の皆さん、12年前から変わらず力強く応援してくださっている渥美巖市長さま、声優の山寺宏一さん。初挑戦のクラウドファンディングも達成。

 全国の皆さまの愛と心と技術を集めて創り出す、『心の復興13回忌ミュージカル 100通りのありがとう』、この度、東松島公演を無事終演いたしました。

 本日、13回忌を迎えるにあたり、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

プロデュース 祖父江真奈

 

 

東日本大震災から12年、本日が亡くなった方の13回忌。

 

ここからまた一歩ずつ、それぞれが多くの荷を背負って歩んで参ります。

 

どうか、この悲劇があったことを忘れず、

多くの方に鎮魂の祈りと命の尊さを伝え続けていただければ幸甚に存じます。

 

令和5年 東日本大震災石巻市追悼式
令和5年 東日本大震災石巻市追悼式



心の復興13回忌ミュージカル 100通りのありがとう実行委員会一同

リターン

3,000+システム利用料


お気持ち「ARIGATOU」サポーター①

お気持ち「ARIGATOU」サポーター①

・ご支援に対する感謝メール

申込数
110
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年2月

5,000+システム利用料


ポストカード付「ARIGATOU」サポーター

ポストカード付「ARIGATOU」サポーター

・ご支援に対する感謝メール
・総合監督「寺本建雄」が手掛ける特製ポストカード(非売品)

申込数
47
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

3,000+システム利用料


お気持ち「ARIGATOU」サポーター①

お気持ち「ARIGATOU」サポーター①

・ご支援に対する感謝メール

申込数
110
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年2月

5,000+システム利用料


ポストカード付「ARIGATOU」サポーター

ポストカード付「ARIGATOU」サポーター

・ご支援に対する感謝メール
・総合監督「寺本建雄」が手掛ける特製ポストカード(非売品)

申込数
47
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月
1 ~ 1/ 12

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