
支援総額
目標金額 4,000,000円
- 支援者
- 397人
- 募集終了日
- 2019年6月28日
【あと1週間ありません!】野生 ー Wildlife
ページをご覧いただき、ありがとうございます!
UAPACAAパートナーズの岡安です。いよいよ猛ダッシュのラストスパートに入ってきました。
このプロジェクトを始める時に、Ready forの皆さん、また友人たちに、「とにかくゾウの画像、映像をたくさん使って、事態の深刻さを具体的に説明した方がいい」とアドバイスをいただきました。
最初はなるほどと思ったのですが、ロベケに行っている間のことを思い出してみると、何か違う。そうなのです、ロベケを初めアフリカ中部のマルミミゾウたちは、
⇩こんなジャングルの中で、⇩こんな時間帯に動き回るのです...
東アフリカのケニアやタンザニアで、群れをなしているサバンナ性のゾウたちと違い、マルミミゾウは単独性が強く、どちらかというと夜行性で、暗い中、深いジャングルを縦横無尽に歩き回ります。ですから、純野生のゾウに出会うのは至難の業ですし、危険でもあります。うっかり驚かせて怒らせてしまうと、あの巨体でうっそうとしたジャングルの中を、信じられない猛スピードで追いかけてきます。それだけではなくて、危険人物と思われる相手は、踏みつぶすか牙で突き刺すか噛みつくか、致命的なダメージを与えるまで攻撃するのです。
そんなわけで、丸腰で動物を観察している私たちは、森でゾウの気配を感じたらまず逃げます。十分、距離を取ってからでないと、怖くて振り返ることもできません。アジアのゾウと違い、アフリカゾウは気性が荒くて慣れない、というのがよーーくわかります。
それでも、やはりマルミミゾウは気高くて、ジャングルの王者の貫禄十分。たまに安全な距離から観察できると、我を忘れてしばし見惚れてしまいます。
ロベケ国立公園には、マルミミゾウやゴリラたちが大好きなカヤツリグサが生える、スワンプと呼ばれる湿地帯があちこちにあります。やぐらを組んで高さ5メートルから10メートル程度の観察台が設えてあり、二間に区切った小屋の中から、動物が観察できるようになっています。
エコツアーを盛り立てて、地域の人々と国立公園の現金収入を増やし、人と自然の共存を実現する、そんな目標のために建てられた観察小屋ですが、2012年に初めて訪ねた時のこと。
これだけの高さがあれば、ゾウの側もよくわかっていて、普通は人間が上で観察していても、気にせずに水浴びしたり葉っぱを食べたり、国立公園の中ですからそれなりに守られて、くつろいで過ごすものです。
ところがジャンギと呼ばれる、少し奥まったスワンプまで出かけると、一向にゾウが出てくる気配がありません。観察台の周りの小道には、いやというほど大きな足跡とフンが転がっているのに...。
さすがに夜になれば、お腹が空いて出てくるだろうと、そのまま小屋に泊まって観察することにしました。
すると予想通り、夜9時を過ぎたころに、ブホホホーというゾウの鼻息と、バシャ、バシャと水をかき分けて歩く音がしてきました! しかもモワッというけもの臭も押し寄せてきて、群れでやってきた様子が小屋の中からもわかりました。
私も10年ぶりのジャングル、しかもマルミミゾウとのご対面とあって、暗くても何でもとにかく観るんだと、気持ちが昂ります。驚かせないようにと抜き足差し足、小屋の扉を開けてベランダに出てみると...。
いましたいました!! 大きなオスを先頭にした群れがゆっくりと、小屋のすぐ脇のけもの道を通ってスワンプに入っていきます。
「ここで慌てたらイカン!!」と気持ちを落ち着けようとしますが、あいにくなことに、今夜は新月で辺りは漆黒の闇。ブルブルという鼻息、ブシッと水草を鼻でちぎる音はすぐそこでしているのに、まったく姿が観えません。
「ちょっとだけ、ちょっとだけ」と、持っていたペンライトの光を、掌でさらに暗く保ちながら、メスが何頭いるか?仔ゾウは?と数えようと、手すりから少し身体を乗り出した途端...オスの目がキラッと光ったと思ったら、こちらのライトに気づいて、大きな大きな「パオーン」の警戒警報発令です。
それから一瞬で、10頭はいたと思う群れが、もう”脱兎”のごとく踵を返し、森の奥へ走り去ってしまいました。
私はこのとき初めて、現代版の密猟の深刻さに気づいたのです。
観察台に人間がいると分かったとたん、怒りもせずに一目散に逃げるゾウたち。頭のいい彼らは、一瞬にして自分と相手の力の差を感じ取ります。ジャンギのゾウたちは、「観察台の人間」は極めて危険と、すでによくわかっていたようでした。
地元のハンターが、簡単なライフルを持って猟をする程度では、ゾウたちはこんな態度は取りません。前述のように、逆に下手をすると人間側が命を落とすような、ちょっとやそっとでは駆逐されない大型野生動物の代表です。
それが、あんな何十年も生きていそうな、知恵も力もありそうなオスゾウが、ほんのチラ見で退散するほど、高度に武装した密猟団がジャングルを徘徊している、観察台にも入り込んで、高みから自動小銃で一瞬にして皆殺しにする、その場面があまりにもリアルに立ち上り、背筋が凍りました。
人と動物の共存の象徴になるはずだった、ジャングルの中の観察台。それが人が少ないことをいいことに、密猟団に好き勝手をさせる舞台になっては本末転倒です。すぐに徹底管理の通達が回り、すべての観察台が厳重に施錠されました。
今や密猟問題は、人の住む国立公園周辺ではなく、人里離れたジャングルの奥へ行くほど深刻なのです。そんなところへパトロールに行くには、”暗躍”する武装密猟団に遅れをとらない足回り、ランドクルーザーが欠かせません。
観察台に定期的に泊まり込んで、スワンプに出てくる動物たちをモニタリングしている地元の若者たちにとっても、しっかりした車がプロジェクトにあるかないかで、活動の効率が大きく違ってしまいます。
2012年に観たゾウたちの態度が、密猟者がいなくなって懐柔するときが一時も早く来るよう、ランドクルーザーを無事に買い換えることができるよう、皆さまのお力添えをなにとぞよろしくお願いいたします。
リターン
10,000円

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■メルマガ配信(1年間:不定期ではありますが、野生動物の保護活動の様子を今後も追っていただけるよう配信いたします。UAPACAA会員様に配信しているメルマガです。)
■森の動物たちの紹介動画:これまで撮りためた写真のスライドショー&動画でまとめます。*URLで共有
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- 申込数
- 125
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年8月
3,000円

お気持ちコース
■感謝の気持ちを込めて、サンクスメールをお送りします。
- 申込数
- 146
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
10,000円

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