刺繍難民にならない！ガザ難民女性300人の尊厳を守るモノ作り

こんばんは。パレスチナ・アマルの北村です。おかげさまで２６人のサポーターさまからご支援いただき、開始６日で2９％達成しました。ご協力くださいましたrurubakuさん、sagnieさん、ミソノさん、ShimakoTakeuchiさん、Yukari Sugiyamaさん、リックさんありがとうございました！

 

立ち上げて５日で20％を超えると、90％の確率でプロジェクトが成功するそうで、担当キュレーターからも心強いお言葉をいただきました。

 

サポーター様のなかには、ブログをご覧くださったことがある方もおられるようですが、このプロジェクトでご存知になられた方もいらっしゃるかと思います。自己紹介代わりに、北村がなぜプロジェクトを立ち上げるにいたったのか、お話しいたしますね。

 

私がパレスチナと関わるようになったきっかけは、大学時代の友人の案内を受け、1999年に医療系NGOに参加して、ガザのPRCS（パレスチナ赤新月社“アラブ版赤十字社”）のリハビリセンターでボランティアをしたのがきっかけでした。

 

広河隆一さんの親書２冊読んだだけで、飛びこんだパレスチナ。渡航前は虐げられているかわいそうな人たち、という印象でしたが、実際は貧しくても明るくて、たくましくて、ホスピタリティーに厚くて。その精神性の高さに、すっかり魅了されました。

 

友人宅で着せて頂いたパレスチナ刺繍ドレス

 

ところが、パレスチナの状況はますます悪くなり、そのうちガザは完全封鎖されてしまいました。そんなパレスチナのために、ビジネスを通して貢献できればと2013年パレスチナ・アマルを立ち上げました。

 

でも、ガザは完全封鎖されていて、モノの流通も人の移動も厳しく制限されているため、私が扱えるのはヨルダン川西岸地区のものばかり。ガザのものを扱って、ガザに貢献したい！　そう思っていたところ、思い出したのが一枚のショールでした。

 

薔薇の刺繍ショール復刻版

 

1999年にガザで買ったパレスチナ刺繍。1８年愛用しているものです。国連（UNRWA）のパレスチナ刺繍プロジェクトSulafaでつくられたものでした。

 

国連のものなら、ガザから流通できるかも！

 

2017年、国連（UNRWA）の保健局長である清田先生にお願いをして、アマルでSulafaの商品を扱えることに。品質が高くて素敵な刺繍なのですが、日本では知られていないので、昨年クラウドファンディングを立ち上げて、ブランディングのためのブランドブックとHPを作成しました。

 

そして、いよいよ販売を展開しようと思った矢先に、アメリカからの国連（UNRWA）への拠出金が半額凍結されるというニュースが。Sulafaの活動継続が危うくなってしまいました。

 

それでも需要が高まれば活動継続もできる、とのことなので、日本人のニーズにあった商品開発を行うことができれば、と今回のプロジェクトを立ち上げたわけです。

 

NHK（関西）にも取り上げていただきました。動画はこちら。

 

ガザ難民女性300人の営みと、誇りと、尊厳を守るためのプロジェクト。

 

どうぞ、応援よろしくお願いいたします！