こんにちは!「和ルミネーション」実現を目指しつつ、

引き続き和傘の魅力をお伝えしていきます!

…傘の出番の季節となり、和傘とは何か、和傘の面白さを

知っていただくのにも良い季節かも知れませんね!

 

【和傘職人 小林さんご紹介】第2回目は、小林さんが想う和傘の面白さ、

和傘をつうじて日本を知ることについて、

小林さんの語りのままお届けします。

 

 

和傘は「昔の人たちの知恵の集大成」

 

傘張り前の和傘                                                                                           

 

 

 日本のものだけでなく、世界中にあるものはすべて、自分では考えられないようものを見つけてつくられており、すごく面白いなと思います。

たとえば和傘は、真竹という竹の特性を十二分に活かして、「竹はこういう構造のものだから、こういう風に使えば、こういう風にできる」という理論がちゃんと昔の人にあってつくられています。残念ながら現代は、理論や理由を忘れてしまい、しっかりと理論を考える人は少なくなっています。良いものをつくるために、この材料はこうだから、こうあるべきだ、そういう本当の良いものをつくるための理論が、本来は和傘につまっています。

 

 和傘を持つ人が増えたら良いなという想いはあります。ただ、「じゃあなんで和傘を持たないか?」となった時に、理由として挙げられるのは、「知らないから」っていうことがあると思うんですよ。じゃあ知らないなら、知っていたら使うことがあるかも知れない、知ってもらえば良いじゃないかという考えが自分にはあるので、和傘とはどのようなものかを知ってもらうための活動をしています。

インスタグラムSNSで写真をあげて、「あ、こんな使い方もあるんだ」とか「これは面白い」とか、そういう発見も含めて、「和傘とはなんぞや?」ってことを、筋を一本通して見せていければ良いかなと思っています。昔の人がつくってくれて、考えてくれて、残してくれたものだったら、今いる人間がそれを残そうとするのは、後の世代に対しての責任だと思っています。

 

 

「日本ってすごく面白い」

 もともと僕は、「外国人になりたかった日本人」だったんですよ。日本人のほとんどの人たちは、どこかで外国人になりたいと思っているんじゃないのかな? たとえば、髪を染めるのも、アメリカ人とかイギリス人、世界中全員が黒髪だったら、わざわざそんなことはしないと思う。だから、ただ単にカッコつけたいから髪を染めるっていう理由だけじゃないところがあると思うんですよ。それは西洋文化へのコンプレックスもあるのかなと思うんですけど。自分自身が昔から、「外」「西洋」しか見ていなかったんです。西洋文化しか見なくて、日本文化をカッコ悪いと思って育って、そのまま大人になった。でも逆にふり返って日本を見てみたら、「日本ってすごく面白い」ということに気がついたんです。

 

倉敷美観地区にて                                                                                             

 

 本当に、誰かが何かをしないとこの国の文化はなくなってしまいます。悪い言い方をすれば、それは国を、文化を自殺させようとしていることを意味するんだと思うんです。そして、自分もその一人だった。でも、外ばかり見ていて、ふとふり返ると、日本にもすごく面白いことっていっぱいあるんですよ。

大げさかも知れませんが、「実は使ってみると面白い」「こういう風な考え方がつまっていて、これはこの国だからこそ出来たものなんだ」っていうことを考えることは、「日本人とはなんぞや?」ってことを考えることにつながっていると思っているんです。日本人であるからこそ、「日本ってなんやろう?」って問うのは当たり前のことだと思ったりしますね。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回は、小林さんが和傘づくり、人生において大切にされてきた、

「物事の意味を考える」ことについてお伝えしますので、お楽しみに!

 

皆さまと和ルミネーションを実現できますよう、

あたたかなご支援・ご参加をよろしくお願いいたします!!

 

 

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