排泄機能にハンディキャップを持つ人達の、生の声を広く伝えたい！

今回は、東京ストーマリハビリテーション講習会を修了した当院の病棟看護師による研修会の様子をご紹介します。

写真は、ストーマを造る前に必要なストーマサイトマーキングの研修です。

講習会を終了したナース達は、講習会で学んだ知識や技術を自分自身が実践するだけでなく、ストーマケア指導者として、病棟内でリーダーシップを発揮し、ストーマケアの知識や技術の底上げに貢献しています。研修会では、単に知識や技術を学ぶだけでなく、患者さん体験も行います。実際に患者さんの立場になって体験することで、手術に対する不安や恐怖を少しでも和らげることができるよう、患者さんに対してどのような時にどのような声かけが必要か、体に触れる時の力の入れ具合など、細かいところまで学びます。

このように、ストーマリハビリテーション講習会は、ストーマケア指導者を育成することで、各施設のストーマケアの知識、技術の普及と質向上に大変役立っています。昨年はCOVID-19感染拡大の影響を受け、東京ストーマリハビリテーション講習会が中止となりました。皆様のご支援を受け、今年こそは開催できることを願っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（東京逓信病院WOC認定看護師　秡川恵子）