
支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 214人
- 募集終了日
- 2023年4月28日
総合ディレクターより|東京ビエンナーレ2023のテーマについて

クラウドファンディングのスタートから4日、おかげさまで皆さまからの温かく力強いご支援とメッセージをいただいています。スタッフ一同、心より御礼申し上げます。皆さまからのご支援と応援を大切に受けとめ、引き続き目標達成に向けて取り組んで参ります。
さて今回ここでは、このクラウドファンディングで開催を目指す東京ビエンナーレ2023のテーマ「リンケージ つながりをつくる」について、総合ディレクタ ーのふたり、中村政人と⻄原珉の言葉をご紹介します。プロジェクト概要ページでも両名からご支援をお願いする動画メッセージを掲載していますが、改めて、今回のテーマに込めた思いも含めてお伝えできれば幸いです。
クラウドファンディング挑戦にあたって
総合ディレクター 中村政⼈・西原珉 より
東京ビエンナーレは、市民でつくりあげる国際芸術祭です。開催エリアに暮らし・働く方々と専門家たちとで「市民委員会」を立ち上げ、まちに宿る文化資源を感じながら作りあげます。開催時は人々が街に飛び込むように作品体験を共有し、またはプロジェクトに参加できる形を大事にしています。「完成した作品を集めて紹介する」だけの祭典ではなく、市⺠×アーティストによる活動が起こる「場」こそ芸術祭の本質だと考えます。
第2回のテーマは「リンケージ つながりをつくる」です。ここでのリンケージとは有形無形の「つながり」を意味します。現代における豊かなつながりとは何かを、東京を舞台に多様なリンケージ(プロジェクト)群が探っていきます。また、前回参加予定だったものの、新型コロナの影響で来日が叶わなかった海外作家も改めて招聘します。さらに世代やバックグラウンドの違いを越えて、誰もが新しいつながりをつくれる開かれた芸術祭を目指し、入場無料化にも挑戦したいと考えました。それは芸術祭が「新しい公共=コモンズ」としての場となり、新たな出会いの扉を開く挑戦とも言えます。
ご賛同いただける方々や、このチャレンジの行方を見てみようと思ってくださる方々は、ぜひご一緒に東京ビエンナーレという芸術祭をつくる気持ちで、ご支援いただけたら幸いです。
東京ビエンナーレ2023 ステイトメント
1993年、銀座でゲリラ的にアートプロジェクトを行った時のことである。私は、8丁目の裏路地の路肩に、無垢の鉄の彫刻をそっとおいた。高さ50㎝くらいでとても一人で持ち上げることは難しい重さである。路肩空間の寛容性を読み解き狙いを定め設置した。しかし、いざ置いてみると、移動・撤去されることに対して不安になり、作品を標識のポールに鎖でつないだ。何気ない路肩がかなりの緊張感ある場に変容した。極めてプライベートなものをパブリックな空間に置くことで、その両者の関係を探りたかった。
今だから思えることだが、個人的行為がパブリックな空間でしっかりと受け入れられるためには、多くのつながりをつくらなくてはならない。歩道管理行政の許可、近隣のビル管理者、商店街、町会などの意向確認、災害時などの安全管理対策、設置対策予算の捻出、土地の歴史性や認知度等、多くの関係機関との交渉や配慮をしなくてはならない。これらの関係を気にせずに、一人でゲリラ的に置くこともできるが、もし街の多くの関係性を調整しつながりをつくれば、法規的にも問題ないように設置することができる。当時は後者の関係が全く見えていなかったからか、かえって大胆な行動ができたのかもしれない。
──The Ginbrart展(1993年)をめぐる西原珉との対話より、中村政人の発言(2022年)
ひとつの作品をめぐって起きたささやかな緊張が、街という公共の場所で新たな価値観になるということは、目先のつながりだけではなく、その街の全体的な関係性を見いだし、それらとつながり、変えていくことを意味します。街に現れた「個」の存在が、それまでとは異なる見え方や出来事としてとらえられていく——さらに、見えにくいつながりをたぐり寄せるように紐解き新しい関係をつくっていくことは、「個」のあり方を変え、社会的に確かなものとして信頼を得ることになるでしょう。
2回目となる東京ビエンナーレ2023は、「リンケージ つながりをつくる」がテーマです。リンケージとは、人間関係だけではなく、場所、時間、人、生物、植物、できごと、モノ、情報などあらゆる存在が複雑に関係しながら、刻々と変容していく世界に生きているからこそ見いだされていく「関係性=つながり」です。
現在のアートの社会的役割のひとつは、コロナ禍における社会環境の変化に対して自由な視点で関係性を持てることにあるのではないか。東京ビエンナーレ2023は、そんなアートの「つながる力」への信頼に基づいて、アーティストと、企業と、地域と、参加者、来場者がそれぞれを取り巻く「リンケージ(つながり)」に気づき、それらに加わる新しいつながりをつくり出す場となっていきます。
そして、アートを通じて連環するリンケージが、江戸東京の基層文化と地場の形成プロセスに光をあて、東京ビエンナーレが次の100年後まで続くつながりをつくる活動の礎になることを目指します。
総合ディレクター 中村政人 西原珉
リンケージとは
東京ビエンナーレ2023「リンケージ つながりをつくる」は、私たちと私たちのまわりの「リンケージ(つながり)」をとらえることをテーマとします。場所、時間、人、生物、植物、できごと、モノ、情報──私たちは、あらゆる存在が複雑に関係しながら、刻々と変容していく世界に生きています。なかでもここ東京は、非常に緻密な関係性によって織り上げられた社会だと言えるでしょう。東京の歴史、文化、地域と、またそれを支えている人たちと、新しくつながるには? 新しいつながりをつくるには? つながりを強くしたり、深めたりするには? 現在のアートの社会的役割の一つは、社会環境に対して自由な視点で関係性を持てることにあるかもしれません。東京ビエンナーレ2023は、そんなアートのつながり力をもとに、参加者、来場者がそれぞれの「リンケージ」を見いだし、さらに新しいつながりが生まれ、広がっていく場となることを目指します。

リターン
30,000円+システム利用料

【4/21追加】有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験
【第一目標達成への感謝の気持ちを込めて追加決定!】1652年創業、上野で伝統技法の組紐づくりを営む有職組紐 道明の工房を見学後、職人が使う本物の道具と絹糸を使った組紐アクセサリーづくりを体験できます(ピアス、イヤリング、ブレスレットを選択可。仕上げて後日郵送)。※予定所要時間約2時間
●サンクスメール
●開催報告書(PDF)
●WEBサイトにお名前掲載(希望制)
●会場にお名前掲載(希望制)
●公式図録にお名前掲載(希望制)
●【CF限定】ステッカー
●【CF限定仕様】東京ビエンナーレめぐり・ブックレット
●公式グッズ(ノベルティ)
●【CF限定】オンライントークイベント*1
●有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験*2
*1 2023年7月〜2023年10月までの実施を予定しております。視聴方法は2023年6月までにご連絡いたします。
*2 2023年7月〜2023年10月までの実施を予定しております。詳細は2023年6月までにご連絡いたします。現地までの交通費・宿泊費はご負担ください。
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2024年5月
5,000円+システム利用料

サポーターコース|5千円
特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く芸術祭に充てさせていただきます。
●サンクスメール
●開催報告書(PDF)
- 申込数
- 24
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年5月
30,000円+システム利用料

【4/21追加】有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験
【第一目標達成への感謝の気持ちを込めて追加決定!】1652年創業、上野で伝統技法の組紐づくりを営む有職組紐 道明の工房を見学後、職人が使う本物の道具と絹糸を使った組紐アクセサリーづくりを体験できます(ピアス、イヤリング、ブレスレットを選択可。仕上げて後日郵送)。※予定所要時間約2時間
●サンクスメール
●開催報告書(PDF)
●WEBサイトにお名前掲載(希望制)
●会場にお名前掲載(希望制)
●公式図録にお名前掲載(希望制)
●【CF限定】ステッカー
●【CF限定仕様】東京ビエンナーレめぐり・ブックレット
●公式グッズ(ノベルティ)
●【CF限定】オンライントークイベント*1
●有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験*2
*1 2023年7月〜2023年10月までの実施を予定しております。視聴方法は2023年6月までにご連絡いたします。
*2 2023年7月〜2023年10月までの実施を予定しております。詳細は2023年6月までにご連絡いたします。現地までの交通費・宿泊費はご負担ください。
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2024年5月
5,000円+システム利用料

サポーターコース|5千円
特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く芸術祭に充てさせていただきます。
●サンクスメール
●開催報告書(PDF)
- 申込数
- 24
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年5月

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