東京ビエンナーレ2023|市民でつくる、より開かれた国際芸術祭

支援総額

7,225,000

目標金額 5,000,000円

支援者
214人
募集終了日
2023年4月28日

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東京ビエンナーレ2023 クラファン終了直前

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目標達成の御礼とネクストゴールへの挑戦

 

2023年3月23日から始めたクラウドファンディングが、このたび500万円の目標金額を達成しました。皆さまの温かなご支援と応援に、関係者一同、心より御礼申し上げます。

 

前回、コロナ禍を乗り越えての開催実現を目指した「東京ビエンナーレ2020/2021」に続き、今回は新たな考え方で挑戦したクラウドファンディングでもありました。前回に続きご支援くださった方々、そして今回初めてご支援をいただいた方々、全てのご支援者が東京ビエンナーレ2023にお寄せくださっている期待を、スタッフ一同改めて実感しております。


このご支援のおかげで、無料開催を含む「市民でつくる、より開かれた国際芸術祭」の実現が見えてきました。ただ、必要な資金調達の努力は現在も各所で続いています。また、より開かれた芸術祭を目指すうえで、無料開催エリア(対象プログラム)の拡大、およびそれ以外の有料プログラムの低価格化が可能であれば、ぜひこれを目指せればと考えています。


そこで4月28日までのクラウドファンディング期間を活かし、より多くの思いをご支援として募らせていただきたく、さらなる目標としてネクストゴールの800万円を掲げ、クラウドファンディングを継続させていただきます。

 

いただいたご支援は芸術祭実現および、多くの方々がよりご参加しやすい上述の開催形態の実現費用として、大切に活用させていただきます。引き続き豊富なリターンプランをご用意して皆様のご支援をお待ちしておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

2023年4月20日追記

一般社団法人東京ビエンナーレ スタッフ一同

 

 

リンケージ つながりをつくる

市民でつくりあげる芸術祭の実現へ

 

​「東京ビエンナーレ」は、行政主導とは異なる、「市民でつくりあげる国際芸術祭」です。アートのためだけの国際催事ではなく、「同じ時代の表現者が東京を舞台に、各々の方法で面白いことをやっている」状況を生み出すことで、この都市のエネルギーになる場をつくりたいとの想いから構想がスタートしました。

 

開催エリアに暮らし・働く方々と専門家で「市民委員会」を立ち上げ、まちに宿る文化資源を感じながら作り上げていく点も特徴です。アート作品を一方向的に「見せる」だけではなく、人々がまちに飛び込むように、さまざまな特徴ある場所で作品体験を共有し、またはプロジェクトへの参加ができるよう、芸術祭を皆さまと一緒に作り上げることを大事にしています。

 

キャッチフレーズ「東京の地場に発する国際芸術祭」には、そうした思いが込められています。
 

前回「東京ビエンナーレ2020/2021」オープニング時の記念撮影(2021年7月10日、アーツ千代田3331)
 

第1回の「東京ビエンナーレ2020/2021」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期と開催危機に見舞われましたが、クラウドファンディングを通じてたくさんの方々からのご支援と励ましのお声をいただき、無事開催することができました。改めて心からの感謝を申し上げます。

 

第2回となる東京ビエンナーレ2023は「リンケージ つながりをつくる」をテーマに、来たる7〜9 ⽉に夏会期(プロセス公開)、10 ⽉に秋会期(成果展⽰)を予定しています。

 

より本質的な「市民でつくりあげる国際芸術祭」の実現に向け、今回もクラウドファンディングを通じて皆さまのご支援を募ることといたしました。さらに今回、私たちが挑戦するのは「より開かれた芸術祭」を目指した入場無料(一部)の実現です。

 

東京ビエンナーレの意義に共感いただける方、東京をより魅力的な場にしたい方、文化活動の活性化を願う方のご支援を、本年もどうかよろしくお願いいたします。

 

一般社団法人東京ビエンナーレ スタッフ一同

 

 

皆さまのご支援で実現した

東京ビエンナーレ2020/2021

 

第1回の「東京ビエンナーレ2020/2021」は新型コロナの影響で延期と開催危機に見舞われましたが、多くの方々の支えで2021年に実現できました。

 

「見なれぬ景色へ ―純粋 × 切実 × 逸脱―」をテーマとし、東京各所で62組のアーティストらによるプロジェクトを実現。のべ53万人(パブリックスペース含む)のご来場者に体験・参加いただきました。

 

東京ビエンナーレ2020/2021より:宮永愛子「ひかりのことづけ」(湯島聖堂)
東京ビエンナーレ2020/2021より:藤浩志「kaekko Expo.」(アーツ千代田 3331)
東京ビエンナーレ2020/2021より:立花文穂「球体9『機会 OPPORTUNITIES』」(総武線御茶ノ水~秋葉原駅間旅籠町橋高架下)
東京ビエンナーレ2020/2021より:津村耕佑「都市を纏う」(松坂屋上野店 本館7階 美術画廊ほか)

 

その際、開催危機を乗り越える大きな力となったのが、READYFORでのクラウドファンディングで集まったご支援とご声援でした。

 

私たちにとって何よりありがたかったのは、開催危機を救ってくださったご支援金(ご支援者255名、総計7,371,000円)はもちろんのこと、クラウドファンディングを通じて多くの方々とつながりを持てたことでした。

 

これまで東京ビエンナーレと接点の少なかった方々にも私たちが目指すものを知っていただくことにつながり、ご支援者へのリターン(アーティストのデザインによるTシャツ、アーティストやディレクターとの交流機会など)からも豊かなつながりが生まれたことは大きな財産になりました。

 

予期せぬ苦境から始まった手探りの挑戦が、「市民でつくりあげる国際芸術祭」という当初からのコンセプトを後押しし、広げてくれたのです。改めまして、ご支援いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

 

前回クラウドファンディング

 

ご支援者の声(一部を抜粋ご紹介)

 

 

前回ご来場者の声(アンケートおよびSNSより)

 

 

東京ビエンナーレのこれまで(東京ビエンナーレ 2020/2021 ダイジェスト映像)

 

 

携わる全員が誇れる芸術祭を

「市民でつくりあげる国際芸術祭」を目指して

 

この度、第2回となる「東京ビエンナーレ2023」の開催が決定しました。そんな中、私たちが再びクラウドファンディングに挑戦するのは、「皆さまと一緒に芸術祭をつくることに挑戦したい」と考えたからです。

 

東京ビエンナーレでは、芸術祭とは「完成した作品を集めて紹介する」だけの祭典ではなく、市⺠×アーティストによる活動が起こる「場」がその本質だと考えています。だからこそ、皆様と一緒に芸術祭をつくるためにどんな方法があるのかを、常に試行錯誤しています。

 

資金調達(ファンディング)の面から見ると、芸術祭に必要な予算確保においては、一般的に開催主体の資金に加え、公的助成や企業等からの協賛金も大きな力となります。東京ビエンナーレではそれらに加えて「賛助会員」の仕組みがあり、企業・地域団体・個人の皆様からの会費を大切に使わせていただいています。

 

クラウドファンディングは「支援」を通じて、誰もが気軽に、どう関わるかを選ぶことができるサポート手段です。自己資金・協賛金や賛助会員とならぶ「芸術祭の運営を支える柱」としてクラウドファンディングを位置付けることで、「市民でつくりあげる国際芸術祭」をより本質的なものにしたいと考えています。

 

東京ビエンナーレ2020/2021より:総合ディレクターらが案内する参加型ツアーの様子
東京ビエンナーレ2020/2021より:総合ディレクターらが案内する参加型ツアーの様子
東京ビエンナーレ2020/2021より:総合ディレクターらが案内する参加型ツアーの様子

 

たとえば、まち中を走る川の両岸をつなぐ橋の建設に携わった多数の人々が「あれは私たちが作ったんだよ」と誇りをもって語り継ぐことがあります。このように、全ての関わる人が誇れる、私たちがつくりあげた芸術祭を目指したいとの思いから、今回改めてクラウドファンディングに挑戦することとなりました。

 

もちろん、皆様からご支援をいただくからには、私たち開催主体はこれを最大限活用し、芸術祭をより良いものとして実現することが責務です。今回は「市民でつくりあげる国際芸術祭」のコンセプトを押し広げるべく「入場無料」(詳細後述)も目指しています。

 

東京ビエンナーレの意義にご共感いただける方、東京を魅力的な場にしたい方、文化活動の活性化を願う方のご支援を、どうかよろしくお願いいたします。

 

クラウドファンディング概要

 

■第一目標金額:500万円

■ご支援の使いみち:集まったご支援を、2023年に開催する「東京ビエンナーレ2023」におけるアーティストの作品制作、プログラムの準備、運営、撤去、活動報告、リターン準備にかかる資金に充てさせていただきます。

 

 

 

東京ビエンナーレ2023

リンケージ つながりをつくる

 

東京ビエンナーレ2023のテーマは、「リンケージ つながりをつくる」としました。ここでのリンケージとは、有形無形の「つながり」を意味します。

 

私たちは生まれたときから血縁、地縁などの「つながり」を持ち、やがて自らも多様な「つながり」を生み育てながら生きています。

 

他方、気づかないままでいる地域や歴史との縁、または改めて考えてみるべき環境との関係性、新旧の文化的変遷のなかで得られたもの、失われゆくものの考察など、出会い直すことで視野が開ける「つながり」もあるでしょう。

 

日比野克彦《ALL TOGETHER NOW(Transforming box series)》(「東京ビエンナーレ2023はじまり展」展示風景、2022年)
撮影:池ノ谷侑花(ゆかい)

リンケージ「東叡山 寛永寺」|創建400年を控えた上野の寛永寺と近隣の東京藝術大学が連携し、歴史と未来をつなぐアートプロジェクト。

西尾美也 + 403architecture [dajiba]《Pubrobe》2016年(愛知県美術館)撮影:Yoshihiro Kikuyama

リンケージ「パブローブ:100年分の服」|アーティストの西尾美也が、関東大震災後の復興期に建てられた神田の海老原商店を拠点に、衣服を通じて100年分の時間を未来の東京へつなげます。

リンケージ「超分別ゴミ箱 2023」|私たちの日常生活と切り離せないプラスチックのゴミについて知り、考えるプロジェクト。メディア・アーティストの藤幡正樹と参加者が、ゴミをめぐる生態系を見つめ、「分別」という行為から私たちとゴミの関係について問いかけます。

高橋臨太郎「Radius harps / After a typhoon」(「東京ビエンナーレ2023はじまり展」展示風景、2022年)

リンケージ「東京ドームシティ アートプロジェクト」|1936年の創業以来、日常と非日常、また歴史・文化と多くの人々が交差する東京ドームシティ内の空間でアートプログラムを展開。

 

東京ビエンナーレ2023では、「現代における豊かなつながりとは何か」について、東京という都市を舞台に多様なリンケージ(プロジェクト)と共に探っていきます。先行して昨年秋から、上野・寛永寺や東京ドームシティなどで「東京ビエンナーレ2023 はじまり展」も実施しており、各所で活動が動き出しています。

 

都市農園、衣服やジュエリー、建築、ゴミ問題、地域の歴史など、私たちの暮らしに身近な存在をキーワードとしたいくつものリンケージが、現代における豊かなつながりとは何かを共に考える機会を創出します。そして、そこに多様性や創造性、そして包容力をもつアートがつながることは、大きな意味を持つはずです。

 

リンケージのイメージ。一つひとつのリンケージ(プロジェクト)において、意義あるつながりを生み出していきます。

 

開催概要:

 

国際芸術祭  東京ビエンナーレ2023

「 リンケージ つながりをつくる 」

 

会期:

2023年7〜9 ⽉ 夏会期(プロセス公開)
2023年9月23日(土・祝)〜11月5日(日)  秋会期(成果展⽰)

 

会場:

東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがるエリア)。歴史的建築物、公共空間、学校、店舗屋上、遊休化した建物等(屋内外問わず)を予定しています。
(2023年3月23日時点)

 

主催:

⼀般社団法⼈東京ビエンナーレ

 

参加プロジェクト(リンケージ)とアーティスト・メンバー:

「東叡山 寛永寺」(東叡山 寛永寺、東京藝術大学、一般社団法人東京藝術大学芸術創造機構、参加アーティスト[日比野克彦、鈴木理策、西村雄輔ほか]、他関係企業等)、「まちが教えてくれるまち:ラーニング谷中」(西原珉、石河美和子、椎原晶子、黑田菜月ほか)、「ジュエリーと街 ラーニング」(小池一子、一力昭圭、岩間賢、杉浦時斗)、「パブローブ:100年分の服」(西尾美也、海老原義也、岩間香、宍戸遊美)、「超分別ゴミ箱 2023」(藤幡正樹、乾義和、長峰宏治ほか)、「東京ドームシティ アートプロジェクト」(株式会社東京ドーム、東京藝術大学、一般社団法人東京藝術大学芸術創造機構、近隣小中高校、参加アーティスト等)、「大丸有アートリンケージ」(Slow Art Collective、池田晶紀ほか)、「TOKYO ART FARM(仮)」(Tokyo Urban Farming (TUF)[オーガナイザー:近藤ヒデノリ、小野勝彦、小杉祐美子、ミヤムラレイコ(UoC)]、賛同企業、参加アーティスト等)、「Not Lost Tokyo」(並河進、豊田啓介、瀬賀未久、藤原龍、根之木颯亮、新納大輔、喜々津良、田中健人、鏡味史子、根子敬生、参画企業・団体:gluon、電通、CIVILTOKYO等)、「東京のうた」(湯山玲子、羽鳥靖子、森大吉、今回のテーマに相応しい東京の各地域の店、東京で活動する歌手、芸人、流し、合唱団、ドラアグクィーン、役者、レコード会社、ラジオ局など予定)、「ソーシャルダイブ :アーティスト・イン・レジデンス・プロジェクト」(クレイ・チェン 、ブスラ・トゥンチ+ケレム・オザン・バイラクター、ペドロ・カルネイロ・シルヴァ+アーダラン・アラム、マルコ・バロッティ、マイケル・ホーンブロウ、ヒルダー・エリサ・ヨンシュドッティル、ホズィーリス・ガヒード)、「日本橋エリアを音で紡ぐ」(MSCTY [ニック・ラスカム+ジェームス・グリア])※今後も更新予定

 

なお、このテーマは東京ビエンナーレが当初から目指してきたこと、すなわち「東京という都市にこうした枠組をつくることで、多様性と協同性が共存し、個人の想像力と都市の想像力がシンクロする芸術祭を実現しよう」という思いとも直結しています。さらには、私たちが前回クラウドファンディングのご支援者から豊かな「つながり」をいただいた経験とも無縁ではありません。

 

リンケージ「TOKYO ART FARM(仮)」|「アーバンファーミングをもっと楽しく、美しく、あたりまえに」を目指すTokyo Urban Farmingが多様な人々と協働し、東京で農×アート体験を展開。移動型ファーム「MOBILE FARM」や、「食べられるアート」体験、音楽表現「TOKYO VEGETABLE ORCHESTRA」などを構想中。

リンケージ「Not Lost Tokyo」|老朽化で取り壊される建物や、コロナ禍で閉店となるお店、開発で変わっていく風景など、未来に残したい東京の風景、記憶、人々のつながりを、東京に関わる人々の力とARテクノロジーで保存・再生する試み。今後も継続的発展を目指すプロジェクトです。

リンケージ「東京のうた」|東京は世界でも指折りの「ご当地ソング」が多い都市。湯山玲子(著述家・プロデューサー)らが軸となり、東京の魅力や人々の心情を歌った歌と、この地で歌を生業にする歌手たち、そして、歌われてきた「ご当地」の歴史などから選ばれた店とストリートの三者をつなぐ試みです。

リンケージ「ソーシャルダイブ :アーティスト・イン・レジデンス・プロジェクト」|前回ビエンナーレにおける参加予定が新型コロナの影響で叶わなかった7組の海外アーティストを改めて招聘。かれらが東京とそこで暮らす人々が持つ魅力を見つめ、新しい価値を生み出す表現を都内各所で発表します。

 

今回のクラウドファンディングでは、ただご支援をお願いするだけではなく、ご支援者との「つながり」が生み出せるリターンをご用意しました。

 

 

アーティストとのコラボTシャツなど限定グッズの他、多様なディレクター陣がご案内するツアー、また東京ビエンナーレならではの貴重な体験ができるコース、そしてご支援者との対話から生まれる作品をお届けするコースなどもございます。そして今回ならではのリターンとして、共同総合プロデューサーでアーティストの中村政人がご支援のために制作する絵画作品や、同じく総合プロデューサーのひとり、西原珉による特別カウンセリング(彼女はアートキュレーターであると同時に心理療法士でもあります)などもございます。

 

ぜひご支援を通じて、特別な「つながり」を体感していただければと思います。

 

 

今だからこそ実現したい

なぜ無料開催を目指すのか

 

改めてお伝えしたいのが、今回、私たちが挑戦する大きな目標についてです。それは、10月以降に始まる成果展(本会期)を入場無料(一部は有料)にすること

 

展示や予約不要のイベントなどはできるだけ無料化し、誰もが訪れることのできる場を実現します、その上で、体験ツアーや公演、参加者限定イベントなど、また無料エリアをより深く楽しめるツールなど、料金制が必要なプログラムも用意したいと考えています。

 

東京ビエンナーレが初回から掲げてきたテーマのひとつに「『私』から『私たち』へ」という言葉があります。「市民でつくりあげる国際芸術祭」を目指すうえで、東京ビエンナーレは新しい公共=コモンズとしての場を目指しています。

 

今回の入場無料エリア設定の基本的な考え方

 

東京ビエンナーレ2023は、幅広い人々との出会いを重視しています。熱心に来場してくださるアートファンの方々との出会いも、「アートに初めてふれた体験は東京ビエンナーレだった」となってくれるお子さんたち(もちろん大人の方でも)との出会いも大切にしたいと考えます。

 

とくにコロナ禍以降の社会において、人と人の新しい関係性をつくり考えることは、これまで以上に重要なチャレンジです。開かれた芸術祭として、できるかぎりオープンなかたちでご来場者を迎えたいと考え、私たちはこの新たな出会いの扉を開くためにも、入場無料を目指したいという結論に達しました。

 

東京ビエンナーレが皆さまと目指したいこと

 

この試みが簡単ではないことは、現在各地の芸術祭がほとんど無料制を採用していないことからも明らかですが、だからこそ挑戦すべき価値があるとも考えます。展示特性や会場の都合等から、有料とさせていただくのが相応しい会場もありますが、多くの展示等において無料化することができれば、出会いと体験の場を開放できる可能性があります。

 

リンケージ「まちが教えてくれるまち:ラーニング谷中」|西原珉(東京ビエンナーレ2023・共同総合ディレクター)と多様な参加者が、豊かな手しごとや芸術家のしごとを支えてきた谷中の歴史にふれ、このまちの不思議な懐の深さとつながります。各種イベントや映像配信、まちなか各所での映像インスタレーションも予定。

リンケージ「ジュエリーと街 ラーニング」|人に一番身近なクリエーション「ジュエリー」を再発見、再創造するプロジェクト。クリエイティブ・ディレクターの小池一子らと参加者が御徒町〜外神田のまちに専門店、職人さんを訪ね、家に眠る古い装身具をコンテンポラリー・アクセサリーにつくりかえます。

Slow Art Collective「Slow Art Collective Tokyo」(「東京ビエンナーレ2023 はじまり展」制作風景より、2022)リンケージ「大丸有アートリンケージ」|都内有数のビジネス街にして、ショッピングや飲食のまちとしても人気の大手町・丸の内・有楽町エリアで、まちと人々の新たなつながりを創出。

リンケージ「日本橋エリアを音で紡ぐ」|世界中で音を追い続け、音楽、サウンドアート、建築を融合したユニークな活動を行うMSCTY(ニック・ラスカム+ジェームス・グリア)が、日本橋エリアの時間をテーマにした作品を街に埋め込んできます。

 

 それが実現したとき、芸術祭の新しい風景が開け、新しいつながりが生まれ始める。私たちはそうした想いから、皆様のお力もいただきながら、これに挑戦できたらと考えています。なお、今回の目標金額500万円は前回のチケット収入実績等をもとに、無料開催実現に必要な予算の一部として設定いたしました。

 

東京ビエンナーレ2023は、今回が2回目の開催とまだ若く、試行錯誤も続く芸術祭ですが、だからこそできる・すべきチャレンジがあると考えています。ご賛同いただける方々、またはこのチャレンジの行方を見てみようと思ってくださる方々は、ぜひご一緒に東京ビエンナーレ2023をつくる気持ちでご支援いただけましたら幸いです。

 

本年のクラウドファンディング挑戦にあたって

東京ビエンナーレ2023|ディレクターより皆様へ

 

 

 

 

応援メッセージ

 

川村喜久(DICグラフィックス株式会社)

 

東京を真の国際都市に! 東京ビエンナーレは、経済というハードパワーだけでなく、文化芸術というソフトパワーを世界に発信して、東京の魅力を一層高めてくれると確信しています。現在の殺伐混沌とした世界に対し、日本の東京から、東洋思想の考え方を発信していく、東洋思想の一番大切な根源的な考え方は、全ての生命を大切にするという精神であり、これをいまこそ世界に発信し、世界を惹きつけ、世界から多くの共感を得られるような文化芸術祭を期待しております。

 

田中元子(株式会社グランドレベル)

 

日本では、東京都心では、現在どれだけの文化が生まれているだろうか? 文化は数えられない、それは偉人やアーチスト、インフルエンサーの数ではない。あなたが、わたしが、どれだけ自分自身を、スキルやスペックではなく、ひとつの個性、感性として生きているか、という時間の在処に尽きる。そのように生きられる場所がまちに、当たり前のように存在する、かけがえのない財産。人間であることを、味わえる場所。そこは、わたしに1円も稼がせてくれない。でも、なくてはならない。だから、ばかみたいに応援したい。応援というか、一味になりたい。わたしがより、人間であるために。

 

椿 昇(現代美術家)

 

コロナと闘ってきた仲間が会社をたたみ、長引くウクライナ戦争や、ウッドショックで若い建築家に依頼が来ない。大企業の給料がアップしても、最後にお金がまわってくるこの国のクリエイティブな現場は瀕死なのだ! この東京ビエンナーレには、建築やデザインや印刷や町工場や商店街の人たちがどっさり関わっている。アートのためだけにやってんじゃ無い、日本を支えるマイクロビジネスを応援して日本社会の生態系をしなやかにタフにしたいのだ。助ける/助けられるの未来のために、まだ会えていないあなたにも仲間になって欲しいのです。

 

藤 浩志(美術家・秋田公立美術大学教授・秋田市文化創造館館長)

 

東京には全く性格の異なる地方都市規模の魅力的な地域が、それぞれの駅を中心に熟成し、息づいています。さまざまな関心がエリアごとに全く違う形で集積し、形成されているため、単純に解釈することはできません。東京ビエンナーレの会場は、巨大な企業の高層建築物が集積する「大丸有(大手町、丸の内、有楽町)」と呼ばれるエリアから、人間スケールの活動が息づく「谷根千(谷中、根津、千駄木)」と呼ばれるところまでの広域を対象エリアとしています。そこに息づく人や企業、未知の可能性に出会いながら、新しい出来事を創造しようと試みる日本最大の実験システムがあります。それが東京ビエンナーレだと思います。

 

他、応援コメントをお寄せくださった皆さま (随時追加予定/投稿順)

※各リンク先で応援コメントをご覧いただけます

 

平野しのぶさん(Fortress Investment Group/ヤイマ・アーツ&フィルムス共同代表)

 MOMENTUM 12(ノルディック・ビエンナーレ・オブ・コンテンポラリーアート)

長谷川逸子さん(建築家・東京ビエンナーレ市民委員会 顧問)

笠井裕子さん(大丸松坂屋百貨店 未来定番研究所)

寺島千絵さん(フリーランス アートマネージャー)

卯野右子さん(アート・コミュニケーター)

松浦秀範さん(株式会社東京ドーム 業務部 副部長)

栗生はるかさん(一般社団法人せんとうとまち代表理事/文京建築会ユース代表)

海老原義也さん(海老原商店を活かす会代表)

幸田フミさん(FUMIKODA CEO兼クリエイティブディレクター)

田中勇さん(ジュエリータウンおかちまち会長)

 


プロジェクトに関するご留意事項

 

○天候や社会情勢などやむをえない事情により東京ビエンナーレが予定通り開催できない場合は、開催延期・別の方法での開催を検討することとし、ご支援金の返金はおこないませんのでご了承ください。

○本プロジェクトへのご支援は寄付金控除の対象にはなりませんので、予めご留意ください。

○ご支援確定後の返金やキャンセルはご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

○支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

○本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、READYFOR利用規約の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。

○なお、ご支援後にアカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されませんのでご注意ください。

○ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。

 

プロジェクト実行責任者:
中村政人(一般社団法人東京ビエンナーレ)
プロジェクト実施完了日:
2024年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

東京ビエンナーレ2023の開催・撤収・活動報告の作成にかかる資金に充てさせていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
国および自治体の補助金等、企業協賛などで補填いたします。

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リターン

30,000+システム利用料


【4/21追加】有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験

【4/21追加】有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験

【第一目標達成への感謝の気持ちを込めて追加決定!】1652年創業、上野で伝統技法の組紐づくりを営む有職組紐 道明の工房を見学後、職人が使う本物の道具と絹糸を使った組紐アクセサリーづくりを体験できます(ピアス、イヤリング、ブレスレットを選択可。仕上げて後日郵送)。※予定所要時間約2時間

●サンクスメール
●開催報告書(PDF)
●WEBサイトにお名前掲載(希望制)
●会場にお名前掲載(希望制)
●公式図録にお名前掲載(希望制)
●【CF限定】ステッカー
●【CF限定仕様】東京ビエンナーレめぐり・ブックレット
●公式グッズ(ノベルティ)
●【CF限定】オンライントークイベント*1
●有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験*2

*1 2023年7月〜2023年10月までの実施を予定しております。視聴方法は2023年6月までにご連絡いたします。
*2 2023年7月〜2023年10月までの実施を予定しております。詳細は2023年6月までにご連絡いたします。現地までの交通費・宿泊費はご負担ください。

申込数
7
在庫数
3
発送完了予定月
2024年5月

5,000+システム利用料


サポーターコース|5千円

サポーターコース|5千円

特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く芸術祭に充てさせていただきます。

●サンクスメール
●開催報告書(PDF)

申込数
24
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

30,000+システム利用料


【4/21追加】有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験

【4/21追加】有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験

【第一目標達成への感謝の気持ちを込めて追加決定!】1652年創業、上野で伝統技法の組紐づくりを営む有職組紐 道明の工房を見学後、職人が使う本物の道具と絹糸を使った組紐アクセサリーづくりを体験できます(ピアス、イヤリング、ブレスレットを選択可。仕上げて後日郵送)。※予定所要時間約2時間

●サンクスメール
●開催報告書(PDF)
●WEBサイトにお名前掲載(希望制)
●会場にお名前掲載(希望制)
●公式図録にお名前掲載(希望制)
●【CF限定】ステッカー
●【CF限定仕様】東京ビエンナーレめぐり・ブックレット
●公式グッズ(ノベルティ)
●【CF限定】オンライントークイベント*1
●有職組紐「道明」工房見学&組紐づくり体験*2

*1 2023年7月〜2023年10月までの実施を予定しております。視聴方法は2023年6月までにご連絡いたします。
*2 2023年7月〜2023年10月までの実施を予定しております。詳細は2023年6月までにご連絡いたします。現地までの交通費・宿泊費はご負担ください。

申込数
7
在庫数
3
発送完了予定月
2024年5月

5,000+システム利用料


サポーターコース|5千円

サポーターコース|5千円

特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く芸術祭に充てさせていただきます。

●サンクスメール
●開催報告書(PDF)

申込数
24
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月
1 ~ 1/ 29

プロフィール

東京ビエンナーレ2023は「東京の地場に発する国際芸術祭」。東京のまちを舞台に、世界中から幅広いジャンルの作家やクリエイターが東京のまちに集結し、まちに深く入り込み、地域住民の方々と一緒に作り上げていく新しいタイプの芸術祭です。

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