【ご報告】ゲスト出演：佐々木俊尚さん『REALVOICE』上映&トークセッションを開催しました

首都圏若者サポートネットワーク事務局長の池本修悟です。

昨日9月8日、霞が関ナレッジスクエアにおいて佐々木俊尚さんをゲストにお招きし、児童養護施設で育った若者や虐待を受けていたが保護されなかった若者などの生の声を発信することを目的としたドキュメンタリー映画『REALVOICE』上映&トークセッションを開催しました。

月曜の夜にも関わらず、社会的養護関係者や子ども若者支援に取り組まれている方など50名の皆様にご来場いただきました。

90分間『REALVOICE』を観たあとに首都圏若者サポートネットワークアンバサダーで『REALVOICE』監督の山本昌子さんと文筆家の佐々木俊尚さんのトークセッションが行われました。

山本さんが自分自身を含め当事者には「まずは自分の話を聞いてほしいという気持ちがある」と語り、メディアが当事者を取材する際に当事者は現在の活動や今後への期待を報じてもらいたいのに、過去の悲惨な部分を切り取られることに寂しさを覚えるという話をされました。

佐々木俊尚さんは過去に3回『REALVOICE』を観たそうなのですが、山本さんの二人のメインキャストへのインタビューの聴き方について「もっと踏み込んで質問したがる人が多い中で、遠慮がちに、下から支えるように話を引き出している」と表現し、当事者の語りを無理に引き出さず、相手の心のペースを尊重する手法として評価されていたのが印象的でした。

トークセッションの後半は『REALVOICE』に出演した5名の若者が来ていたので、５グループに分かれ自己紹介と感想シェアを行いました。こども家庭庁からも10名の皆様が参加し、３０分ほどの短い時間でしたが各グループ盛り上がり立場を超えた出会いの場になりました。

最後は全員で全体写真を撮り無事会を終えることができました。改めて『REALVOICE』を観て皆さんと語ることの意義を強く感じました。ご来場をいただいた皆様、ご参加いただきありがとうございました！