ロベケ国立公園での、マルミミゾウとの最初の出会い

ページをご覧いただき、ありがとうございます。UAPACAA国際保全パートナーズの岡安です。今回のクラウドファンディングを企画するに当たり、前回のランドクルーザー買い替え支援ではどんな流れだったか振り返っています。

そして新着情報の中に、ロベケのマルミミゾウと初めて出会った時の回想録があり、現代の野生動物の密猟の厳しさが、改めて思い起こされました…。

これが、第1回クラウドファンディング当時はたかだか7年前の話だったのですが、たった2年足らずで、さらに想定外の事態が起こり、現場の状況も大きく動いてしまいました。

自然保護活動にとってパンデミックの影響が怖いところは、感染拡大防止対策のために人々の動きに制限が加わることです。これは被害を最小限に食い止めるためのイロハ、必須の大原則ですのでやむを得ないのですが、密猟防止対策にとっては痛恨の事態。国境をまたいで神出鬼没の国際密猟団に対抗するには、ジャングルの中でパトロールするレンジャーと地元コミュニティの協力者たちだけでなく、国立公園の事務所、地方警察や中央政府、さらにはサンガ多国間保護地域に関わる3カ国が連携して、ことに当たる必要があるからです。

ただでさえ遠隔地のロベケでは、普段でも物資や機材輸送に時間がかかりますが、このパンデミックで困難に輪がかかったことは想像に難くありません。そんな中で以前と同じようにパトロールを続ける努力をしている現場スタッフや、コミュニティメンバーの協力には本当に頭が下がります。

そんな彼らに、少しでも安全を届け野生動物のために働いてもらえるように、今回のプロジェクトは企画されました。

皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。